2009/04/29

GR Digital IIを入手した

2週間前のことになるのだが、リコーのデジカメGR Digital IIを入手した。手頃なコンパクト機が欲しかった事、気になっていたGR Digital IIの価格が安くなっていた事、そしてEye-Fiを活用するために、SDカードが使えるカメラが欲しかった…という3つの理由による。
2007年に登場したこのカメラは様々な人たちが使って、評判の非常に高いカメラなのでネットではコメントなどは言い尽くされている。僕が今更何か書いても特にコレと言って“新しい”内容は無いかもしれない。

発売開始されてからかなり時間の経過したこのカメラ、実際に使ってみると非常に「道具としての満足感」が高いことがわかる。流行の顔認識は無い、ズームレンズすら無いという潔い仕様だが、一方で、ダイアルなどの配置は小型にも関わらず、ここにあるべきだろう…という所にちゃんとある。また、持った時の感触やダイキャスト・ボディの質感などのスペックには出てこない部分が非常に良い。カメラを好きな人のツボをかなりキチンと捉えてくれているのが嬉しい。

さらに面白いと思うのは、GR Digital IIをリコーの銀座などのサービスセンターに持ち込み、レリーズ(シャッターボタン)の固さ調整のほか、レンズネームリング交換サービスによりレンズ表記文字をブラックに変更してもらえるといったサービスが用意されている。僕は購入したその足でそうしたサービスを受けて来た。リングネームをブラックにするのはマクロ撮影時の映り込みを無くす事が目的なのだが、単純に売っているままではないカスタマイズをすると、どこかマニア心がくすぐられて嬉しくなるものだ。

コンパクトデジカメ満足度1位はGRのリコー!によれば、リコーがユーザーの満足度が1位、それも購入後に満足度が上がるというリサーチ結果が出たとの事だが、それに完全に同意したい。今回入手したGR Digital IIは毎日のように使っているし、仮に今後、次のコンパクトカメラを考える事になった場合には、まっさきにGR後継機を候補にするだろう。

2009/04/26

デジカメをスキャナがわりにするユーティリティーPrismo

デジカメはあるのに、スキャナは無い…そうした状態で例えば本の表紙やCDジャケットなどを遠近感無しにキレイに撮るのは至難の業。そうした要望に応えるアプリとして紹介されていたのがPrizmo: Scanning via a Digital Camera « AppStormで紹介されていた。


Prismoが起動したら、画像をドラッグ&ドロップ。

使い方は極めて簡単で、Prismoが起動したら、処理したい画像をドラッグ&ドロップする、もしくはカメラアイコンをクリックしてiPhotoから指定する。


四隅の矩形を指定すれば、その部分だけがゆがみの無い状態で取り出される。

読み込まれた画像に対して、半透明の青い矩形の四隅を本の表紙などの四隅に合わせる。そうすると、遠近感がついて歪んでしまった本の表紙を補正してウィンドウ左のように表示してくれる。

尚、上記の正方形の表紙のようにイレギュラーなモノは、最初は縦横比がおかしいかもしれない。ウィンドウ左側に表示される補正済みの画像もドラッグして縦横比を変更できるほか、クロップアイコンをクリックして縦横寸法を数値入力することも可能。

上記の操作をPhotoshopで行う事も可能だが、思ったよりかなり面倒なのが正直なところ。こうした用途に特化したアプリ…というのもまた面白い。僕がこのアプリに興味を持ったのは絵画作品など大きなポスターや、LPのジャケットなどをちゃんと取り込むときに便利だと思ったため。A4以上のモノはなかなかスキャンしにくいし、スキャナもかなり高価になる。そうした用途では、このPrismを利用した方が遥かに便利な感じがする。

2009/04/21

目覚まし

本日はMacやiPhoneなどの話題から離れて目覚ましについて。現在、個人的に生活態度改善キャンペーン実施中…なるべく6時には起床して、朝食後にウォーキングを行うようにしている。しかし、長年の夜型の習慣の殻を破るのはなかなか大変なもので、朝の目覚めは決してスッキリいかないのが悩みになっている。

