つい最近、OpenCLという標準技術が正式発表された…というニュースを読んだ。これは流行り?な感じもするGPGPUをおこなうための仕組み…ってことのようだ。既にNVIDIAのCUDAのように各ベンダー単位では、そうしたGPUを活用する手段は用意され始めているのだけど、やはりベンダーに依存しない形が望ましいっていうことで、多くの企業が標準化した…というのがOpenCLってことなようだ。
GPGPUはOpenGLと協調してもっとグラフィック処理なんかを高速化させるのにも役立ちそうだし、そうでなくても演算とか、並列処理が必要な処理をすごく高速化させるっていうポテンシャルがある。
で、話題にするのは何故かって言えば、これがApple発の技術で、Snow Leopardに搭載予定されている(初の実用化)だけでなく、携帯なんかでも利用することが想定されているっていうこともある。
上図はケータイなどで使われることを想定したOpenCL EPに関してのプレゼンなんだけど、「あなたの手にスーパーコンピューターを」っていうのは単純にわくわくする。図版では応用の一例として「GPS携帯でランドマークとか建物の画像認識処理をし、ネットから関連情報を取得する」っいうようなことが書いてある。他にも3D処理などイロイロ…。
いずれにしても、Macで実現される技術でもう少しするとその実力を見ることが出来るだろうし、近い将来iPhoneなどでも搭載される可能性が高いと考えられると、なんだかワクワクしてくる。
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