2008/11/30

Firefox: Read It Latorで“後で読む”を強化

もう既に早耳な方々は試されているかもしれないけど、FirefoxのアドオンRead It Laterをインストールして使ってみることにした。これは、「後で読んでおこう」と思うけど、ブックマークするほどではない(もしくはブックマークするほどか不明な)ページやリンクを一時的に保存して、Read It Later…文字通り、後で読むための様々なサポートをしてくれるもの。

上図を見てもらうと、アドレスバーの最後に、チェックのアイコンが新しく表示される。「このページは後で読もう」と思ったら、このアイコンをクリック…赤色に表示が変わって、これで登録済みとなる。

ほかにもいくつか登録方法が用意されていて、リンクにコンテキストメニューでチェックを入れて登録できるし、Google Readerにも各項目にアイコンが追加されるので、新着のフィードから面白そうなものを、とりあえず登録しておける。

このようにイロイロな形で「後で読む」を登録しておいたら、時間が空いたときに読むことになる。そのための機能も結構充実している。

一番目につくところでは、ツールバーに表示されるRead It Laterのアイコン。横のアローをクリックすれば、いままで登録された「後で読む」項目がリストとして表示されるので、これを使ってもいいし、ブックマークにはRead It Later項目が追加されてそのサブメニュー項目からもアクセスできる。

それと、このRead It Laterは「後で読む」リストを他のマシンとネット経由で同期させる機能を持っている。だから、仕事場と自宅などのリンクも双方にRead It Laterを入れていれば可能なのが嬉しいな。さらにWebサービスで閲覧することもでき、Read It Laterに入れておいてiPhoneのSafariで読むというようなアプローチも可能。
さらに「後で読む」指定をしておいたページの内容をダウンロードしておき、オフラインで読むこともできるようになっている…と、かなり充実した内容になっている。

そして「後で読む」に登録しておいたページを読んだら、アドレスバーのアイコンをクリック。ダイアログが表示されて単に「読んだ」とステータスを変更することはもちろん、気に入ったらそれをFirefoxブックマークの他、様々なオンラインブックマークサービスに追加することことも可能になっている。

このような形でかなりの高機能を持ったRead It Laterは、ことFirefoxを使ってWebブラウズをする際のサポートを結構手厚くしてくれる、とても面白いアドオンと思う。残念な点としては英語メニューなのでちょっと敷居が高いこと、それと個人的にはiPhoneの対応がまだそれほどでもない…っていうことだろうか(もちろんFirefoxアドオンにiPhone対応を求めるのは筋違いなのだけど)。

個人的には朝通勤時などに、まずBylineを使って本日の様々なニュースやら更新状況をチェックするのが日課。なのでソコでまずRead It Laterを使いたい(場合によってはSafariで見るgoogle Readerでも良いかもしれない)。なんかうまく2つを融合できれば、自分にとってかなり良い環境になるのに…と無いものねだりを言ってみる。
まぁ、そんな個人的ワークフローな理由から、常用するかはまだ不明なアドオンだけど、「ブックマーク未満」、☆未満(Google Readerなどで)な項目を管理するツールというコンセプトはかなり面白いと思う。

2008/11/28

iXpenseItでお小遣い帳

iXpenseIt倹約家か浪費家か?と言えば、かなりの確率で後者だというのは自分自身で重々承知している。とはいえ、やはり把握していないのはまずいし、それを許すほどの収入でもない(これが一番重要か?)…ということで、少なくとも無駄だけでもなくそうかと、自分の状況を把握すべく導入したiPhoneアプリがiXpenseIt (iTunes Link)

このアプリは、日々の消費状況を入力しておいて、後でどれだけ無駄をしてしまったか後悔するためのもので(違)、使ったのがどんなモノかを入力するのが結構楽なので(メニューを選択すればいい)、その点ではかなり便利。

メニューにあらかじめ登録されていない項目も自分で追加できるので楽。一方で金額の入力面でかなりクセがある…使った金額+’00’を入れるのが面倒といえば面倒。基本の設計がドル仕様だからセントの単位も入れる…ってことなんだろう。でも、円ではただ面倒なだけ。

