Rauru Blogエントリ「なぜ日本で起業家が増えないか」にて、日本人は頑固職人
気質なところから、起業に向かないのではないか?という話を掲載している。
日本人は勤勉だが同時に面倒くさがり屋でもある。決められたこと/やらなければならないことは勤勉にこなす。にも関わらず、面倒な手間を自分でやりたがらず、他人任せにする性質も強い。
そうした頑固職人の潜在意識が、“起業”をする上で躊躇させる大きな原因なのでは?ということ。これは多いにある…というか、自分がなぜ起業しないか?というかなりの理由が自分の持つそうした気質だろうなと思い当たる。
自分にとって制作作業は良い。コーディングも没入できるなら楽しい。製品企画はそれなりに自信があるかも…でも資金繰りの心配〜投資家との折衝、税金、場合によっては補助金申請…そういった(だけど重要な)話は正直面倒なんで勘弁してくださいという感じはある。そうした部分、誰かやってくれないと死んじゃうかも…とは思う。
表現として頑固職人
と言うと、どこか「ものづくり」の分野だけな印象があるのだけど、日本ではそれが多くの分野でそうした気質の可能性もある。以前に司馬遼太郎のエッセイを読んだとき、日本人は何でもすぐ「道」にしてしまう
という表現があった。柔道、茶道はもちろんのこと、商人すら商人道…などと、すぐに極める方向性に行ってしまう考え方が特に日本では強いという内容。今回の頑固職人
の話と少なからずオーバーラップする。
|