2009/01/16

オバマ次期大統領は運がいい…のか?

実力はもちろんなのだけれども、やはり「運がいい」と他の人たちに思われると、周りがついてくるという事が往々にしてある。米国で起きた飛行機事故…ただし犠牲者は無かったというニュースを見て、オバマ次期大統領は「運がいい」のかもしれない…と思った次第。

ハドソン川の奇跡とすら言われる今回の出来事、機長らが完ぺきな水上不時着を実現するなどして航空史に残るほどのことだったとか。最悪の事態なら市街地に墜落…などもあり得たとのことで、そうなれば来週の就任式は沈痛なものとなり、「新しい船出」に大きく水を差されたに違いない。

もちろん、初の黒人大統領まで上り詰めるためには逆に今回の件以外でも、経済危機が逆にプラスに働くなど、様々な面で今のところオバマ氏は強運と僕は感じる次第。

本ブログは全然政治的な内容ではないのだけど、本日はちょっと様々なことで「運が良い」、「運が強い」という側面を書いてみたくなった。

一方で、退任するブッシュ大統領は各人の政治的立場で評価はあると思うのだけど、かなり「運が悪かった」とは思う。「去り行く大統領に」という政治系ブログのエントリでは不運の総ての始まりは、あの「9・11」であったと評され、同事件以降に今も続くアフガニスタン、イラクなどの戦争に突入していく…。そして現在の経済危機も遠因は911にあったという意見もある。

さて、あの事件がなければブッシュ大統領はどうだったのだろう?現実に対してIfを言っても始まらないのだけど、アホ扱いされる前に、ブッシュ大統領はやはり「不運」だったのかもしれない。

やはり「運が強い」と思われることは、それだけで大きなメリットなんだろうな。日露戦争で東郷提督が抜擢されたのも「運がいいから」事が理由とか聞きかじったことがある。最近だと内容はともかく、小泉前首相は運がいいと言われていたなぁ(運が良かっただけで内容が伴っていないというネガティブな批判も含めて)。

以前にもちょっと触れて、気になっている本にidea*Ideaで紹介されていた「前田義子の強運に生きるワザ」というのがある(今週末に読む予定)。

自分を強運に見せることが大事というのだ。だれでも運の悪い人のそばには行きたくない。逆に運がいいことばかり話している人のところには人が集まってくる。人が集まれば情報が集まってくる。そして情報が集まれば運も集まってくるのだ。という下りは素直に納得する。

「本当に」強運かどうかは本人の努力でいかんともしがたい。特に冒頭の米国の事故やテロ発生などは、手も足も出ない。

残念な事に(幸運な事に?)僕や本ブログを目にされる方のほとんどは、国の指導者ではないだろうから、そうした事より「どれだけ自分を『運が良い』と見せるか」というアプローチをとって日々のビジネスをやってみるというベクトルで「強運」を考えるのが面白いと思う。

本当に幸運ならそれはそれでOKなのだけど、僕も含め大抵の人たちはそうも言ってられない。その中であえて「自分は強運」と見せる工夫というのは一種のビジネスハック(というかマインドハック?)だろうか?そんな工夫をちょっと考えながらできるものは実行してみたいな…と思った次第。