とはいえ、気軽に(少なくとも)どんだけ使ったかを入力できる仕組みが提供されるだけでも自分のような浪費家さんには良いツールなのではないかと思う。

iXpenseIt2尚、このiXpenseItは単に入力するだけでなく、後でどのくらい使ったかとか、どんなカテゴリで使ったかなどの情報をレポートとしてまとめてくれるので、月末の自分自身の反省会にも都合が良い。また結果をCSVファイルにまとめてくれる機能もあるようだが、実は使っていない。ここいらへんをもっとちゃんと使ってログをとるところまでやるのが、本当にマジメなヒトの行動パターンなんだろう。

金額入力部が若干「?」な感じはするものの、現在iPhone用の支出管理ソフトでは一番手軽に支出を記録できるソフトではないかと思うので、引き続き使っていきたい…というか11月分は記録し続けていて、結構大変なことになっている。

希望としては、やはりCSVファイル出力…というようりもGoogle ドキュメントなどのサーバーにリモートで保存をどんどん更新してくれたらさらに便利なソフトだろうなと思うし、逆にiXpenseItほどの使い勝手でユビキタス性を確保してくれるバックのサービスまであるなら、まず「お小遣い管理」としては最強なので、ぜひその部分の機能を期待したいなぁと思う。

2008/11/26

BlogPressを使ってみる

通常はMacを使ってBlogエントリーをポストしているが、iPhoneで投稿するとどんな感じかを試してみたくなった。

現在のBloggerサービス用としての評判を調べたところ、良い感じの評判だったBlogPost (iTunes)というアプリを購入し、トライ。本エントリーがはじめてとなる。

正直な話をすればやはりキーボードがないと相当に入力はつらい。これは別にアプリの問題ではなくiPhoneがそういう文字入力に適しているデバイスではないのだから、仕方がないという面が多いのだけど。

-- Post From My iPhone

追記:BlogPressで入力したエントリを後で見直すと、改行などがよろしくなかったので後ほどEctoで修正したほか、リンクも追加。やはりiPhoneで通常のエントリは難しいかも。もちろん外出先などでそれ以外に方法が無い場合とか、写真とちょっとした説明だけをサッとアップするときに使いたいという場合にだけiPhoneからエントリ作成をするというのが賢い方法なのだろう。

2008/11/23

iPhone 2.2ソフトウエアを使ってみて

金曜日夜にiPhone 2.2アップデータを自分のiPhoneに適用…大きなトラブルには見舞われず、週末にいろいろと使ってみた。既に様々な場所でiPhone 2.2での変更点については解説されているので、いまさら僕が何か加えることは少ないと思う。下記の記事が詳しかったので、そちらを参照していただければ。

今回修正・追加された箇所として派手なところでは絵文字やGoogleストリートビューがあるが、もともと自分が絵文字は使わないタイプなこと、ストリートビューもそれほどありがたみが無いというのが正直なところ。

それより、Safariの安定化が一番良いポイントだと感じる。いままで結構Safariが落ちたので、Webの閲覧を躊躇した場合(特に未知のサイトだと)があったのだけど、試したところかなり問題なく閲覧できていた。一回クラッシュしたのは楽天の、写真を「これでもか!」っていうほど貼付けていたページだけだった。

それとかなり便利に使っているのが、ホームボタンで一番最初のホームに戻る機能。なんてことはないのだけど、かなり快適になった。iPhoneを使い始めてからそれほど時間は経過していないが、気がつけばかなりの数のアプリが既に入っており、5ページも使うようになってしまった。そうした状況で、この機能は便利。

ただ、若干ながら悪いニュースもあるようだ。僕も非常に愛用し、使用頻度も高いカメラアプリToyCameraで撮影した画像をカメラロールで見てみると、ボヤけた…というか解像度の低い画像を無理矢理引き延ばしたような感じで表示されてしまっていた。Brightkiteのある方のコメントで教えてもらったのだけど、どうやらiPhone 2.2の不具合にヒットしたようで、横600ピクセル/縦800ピクセルの画像に限って表示がおかしくなるらしい(苦笑)。ToyCamera開発者氏は暫定的に作成する画像の横ピクセル数を801にするアップデートを近々だして回避することになるらしい…困ったものだ。

iPhone: Nixie Clock

ちょっと良い感じのiPhoneアプリをiTunes Storeで見つけた…Nixie Clock(iTunes Link)というちょっとレトロな時計アプリ。 画像を見てもらえばわかる通り、数字などを表示する真空管(?)のニクシー管で時刻を表示してくれる(だけの)もの。横/縦表示に対応し、横の場合には秒も出してくれるほか、それなりの設定をすることも可能。