上記に掲載した写真は、その一筋縄ではなかなか起きない僕を叩き起こすための目覚まし時計達。左の写真の目覚ましは深沢直人デザインのブランド「プラスマイナスゼロ」のモノ。非常にコンパクトで、ベッドから一番遠い本棚に置いてあり、これを止めるにはベッドから確実に出る必要がある。

右の目覚ましは、ガジェット系でも以前話題になったナンダ・クロッキー。こちらは、目覚まし音がかなりランダムでしかもうるさい。その上、起きないと走り回る…というかなり凶暴な代物 - 目覚まし界で“目を覚まさせる”という機能では、なかなかイノベーティブなところが気に入っている。これを止めるには当然ベッドから出なくてはいけないし、寝過ごすのは至難の業と思われた。

これだけあれば、まず大丈夫だろう…と思ったのだが、敵(つまり自分)はなかなか油断のならないヤツのようで、ほぼ意識の無い状態で2つとも止めてまた眠る…という攻撃をするのには、我ながら呆れている。仕方が無いので、なるべく寝る前に置き場所を毎回変更するという方策を行って、少しはマシになった次第だ。

一方で、いきなりショッキングな音で目を覚ますのは、睡眠の質とか脳の働きの面で良く無い…という調査結果もあるらしい。現在考えているのはiPodなどでまずは音楽を流して、浅く覚醒させ、それでもしぶとく起きない場合には上記の目覚まし時計による波状攻撃…という2段構えにしようというアイデアだ。さて、どうなることか。また改めて報告することもあると思う。

2009/04/19

シンプルな機器セットアップになるよう心がけ始めた

最近、いろいろと機器を買い揃えている。フリーランスとして仕事をするための最小設備だが、それでもなるべく自室がモノモノしくないように、シンプルで仕事しやすい環境であるよう気を配っている。結局シンプルな環境を作らないと効率は上がらない。便利になる…と思って手に入れたモノに囲まれて非効率な状態になっては本末転倒だ…という今までの行動の反省からそう思う。
具体的にはなるべく以下の事を考えてモノを入手している。

  • 本当に必要なものなのか?
  • もっと小さいモノ、複合で数を減らせるものは無いか?
  • 使わないときはコンパクトに収納できるか?
  • ワイヤレスで使えるようにならないか?

1. 本当に必要なものなのか?: 中でも必要性を熟慮するのは大事なことかもしれない。ネットで話題になっていたりすると、新しもの好きの自分は後先考えずに欲しい…と思ってしまうことも多い。昨年末にもかなり呆れるくらいの“燃えないゴミ”を出した。こんな事をやっていては時間もお金も無駄にしてしまう。無節操におもしろモノを手に入れるのはもう止める事にした。また新製品に飛びつくよりは、30日ルールで、まずは熟慮する。特にガジェット類の場合はその30日の間に(失礼な言い方かもしれないが)「人柱」な方々が買って、良い点/悪い点など一通り判断材料もそろうので、その後に自分の購入を判断しても遅く無いという考えになった。(本ブログで「買った」と言っている際は、割合ネット内のアーリーアダプター系な人たちよりワンテンポ遅れている…というか意識的に遅らせている。)
また、熟慮中には次項以下の事を検討要件として考えてみることにしている。

2. もっと小さいモノ、複合で数を減らせるものは無いか?: ガジェット山盛りの部屋を指向するならともかく、なるべくサイズが小さいこと、また複数の機能を1つにまとめてある機器を手に入れるのがシンプルでスッキリとした環境には望ましいと思う。具体的に新しいプリンタ入手に当たってはスキャナ+プリンタ+ファクシミリ(使用頻度は高く無い)が一体となった複合機エプソンEP-901Fを選択し、かわりに7年前に入手したスキャナやファクシミリなどの機器を処分したことで、かなり占有スペースが減った。また無線LANベースステーション+バックアップ用HDDのTime Capsuleも同様の理由から手に入れる事にした。都会で暮らす場合、空間のコストつまり家賃が一番高いのだから、機器類のために家賃を払うのではなく、自分のために払いたい。

