2009/01/09

スマートフォン・ブレイクの時代、到来か

CESでPalmの新しい機種Palm Pre、そしてその上で動作する新しいOS、Palm Web OSが発表…いきなり、Palmがメインの話題になる…という“まさか”な展開になった。なかなかよく出来たマシンに仕上がっている…という印象で、iPhoneのライバルになりそうなポテンシャルを十分に感じさせる。

ジョン・ルビンスタインなどの元Apple幹部がPalmに移籍…という記事を以前に読んだときには「何もわざわざ死地に赴くこともないだろうに…」というに…と思ったのだけど、やはり何らかの賞讃はあったということなのだろうか。

昨年来のiPhoneのブレイクに続いて2008秋(日本は2009年予定)にはGoogleのAndroidが登場、そして今回のPalm Pre…とすっかりいままでのスマートフォンの地図を書き換えてしまう可能性をもった新しい形の携帯がワラワラと市場に出てきた。

ものの本には“キャズムを超える”と、新規参入なども含め、うわっと新しいモノが一斉に登場してくる時期があるという話を読んだ。飽和が言われている携帯電話市場だけど、今度は「スマートフォン」というか“手のひら”コンピューターという新しい分野(もしくはサブジャンル)がブレイクしようとしている兆しなんだろうなと思う。

初期PCやMacの怪しさも含めた面白さが少なくともiPhone用アプリなどにあり、使っていて楽しいことこの上無い。そして、自分と一緒に持ち歩く…という本当に“パーソナル”なコンピュータはiPhoneなのでは?と思う事もしばしばだ。これからまたコンピューティングの姿は変わっていくかもしれない。