Nixie Clockは有料だけど105円なので、ぜんぜんOK。結構好きな感じなので、当面iPhoneを机の上などに置いておくときは、この時計アプリを表示させておこうと思っている。こういうディスプレイ用ソフトでいい感じのモノが出てくると、XTANDのようなiPhone用スタンドを持つのも悪くないと思い始めてしまう…うーん、あんまりiPhoneモノが多くなると出費もそうだし机まわりにも良くないかも…自重しなくては。

2008/11/22

Google ReaderをFirefoxで便利に使う方法2つ

いままでRSSリーダーは基本的にMac、iPhoneの両方で無料のNetNewsWireを利用してきたが、思うところがあってGoogle Readerに切り替えることにした(このためiPhoneで閲覧するために有料のBylineに切り替えたりも)。

基本的にNetNewsWireでRSSフィードの閲覧という意味ではそれほど難があるという感じは無かったのだけど、Google Readerの星をつける(→自分としては後で読むステータス)機能と、ノートを書いておける機能…この2つがやはりイロイロ情報収集という意味で欠かせないかもしれないな…という気になってきたため、切り替えに踏み切った。

新着フィード確認のために時々Google Reader(もしくはiGoogle)にアクセスする…というのもおっくうな話なので、いくつか探した結果、現在利用しているのがGoogle Reader NotifierというFirefoxアドオンとなる。

このアドオンはFirefoxウィンドウ下部のステータスバーに小さく位置するモノで、未読の項目があるとアイコンの色がカラー表示され、未読件数が表示される…というカワイイもの。未読を見つけたらアイコンをクリックしてGoogle Readerを表示させフィードをチェックする。

そのGoogle Reader Notifierの設定画面が上図。アカウントや動作の設定のほか、チェック頻度も設定可能。またオプションで「通知ウィンドウの表示」をチェックしておくと、Growl経由での通知ウィンドウ表示もしてくれる。

ただ、ちょっと使ってみた感じだと、結構通知ウィンドウは頻繁に表示されてしまい、うるさい。僕がかなり多くのフィードを登録しているのがいけないのかもしれないけど、作業中などは目障りだったので、わずか数時間で通知ウィンドウは再びOFFにしてしまった(デフォルト設定ではOFFだった)。

上記通知ウィンドウ機能を使わなければ、Google Reader Notfierは必要に応じてGoogle Reader未読数を確認し、時間が空いたときにパッと見に行ける気軽なコンパニオンという感じで気に入っている。

もう1つGoogle Reader関係で言うと、同僚からFirefoxのサイドバーにGoogle Readerを表示させる手軽な方法の紹介を受けた。「Google ReaderをFirefoxのサイドバーに」で紹介されていたのだけど、まずiPhone用のGoogle Reader URLをブックマーク登録し、それをサイドバーに表示させる…という方法をとるそうだ。実際に行う手法は「Add a Google Reader sidebar - Mozilla Links」を参照した。

その同僚はiPhone用Google Readerだと文字が大きいので、別のFirefoxアドオンを離島してスタイルシートを適用して表示文字を少し小さくするなどしているそうだ。個人的には少しの間試して、結局普段は使わない状態になっている。いつもRSSリーダーが横にあると、やはりそちらの方ばかりを気にしてしまうから。まぁ、必要に応じてOn/Offすればよいのだけれど。

ということで、いろいろ試したあげく、現在は単純にGoogle Reader Notifierだけを使ってGoogle ReaderでRSSフィードをチェックするというスタイルに至っている。