3. 使わないときはコンパクトに収納できるか?: 僕の場合はプリンタの利用頻度はそれほど高く無いこと、なるべく機器類が目に見える状態で無い方が望ましいと思うことから、普段は家具の扉の後ろに隠しておきたいと思っていた。入手したエプソンEP-901Fはそうした条件に合致する前面給紙・前面出力の仕様だった点に好感を持てた。別に何か機器を揃える必要に迫られても、そうして家具内に入れておける仕様である事をチェックポイントにしたいと思っている。

4. ワイヤレスで使えるようにならないか?: 最後に、なるべくワイアレスの機器を選択するよう心がけている。これは、USBでタコ足…という状態になると、見た目がかなり煩雑になるし、ケーブルがウネっているデスクだとどうしても掃除がしにくいなど、クリーンな環境を作りにくいと思っている。多少割高になったとしても、ワイアレスを選択することを心がけている。具体的に本エントリで頻出しているEP-901FやTime Capsule、さらにキーボードはApple Wireless Keyboard、そしてマウスはLogicool Revolution MXという感じの組み合わせ。またオーディオとの接続はApple AirMac Expressの光出力を利用する…という形にしている。ケーブルでの接続はLED Cinema、そしてiPhoneというところだろうか。(iPhoneが早くWifiなどでシンクするようにならないか?と願っているのだけど)

いろいろと書いてしまった。僕は整理整頓があまり得意でない…というか、意識しないとすぐに汚部屋になってしまう類いの性格。なので、なるべくシンプルに、シンプルにを心がけることで気持ちのいい部屋、そして作業効率の良い環境を目指している次第。

2009/04/18

Time Capsuleが到着

ちょっと前にApple Time Capsuleを手に入れている。デュアルバンドで802.11n(draft)/gの両方が使える仕様のもの。当初このTime Capsuleを入手する予定は無かったのだけど、UFO型の旧AirMac Expressがかなり調子がよろしく無いこと、そして仕事をする上でいずれにしてもTime Machineバックアップ用にUSBドライブを手に入れなくてはいけない…と思っていた事から、この際…と思い切って入手した。

802.11nの速度の威力は正直Webブラウジングでインターネット接続している分には“よくわからない”。試しにTime Machineのバックアップ処理を最初から無線LANでやってみることにしたら、結果として3時間程度で終了している(内蔵HDDは42GB程度を使用)。以前の802.11g無線LANを使用していたTime Capsuleだとやはり無線LAN接続は遅く、最初のバックアップは一晩以上かかる…という話を聞いた事もあるので、そうした面では802.11nによってさらに実用性がアップしたとは言えるかもしれない。ちなみに、Time Capsule説明書には最初のバックアップは時間がかかるので、有線LAN(ギガビットイーサー)で接続して行い、それ以降の差分バックアップから無線LANで行った方が良い…という注意書きがある。

このTime Capsule、さらにはちょっと前に手に入れたEPSON EP-901F、Eye-Fiなどにより、周辺機器のかなりが無線LANで接続されることに。実際にそうしてみると、Mac周囲にUSBハブでケーブルがとぐろを巻く…ということもなく、かなりスッキリする。さらにEP-901はスキャナ+プリンタの複合機なほか、Time Capsuleも2つの役割をこなすなど、ハイブリッド機器を使うと、機器数が減るので、そうした面でも周囲がスッキリした。これからも周辺機器選びには複合機能やワイアレスを重視することになりそう。

2009/04/17

遅ればせながらEye-Fi入手

昨年後半から、各ブログで話題になっていたEye-Fiをようやく手に入れ、使ってみる事にした。SDカードにWiFiが入っており、普通のデジカメに入れて使うだけで、デジカメから無線LAN経由でMacにもFlickrなどのネットサービスにも自動的にアップしてくれる…という非常に面白い製品。詳しい解説はnobilog2: 小さいながらも大きな感動!Eye-Fiカードをどうぞ。

前々から興味はあったのだが、いままでSDカードを使うデジカメを持っていなかった事(一眼デジはキヤノンの10DというCFカードを使うものだった)から、手を出さずにいた。最近知人からGR Digital IIを譲り受けた事、そしてAmazonで2,000円ディスカウントになっている…という情報を聞いたことから、遅ればせながら手に入れることにした。以下に実際に使ってみた様子。


