2009/01/19

Lifehackingという言い回し方


Magnetic letters by Gaetan Lee

ライフハックという言い方がある。この言い回しはあざといんじゃない?という話を知人からされた。でも逆にうまい表現なんじゃないかな…と思っている。

ライフハックと言ってもGTDのようなテクニックから、各種Webサービスをうまく使って便利に…というイマドキの話、果ては下手をすれば昔からあるような“知恵”とか“コツ”に近いようなモノまで、まとめて総称している。そうした話を“生産性向上”とか効率…なんて言い出すと、なんかベタベタな雰囲気がしてしまうのに“ライフハック”ならどこか「面白そう」と感じてしまうのが不思議。軟派なことはわかっているのだけど、そういう楽しそうな気分も大事じゃないかな。

やはりネーミングってやっぱり大事なんじゃないの?と思っている。
そういえば、サイバーパンクで有名なSF小説家ウィリアム・ギブスン の作品中に「カーボローディング」という言い回しがあった(確か作品“あいどる”の中と記憶している)。要は炭水化物摂取のことを言っているんだけど、「カーボローディング」と言い回すといきなり雰囲気がサイバー。“腹が減っては戦はできない”なんて言い方なら、いきなりベタな雰囲気になってしまう…。尚、その「カーボローディング」の言い回しは、登場人物が近未来日本でラーメンを食べる際に出た台詞。