風邪から復帰

Adobe booth昨日はBlog更新をしなかった。かなりの体調悪化ですっかり寝込んでしまった。本日午後より、ようやく良好になってきた。こじらせなかったのは幸いだったと思う。

本格的に仕事をバリバリ…という気分にもならなかったため、勤務先の了承を得て国際放送機器展InterBEEを見学にいくことに。意外にも知人にバッタリ会う機会も数度あり、すっかり世間が狭い状態を意識する(仕事関係なのであまり詳しく書けないけど)。

放送機器の世界で、想像よりもFinal Cut Proが幅を利かせていた。様々な機器メーカーがFinal Cut Proとの接続性について強力にアナウンスしている様子を見て、Appleがこの分野で一大勢力なことに意識させられる。何となくわかってはいたが、Adobeなどのベンダーの方が強い…という感覚をどことなく持っていたからだ。もちろん、写真のようにAdobe自身も大きなブースでかなり強力な存在感なのは言うまでもないことだけど。

本日はiPhone 2.2のリリースなどもあり、本当ならそっちの方も試してみたかったのだけど、すっかりその暇を無くしてしまったし、気力も無い状態。週末にじっくりいじってみようと思う。また、書こうと思っていたBylineの印象(もう話題として古い?)についても、少しブログで書いていこうかなと思っている。

2008/11/19

Brightkite

引き続きBrightkiteを利用している。どちらかと言えば個人的にはSNS的な利用法というよりもっぱら「ライフログ」的な観点だったりもする(知人にBrightkiteユーザーが極めて少ない!…誰か声をかけてくれませんか?)。従ってメインで利用するのはTwitterが主流にならざるをえないのかな…と思う。

やはり少なくとも日本では、リアルな知人以外にあんまりプライベートな情報とか教えたく無いっていうのもあるだろうし、当然どこかタイトなSNSにならざるを得ないという感じなのかな?

僕はTwitterでは知っている人(Blogをちょっと読んだ程度)でもすぐにフォローしたりして、いつのまにかトルコの方やアルゼンチン、オーストラリア…という具合に面白いつながりが出来てきた。そうしたユルいつながり具合っていうのがTwitterのよいところだったのだろう。

だからBrightkiteがTwitterと併用して利用できる…というのはベクトルが違う2つのサービスをまとめて更新できる…という意味で僕としては嬉しい。

Twitterでのみ文字情報を発信したい場合は大抵Natsu Lion for iPhoneを使って行い、写真なども含めたい場合はBrightkiteアプリを使う…というカタチになる。そんなことから、僕のBrightkiteアカウントをWebブラウザで見てみると、写真ベースのライフログ…という感じになっている状態。

2008/11/18

現状のFirefox環境

Firefoxのアドオン関係をだいぶ見直した。結論から言うと、よりGoogle系サービスとのインターフェースを密にした感じになった。GMailやGoogleリーダー、Googleカレンダーからの通知を受け取れるように各種Notifierを入れ、下記のようにステータスバーで確認できるようになっている。(各種新着はGrowlで通知される - 設定可能だったり、最初からそうなっていたり。)

また、以前紹介したGoogleブックマークをFirefoxの通常のブックマークのように利用できるGMarks、GMail画面でToDo項目を閲覧できるRemember The Milkアドオン(過去記事)も引き続き利用している。一方でツールバーにGoogle系サービスへのアクセス用ボタンを用意するGButts(過去記事)は外すことにした。(他でも常用から外したアドオンがいくつか)
結果として現在日常的に使っているのは下記のアドオンになっている。

■追加したGoogle系サービス用アドオン

  • GMail Notifier
    GMailの受信状況をチェックし、未読数を確認してくれるもの。Growl経由で通知可能(特に設定の必要なし)。日本語化されており使いやすいと思う。
  • Google Reader Notifier
    Google Readerでの未読フィード数を確認し、表示してくれるもの。Growl経由で通知してくれる(特に設定の必要なし)。 英語版のみだけど、IDとパスワードを入れるくらいで利用開始できるので、それほど面倒ではない。
  • Google Calender Notifier
    Google Calenderの本日の予定数などを表示。あまり使い込んでいないのが現状。英語版で、設定が若干面倒。各カレンダーのXMLフィードを個別に設定する必要がある。もう少し手軽になれば良いのに…と思ったりも。設定パネルでGrowl通知をOnにすることができる。