Eye-Fiのパッケージは開くときにも“おもてなし”感があって好感が持てる。

写真ではまったくわからないと思うが、まず最初に“Free Your Memories”というオレンジのところを引っ張ると、製品とマニュアルが両脇から飛び出てきて「必要なモノはこれね」と提示してくれる。パッケージを開く段階から楽しい気分にさせてくれるのは嬉しい。Eye-Fiはまずパッケージが最高だった:[mi]みたいもん!にパッケージを開く動画が掲載されているので、関心があれば是非みてほしい。


付属のリーダーをMacに接続して設定開始

まず最初にMac側でEye-Fiの設定を行わないと、画像をカメラから自動的に転送してくれない。USB端子にEye-Fi付属のカードリーダーを入れると、中に設定アプリが入っているのでそれをMacにインストール。これで実際の設定作業を行う。設定作業の様子はEye-Fiを使うまでに必要な設定と異次元なまでの便利さ:[mi]みたいもん![う]Eye-Fiの設定方法あたりが詳しい。


設定開始…アプリを起動すると、Webブラウザで様々な設定。
僕の場合はMac本体はiPhotoに、ネットではFlickrにアップする設定にした。

そんなこんなでアプリをMacにインストール後、設定作業に移るとWebブラウザが起動し、そこで一通りの設定を行うだけ。かなり簡単に使えるように出来ている。ちなみにネットでは日本で発売される前の英語版製品で使っている画面が紹介されていることも多いが、Amazonで購入したEye-Fiはすべて日本語化されていたので、心配はいらなさそう。

とりあえず、Mac内はiPhotoに、そしてFlickrアカウントへも自動登録…という設定を行った後、Eye-Fiカードを取り出してGR Digital IIに装着。試し撮りをしてみることにした。


初めてEye-Fiから写真がアップできた!の図
写真内容はともかく、いつの間にかスルスルと写真が
Macにも、ネットにもアップされてしまうのは、不思議な感触。

簡単に周囲をデジカメで撮影していると、どのタイミングで転送されたのか正確にはわからないが、気がつけばEye-Fiの動作が開始されていて、iPhotoにもFlickrにも写真が転送されている…という状態。無線LANなため、若干転送処理に時間はかかるにしても、何もしていないのに勝手にアップロードまでされてしまうというのはかなり面白い。もちろん勝手にプライベートの写真を公開してしまうとマズいのだけど、Eye-FiではFlickrなどへアップする際デフォルトでは非公開になっており、後で共有したい写真だけを公開する…という手順をとればいい。

実際、知識としてEye-Fiが便利というのはなんとなくわかっていたのだけど、実際に手許でやってみると「面白い!」と周囲が感想を漏らす理由がよくわかる。これからGR Digital II利用時はEye-Fiが手放せなくなりそうだ。

2009/04/16

Twitterが臨界質量を超えるか?

Twitter用として様々なクライアントが登場してきている。シンプルなもの、マニア用のもの、新機軸のものなど百花繚乱と言える感じだろう。Twitterのサービス自身は非常にシンプルな短いテキストの書き込みを行うサービスであり、技術面で高度というよりも着想の面白さによってネットユーザーの支持を集めたものだと思う。今後さらに様々な使い方を“勝手に”周囲が見つけてくれることによって、キャズム超え…マニアなアーリーアダプター層から、多数派への浸透も始まっていると感じられる。

内容はシンプルなTwitterサービスだが、APIによって様々なサービスやクライアントがTwitterを利用できる事にしたことにより、一種のエコシステムを構築できたことが成功の原因の1つなのではないかと思う。要はオープン性だろう。
この部分を仮にTwitterが全てまかなっていたとすれば、様々な需要に答える事が出来ず、結局1つの「面白かった実験」に終わってしまった可能性もある。APIなどによって様々な周囲の人たち、コミュニティの力を借りて自社だけではできなかった拡張が実施されるというのは教科書に載りそうな“ウィキノミクス”のサンプルだと思う。