■以前から使っているGoogle系用アドオン

  • Remember The Milk
    Google系サービスなどとの統合が充実したToDoネットサービスRemember The Milk。これをGMailなどと組み合わせて使うにはfirefox用プラグインが必要になる。
    MacBook Days: Remember the Milk
  • GMarks
    GoogleブックマークをFirefoxのサイドバーに表示する機能を追加する。これを会社と個人のMac内のFirefoxにインストールしているので、いつでもブックマークをリンクしておけるし、出先でブックマークが必要になった場合でもGoogleブックマークにアクセスすれば良い。
  • Google Gears
    オフラインでWebブラウザベースのソフトの機能を使えるようにするためのアドオン。Google系のほかRemember The Milkも対応

■Google系以外のアドオン

  • Make Link
    簡単にHTMLなどのリンクを作成するためのコンテキスト・メニュー用機能拡張。なにげにこうしたBlogなどをやっていて、他のページへのリンクを作成する場合に便利。
  • Quartz PDF Plugin
    FirefoxでPDFを表示するプラグイン。その名の通りQuartzを使ってPDFをレンダリングするため、Mac専用。Adobe Acrobat Readerが入っていない環境でも、PDFをFirefox内で表示できる。Acrobatがウザいと感じるMacユーザーにはおすすめ。
  • User Agent Switcher
    FirefoxのUser Agentを“詐称”し、別のブラウザを名乗る(例えばSafariのふりをする)ことができるアドオン。Web開発などに利用。
  • Web Developer
    僕はCSSやJavaScriptを部分的にOn/Offしたり、ブロック要素を表示するツールとして利用。他にもいろんな使い方ができるWeb制作者用ツール。最近ちょっと使用頻度は落ちているのだけれど。

■スキン

  • Chromifox

    [Theme]
    Firefoxの外見をGoogle ChromeのようにするThemeファイル。「Chrome Package」で Firefox を Chrome そっくりさんにではもっとChromeに似た感じにするアドオンも紹介されていたが、少なくともMac版Firefoxは画面が崩れるほか、表示できないウィンドウ(アドオンなど)があるなど、扱いにくい。現時点ではChromifoxが一番簡単。

2008/11/17

ネット時代の文房具

iPhoneをいじっていていつも思うのは、「やはりこれは文房具だ」という印象(電話は完全にオマケだ)。Macintoshを最初に草案したジェフ・ラスキンは文房具のような手軽なコンピューターを作れないか?と考えたようだけど(その後Steve Jobsがプロジェクトを横取り?してGUIベースのMacになったらしいけど)、ようやく僕の中で”新しいカタチの文房具”というものが実現されてきたのだなぁという思いがする。

文房具…というくくりで言えば、Palmのときにもそういう思いはあったのだけれど、どこか不完全だった(そしてPalm自身の存在の市場からフェードアウトしていった)。何がいけなかったのだろう?と考えると1にも2にもネット接続なんだろうなと考える。

データの同期…というものを意識してしなくちゃいけないということ、そしてどこかデータが縛られているという感じが、やはりモバイルの自由度をかなり低下させている。機器を忘れても、無線LANが使えない出先でも必ず自分のデータにアクセスできるネットさえどうにかなれば、クラウドから自分のデータを引っ張って来れる。そういう自然な同期というのがあって、はじめて物理的な文房具以上の便利さを与えてくれるのだと思う(参照:ユビキタス性の担保)。

逆にちょっと心配になってしまうのは、Apple自身は強烈にクラウド・コンピューティングに強い会社とは言えないこと。MobileMeもあんまり高得点は与えられなかった部分もあるしね。実際、僕がiPhoneを活用する上でGMailやGoogleカレンダーといったGoogle系サービスとの連携というのはすごく大事(同様に僕が好きなRemember The MilkというサービスもGoogle系サービスとうまく連携してくれているから愛用しているところがあると思う)。そういった意味では将来的にGoogle製Android携帯の方にシフトしてしまうということも、十分考えられる。なんせあちらは「クラウド」という点では今のところ怖いもの知らずだから。

初心者気分と成熟

iPhoneを引き続き使っていて、だいぶ勝手が飲み込めた。それでも、バリバリに活用しているとまでは至っていない。なにやら有名人のBlogで一度iPhoneをかなり非難し、その後評価を変えた方がいるという話をどこかで読んだのだけど、正直その方の気持ちがわかるような気がする。

すでにユーザーになっている者にとっては自明の理なのかもしれないけど、iPhoneというモノは電話のふりをしたネット・マシーン…新しいプラットフォームなんだと考えるとしっくり来る。その類いには弱く無いと思われる人ですら、最初は戸惑いを覚える…というか、一旦初心者になったような感じになるのではないだろうか?

星の数ほど(このBlogも含めて)いろんなiPhoneに関する記事を掲載するBlogや情報サイトがあるのは、「新鮮な気分」を味わえる…初心者気分というか、パイオニア気分というかを楽しませてくれる新しいガジェットとしてエキサイトしているのかもしれないと思う。逆に言うと「自分の仕事をいかに効率化してくれるか?」という意味で考えるとiPhoneが提示したようなパラダイムは、まだまだ発展途上もいいところで、それなりのスキルが無い人には逆に面倒なモノになってしまうのかもしれない。

僕はカレンダーについては現在Googleカレンダーとの同期を重視し、まずNuevaSyncというサービスを使ってiPhoneのスケジュールアプリとの情報のやりとりをさせている。Googleカレンダー同期機能をもつ さいすけ(iTunes)を使うという手もあるのだけど、コレだとスケジュールお知らせ機能には問題があるようだ。どこかで"さいすけ"とNuevaSync(による純正カレンダーアプリ同期)を両方とも使ってしまえば問題は解決する…という話を読んだ記憶がある。確かにそれならかなり便利でうまくいきそうだ…ただ普通の人が使うには敷居が高いな、と思わざるを得ない。

以前の「ユビキタス性の確保」でも書いたように、他にもEvernoteによるノート記録同期、NetNewsWireによるRSSフィード同期、Remember The MilkによるToDo情報同期など、ちょっと調べさえすれば非常に様々なサービスや製品によりiPhoneは少なからず強力な情報管理ツールとなる。とは言え、それらはえてして結構マイナーだったりして、とっつきにくいのも事実だし、便利に使うためには積極的な情報収集が必要とされる。この状態で(かなりシンプルなソリューションだった)iPodの客層をそのまま引っ張ってくるのは中々難しいと思う。

アーリー・アダプター系な方々はPC揺籃期のような楽しさを味わっているだろうが、単に便利に使いたい人にとってiPhoneは、まだまだ人生を不必要にややこしくする機械だと思える…と言われても仕方が無いだろう。僕は前者のキャラであり、楽しませていただいている。もし誰でも過不足無く使える成熟した段階になったら、それはそれで素晴らしいことなのかもしれないけど、一方できっと初期iPhoneに熱狂した楽しさは到底味わえなくもなるんだろうな。

いくつかライフログを試す:Brightkite

現在、iPhoneを活用して行う、ライフログというかミニブログというか…そういったものを継続してやるとするならば、どのサービスが自分に合っているのか?いろいろと試している最中。有名なところではヒトコトブログ的サービスとしてすっかり有名になったTwitterがあり、iPhoneでは写真を使ってBig Canvas Photo Share (iTunes)をやるという手もある。もちろん老舗のFlickrというのもあるのだけど…。

そうしたイロイロなサービスを折衷(?)できるような面白いものにBrightkiteというモノがある。これは位置情報SNSと写真共有SNS、そしてTwitter的なショートメッセージSNSの要素を併せ持つサービス…Webブラウザで閲覧/設定できるけど、入力の中心はiPhone。現在プライベートベータ中(だけど申し込めば1日以内くらいに招待が届く)。せっかくなので、ちょっと試してみることとした。

iPhone用Brightkite (iTunes)アプリをダウンロードし、実際に招待が届いてログインすると自分の位置をGPSで探してくれる。Check Inすれば、自分の位置だけを公開、Post a Noteをすれば位置情報とTwitterのようなちょっとした一文入力、Post a Photoで写真(+文)といったものをアップすることが可能。