それにしても以前に使い始めた時は、まだ手作り感があった。しょっちゅサーバーがダウンしたりトラブルがあって、猫が修理している写真を見せられたものだ(それはそれで楽しかったが)。それがここまで拡大する…というのはシンプルなアイデアに秘められた可能性というものを改めて見せつけられる次第。

ちなみに僕が普段使用しているのは夏ライオン。特にコレという理由は無いのだけど、特に新機軸…という感じでもないシンプルでストレートな仕様が逆に快適と感じている。他にもっと高機能なNambuに最近僕は色目を使い始めているし、Pocket*という新感覚なクライアントはMacコミュニティで話題のようだ(まだ実際に使っていない)。正直、ここまでブレイクするとは思ってもいなかった。個人的感覚では“後、一押し”で、メインのステージに到達する感じ…ネットでのちょっと面白い「アイデアの可能性」はまだまだあるのかもしれない。

2009/04/14

iPhone用ケースはやはりLim Phone Sleeveがいい

iPhone 3G用ケースBEST5を選んでみました - All Aboutにて、第1位に選ばれていたrethink Lim Phone Sleeve、実際に僕も昨年から愛用していて非常に具合がいい。1位に選ばれているのを個人的には十分納得できる。

シリコン製やプラスチック製など、もっとiPhoneを保護する観点からすれば、頑丈なモノが良いのかもしれないが、一方でiPhoneのスマートさを無くしてしまうのが難点。同様の理由から、マクロ撮影のためのレンズが付いているGriffin Clarifiや、拡張バッテリー付きなどの機能アップするケースにも食指が動かない。

一方で、Lim Phone SleeveはiPhoneにピッタリ合うように作られた、すごくスマートな外見のケース。「機能面」を考えるというより、持っていて気持ちがいいこと、手触りが良いこと、サイズがピッタリで手で押すとスッとiPhoneを収納できる快感…など、iPhoneを持つ喜び、満足度をとても増幅してくれる別ベクトルの魅力を持ったケースだと思っており、おすすめのモノ。

尚、最近アルミニウムによるユニボディの次世代iPhoneなどの噂が広がっているが、それに機種変更したいという思いがある一方で、このケースを使い続けられない(かもしれない)のもちょっと戸惑う理由だったりする。

Brightkiteに関して、いろいろ

本日よりMac Book Daysの更新を再会します。
お休みを頂いてい申し訳ありませんでした。

エントリの間隔が空いた隙に、Jobsの健康状態や新しいiPhoneやタブレット型?などの噂も飛び交っている模様。しかし本Blogはマイペースに行こうと思う。今回はiPhoneで使う位置情報付きTwitter&SNS的なサービスBrightkiteについて。

現在、僕がiPhoneのリアルタイム系で一番多用していると思われる同サービス…このBrightkiteが買収されるというニュースが。一瞬どうなるのか?と心配したが、逆に買収したLimboが元Brightkiteの技術者などを引き抜き、新生Brightkiteとなる事、また資金調達もしたという事から、もっとBrightkiteがパワフルになる可能性もある…という感じで、ちょっと安心した次第。

週末の日曜日に実はWordPressのカンファレンスWordCamp Tokyo 2009に言ってきたのだけど、そうした参加者にはやはりBrightkiteを愛用する若干マニアックな人も少なく無い。その周辺から発せられるメッセージや写真(Place Stream)を表示すると、ほぼWordCampに関しての内容ばっかりになっていた。
また、実際に非常に近い場所にいらっしゃると思われる方とメッセージ交換を行い、現実にお声をかけさせていただいた(実は席はほんの1〜2mしか離れていなかった)。

今回の経験は稀だろうけど、やはりこうした位置情報付きのTwitter的メッセージ/画像入りメッセージのサービスというのは面白い。iPhoneプラットフォームのポテンシャルを存分に発揮させている(GPS位置情報、カメラ、専用アプリ、ネット接続などを活用している)素晴らしいサンプルの1つではないかと思う。
最初の話に戻るけど、このパワフルなBrightkiteは一方で不満などもあった。プライバシーの観点などから仕方ないかもしれないが、フレンド登録などいろいろ機能/使い勝手に関してもあるし、何より日本語版が無いので誰にでも勧めるという訳にはいかない点など様々。今回の買収&資金調達でBrightkiteがよりパワーアップし、様々な改良などが行われて行くのを望んでいる。