またBrightkite経由でTwitterにメッセージ投稿できるので、現在Twitterのヘビーユーザーはこちらから更新ということもできる(らしい…ちゃんと試していない)。

GPSも使ってとても面白いサービスだと思う。地名とか、あれ?って思うこともあるけど、位置情報と写真、メッセージの組み合わせってよいかも。ただ、気をつけないとつい自宅からメッセージ投稿してしまい、自宅バレ(別に僕はいいんだけど、女性とか、気にする人も多いだろうと思う)とかもありうるとか、設定に注意しなくちゃ行けないこともあると思う。

冒頭にも書いたけど、現在いろんなサービスから、自分にあうものを選んでいる最中。brightkiteはとても面白くて、このまま使い続ける可能性はある。ただ、もし断念するとするならいろいろとできることが逆に面倒くさく感じてしまうことかも。その点Twitterは、ちょっとしたメッセージを書く…というきわめて単純なものだけに続けやすいとは思う。

2008/11/15

NetNewsWireを使う

NetNewsWire

iPhone用RSSリーダーとして、いままではGoogle Readerを利用してきていたのだけれど、最近NetNewsWire(iTunes)に切り替えることにした。理由は正直なところSafariを利用した閲覧以外のアプローチを、実際に試してみたかったというところが大きいのだけど。

NetNewsWireというRSSリーダーソフトは以前はMac版シェアウェアとして、その筋では有名な高機能製品だった。現在はなんと無料となっている。同様にiPhoneアプリも無料で配布されている。

iPhoneアプリは基本的に閲覧がメインで、チェックするフィードの登録はWebブラウザでNewsGatorにアクセスし、そちらを利用して行う。もしくはMac版NetNewsWireで設定する(これも、購読設定したフィードの情報をNewsGatorに送信する)。

NewsGatorは単純にRSSを登録するだけでなく、Webアプリ版RSSリーダーとしても機能する。自分のマシンが何も無い状態でも、ネットとブラウザがあれば一通りのことができる…僕にとっては最近はこういう仕組みが無いと本当につらくなっている

Mac上で快適にRSSをチェックするには、やはりネイティブアプリの方が何かと便利。しかもデータ同期はNewsGator経由で勝手にやってくれるところが、いちいちMacとiPhoneのシンクなど考えなくていいので心配が無い。

現在iPhoneやMacのNetNewsWireで個人的にGoogle Readerと比べ若干不便と感じるのは、まず星をつけられないこと(重要項目なので後で熟読…といった扱いが若干面倒)、そして、Web版の場合、Google Readerは内容の流し読みをしていくだけで既読にしてくれるところだろうか。それぞれ使い勝手に一長一短という印象だけど、しばらく使い比べて、通常使う自分的デファクトを決めてみようと思う。

2008/11/14

ユビキタス性の担保

2688138767_4bdf13f9d9_m.jpg僕が気に入っている、もしくは無くては生きていけなくなったソフト/サービスを思いついた順に挙げていく。GMailやGoogle Calender、Google DocといったGoogle系サービスを筆頭に、ファイル複数箇所での同期が可能なオンライン・ストレージ・サービスDropbox、高機能ToDo管理サービスRemember The Milk、ノート管理のEvernote、RSSフィードリーダーNetNewsWire…というところが多い。

気づいてみると、かなりの割合でいわゆるネットサービスもしくは、背景にネットサービスによるサポートがあるソフトなどが中心になりはじめている。動作環境をWebブラウザにしているものもあれば、クライアントには操作性向上のために専用アプリ(iPhoneアプリ)を用意しているものもある。ただしいずれにしてもソフト単体での魅力だけでは食指が動かず、情報をクラウド上に保存しておいて、それをどこでも、そしてPCやMac、iPhoneなどの高機能携帯など様々な機器で利用することができる…というカタチになって、僕は「これは使いやすい!」という意識になるようになった。