2009/04/06

更新(ちょっと)お休みのお知らせ

今晩から地方に行き、5〜7日、ブログの更新を休ませていただきます。
大変恐縮ですが、其の後再会しますので、それまでちょっとお待ちいただければ幸いです。

よろしくお願いします。

2009/04/04

EPSON EP-901F、細かいことあれこれ


EP-901FはBonjour対応プリンタとしてMacに認識された。

昨日エントリを書いたように、自宅用スキャナ/プリンタ/FAX複合機のEPSON EP-901Fを手に入れた。本日細かい設定作業やテスト利用など少し始めてみたので、多少その内容をメモ的に書いてみる。

  1. 無線LAN設定はAirMac利用環境(WEP)では手動設定(迷う場合あり)
  2. プリンタは無線LANでBonjour接続 プリント速度は早めで快適
  3. スキャナも無線LAN経由で利用…それなりの速度で実用性あり
  4. メモリーカードも無線LAN経由で読める。若干不都合も

上記のうち、1. と4. に関しては若干補足説明を以下にする

1. 無線LAN設定はAirMac利用環境(WEP)では手動設定: 無線LANルーターがAOSS対応の場合は、非常に簡単な接続になるらしい。ただ、AirMac Extreme(旧式)で接続する場合には、結局の所すべて手動設定をすることになった。僕の場合はWEP128bitを選択したところ問題なくネットワーク名が表示された(BaseStation名が日本語だとトラブるケースがあるらしい)。
ここでパスワードを要求されるが、通常のAirMacのモノではなく、いわゆるWEPキー。なるべく16進数の方が入力時に難しく無いようだ。このWEPキーは多少調べた結果、AirMacユーティリティで取得できるという。以下はその段取り。

  1. AirMacユーティリティで対象となる機器を選択。
  2. メニューバーの「ベースステーション」メニューの「手動設定」を選択してモードをマニュアルに変更。
  3. 「ベースステーション」メニューの「ネットワーク用パスワード」を選択(手動設定状態でないとグレイアウト)


AirMacユーティリティを利用して16進数WEPキーを取得できる。

上記の操作を行うと、下図のようなパネルが表示される。下の16進数WEPキーをメモし、EP-901Fに入力することで、接続を確立することができた。

4. メモリーカードも無線LAN経由で読める: EP-901Fのメモリースロットに入れたカード内の写真も無線LAN経由でMacで読む事ができる。EP-901Fのファイル共有設定を有効(読み込みのみ or 読み書き可能)にしておいて、Finderの「サーバーへ接続...」機能でアドレスを入力し、Finderにマウントできる。


ファイル共有機能を使い、メディアリーダー内容を無線LAN経由で読み込み。

Finderの「サーバーへ接続」パネルにcifs://[プリンタ名]でマウントできる…とEPSONサイトには説明があったが、実際は接続できなかった。そこでプリンタ名の代わりにプリンタのIPアドレスを入れると、問題なくマウントできるようになった。複合機のプリンタ名もIPアドレスも、EP-901F側の操作パネルで セットアップ→ネットワーク設定→ネットワーク情報確認 と辿ることで表示させる事が出来た。
尚、無線LAN経由でメモリーカード内データ取得は結構時間がかかったので、大量にデータを取り出す場合にはUSB 2.0リーダー等の方が良いかもしれない。

2009/04/03

無線LAN対応複合機 EPSON EP-901Fを入手

自宅で仕事をする環境を作る必要から、Cinema LEDの入手[MacBook Days: Apple LED Cinemaを入手]に引き続いて今度はエプソン複合機EP-901Fを購入した。無線LAN対応のスキャナ+プリンタの最上位機種EP-901AにFAX機能もついているモデル。おまけ的にコピーもでき、ホームオフィス用としては悪く無い。機種選定に当たっては、以下を考えた。

  • 無線LAN対応: ケーブル配線を複雑化したくないため
  • ファックス付き複合機: 機器の数を多くしなくないため可能ならFAX機能も
  • デザイン的に許せるもの: 自室に置くのでやはりあまり事務機的なモノはNG

上記を勘案すると、候補は上記のEPSON EP-901FもしくはHP Photosmart Premium Fax All-in-One C309aとなり、両者のどちらか?と決めたポイントとしては以下のようなものがある。尚、店頭では価格はEPSONが32,800円、HPのモノは29,800円でそれほど大きな差は無かった(ヨドバシカメラ新宿)。またFAXは必要なのは1ヶ月に1回程度なので、それほどの性能/機能は求めていない。

  • デザイン: HP製品の方が事務機的なデザインの感じがどうも…。
  • 用紙カセット内蔵: EPSONの方がスッキリしていて好感(ただボディが黒いのはイマイチ?)
  • 印刷品質: 写真印刷など印刷品質の高さを求める場合はEPSONに分があるか

尚、Canon PIXUS MX860が4月に発売予定で、これがもし既に登場していれば最初の条件に該当し、販売価格次第だが検討候補となっただろう(FAX機能はこちらの方が充実していそうだった)。とは言え、ちょっと早期にプリンタやスキャナを揃える必要があり、今回は見送ることになった。

明日以降、実際にイロイロとプリントなど試してみる予定なので、これから逐次気がついたことを書く機会があると思う。

2009/04/02

Evernote 2.0

愛用しているクラウドによるメモサービスEvernoteのiPhone版が2.0になり、かなり大きく変わった(Evernote Blog » Blog Archive » Evernote for iPhone Hits 2.0)。

見た目で一番違うのは横位置での使用がほとんどの画面でできることで、文字を書く際に横で使いたい…という人もいるだろう。個人的には日本語だと縦位置が良いけど、英語で書く - QWERTYキーボードを使うなら横は結構魅力的だと思う。また、横位置ではノートがサムネイル表示になる仕様になった。題名やタグでなく、サムネイルで目的のアイテムを見つけたい際はこっちの方が使いやすそうだ。


メモ入力時など、ほとんどの操作で横画面での作業が可能。


メモリスト表示時に横位置にすると、サムネイル表示になる。
(より多くのノートを一覧可能)

他にもFavoritesの表示順序を変更できる事や、Evernote内にWebブラウザが入っており、ノートにURLがある場合もSafariを起動させる必要が無くなった…など、かなり細かい使い勝手の面で改善されているのは嬉しい。


[左]Favorites(お気に入り)編集。各ノート右の三本線の部分ドラッグで、表示順序を変更。
[右]Evernote内にWebブラウザ機能 - いちいちSafariを起動する必要無し。

このような新機能はもちろん嬉しいのだけど、実はEvernoteが全般的にかなりサクサク動くようになった事が頻繁に使うユーザーとして一番な点だったりする。公式ブログ記事にも書いてあるけど、起動も早くなった。機能が肥大化してイロイロできるけど、重い…という“いつか来た道”より、次世代の文房具的な進化をこのまましてほしいと思う。

2009/04/01

Spirited Awayで画面上をスッキリに

本日がエイプリールフールだという事を意識せずにいて、いくつかのサイトで脅かされ、また楽しませてもらった。若干ユーモアのセンスに欠如する傾向のある僕は、通常運転でエントリしたい。

soundscape outのエントリSelfControl - soundscape outで紹介されていたSpirited Awayを使ってみたところ、結構よかった。このソフトは一定時間起動しているアプリをアクティブにしないと、自動的に隠してくれるというシンプルな機能のユーティリティー。

作業中についアプリを起動したままにしていて、気がつくと画面は様々なアプリでゴチャゴチャ…という事になりがち。特にLED Cinemaにして下手に画面スペースがあるかたどうしてもほったらかしにしてしまう。やはりリアルの机同様、デスクトップもクリーンに見えた方が良い。このユーティリティーを使えば不要のアプリを自動的に隠してくれるので、いちいち操作をする必要が無いのでなかなか便利と感じた次第。

*:Evernoteも新しいバージョンが提供開始になったようなので、試用した後にエントリを書く予定