仕事場と家、移動中や出張中など様々な環境でいつも同じ情報を使えるようにしたい…そうした場合、いままでは大抵「自分の環境を持ち歩く」ためにノートPCなどを持ち歩くということになったのだと思う。でも現在はクラウドに情報を蓄積しておいて必要があればどこでもアクセスすることが自分としては大事になってきた。別にソフトやシステムが無料である必要も無いと思うが、自分のお金を出す場合は「ユビキタス性の担保」が確保されているか?という点を、以前以上に意識してチェックするようになったのは事実だ。

もちろんシビアな画像レタッチや映像編集など、まだまだクラウド・コンピューティングになじまない分野もあるし、クラウド・コンピューティングの完成度というような課題もある。そして何よりも、簡単に様々な情報をオンラインにしておいて大丈夫なのか?という疑問があり、大事な仕事の情報を扱うことに大きな躊躇いがあるのは事実。とはいえ、これらは少しずつ改良されていくことになるのは間違いないだろうし。

なんか今までは「ユビキタス」とか言うと、企業の研究所が夢のような山師のようなビジョンを騙っていたりしたのだけど、クラウドの発達で、普段使いの、当たり前に使えるユビキタス・コンピューティングというのが始まっている。

GButts: もっとFirefoxをGoogle専用っぽくするアドオン

僕がブラウザベースで利用するネットのサービスは、次第にGoogle依存がヒドいことになっている(そんなことから、デザインのマッチングということもあり、FirefoxもChromeっぽいテーマにしたりしている)。で、もっとそのGoogleの機能を直接Firefoxからアクセスしやすくするために、ツールバーボタンを付けるというアドオン「GButts」を見つけたので、インストールしてみた。

上図のツールバーののGMailやBlogger、Googleカレンダー、iGoogleへのアイコンがGButtsで新規追加されたモノ(星マークはGoogle Bookmarkを利用する別アドオンGMarks)。これは初期状態ではなく、僕がよく使うものをカスタマイズして入れたからこうなっている。歯車のアイコンをクリックすると設定画面に行き、各種Google系サービスからどのアイコンを表示させるかを選ぶことができる。

このように、実に沢山のサービスから表示アイコンを選ぶのだけど、あんまり多くのアイコンを表示させるとツールバーがスゴいことになってしまう。この場合は、ボタン表示を「Dropdown Menu」に設定すれば、GButtsのアイコンから多くの項目をメニュー表示するカタチになるので、こちらを選択するのが吉。

このようにGoogle系サービスへのリンクをイロイロ置いておきたいヒトには、面白いアドオンだとは思う。残念な点としては、アイコンの透過デザイン処理がよろしくないので、暗めのテーマを使うと、かなり周囲がジャギジャギな感じに見えるし、ドロップダウンの時のアイコンが美しくないなぁ…とも思う。あとあんまりアイコンをズラっと並べ立てるのは、あんまり頭良さそうじゃないなぁ…とも考えたり。

いずれにしても、他に何かもっと良いアイデアがあれば乗り換えるかもしれないけど、いまのところは少しGButtsを使ってみようかな。

2008/11/13

Evernoteを使い出す


Evernoteというネットサービスを使い始めた。これは、言ってみれば書いたメモやら何やらをオンライン上に保存しておいて、他のマシンで簡単に見ることができるようにする…というモノ。それだけなら“いろいろあるよね”で終わるけど、Evernoteは結構高機能なMac用も含めたネイティブクライアントなどが用意されているので、メモをどうせ書くならこれで書いておいて、いつでも見ることができるようにしよう…とつい思いたくなる。

Mac版Evernoteクライアントはタグによる分類など、一通り一般的なメモもできるほか、iSightでカメラ撮影なんていうのまである。だから記録しておきたいモノなんかをその場で撮影なんてワザもできる。もちろんこうして作成したノートはオンライン上に保管されていて、他のEvernoteクライアントでログインした場合にも見ることができる、いつでも/どこでもノートというワケ。もちろんiPhoneクライアント(無料)も用意されているので、外出先でメモを書くことも、読むこともできる。

EvernoteはWeb画面も用意されているので、クライアントが無い状態でもネット+PCさえあれば、自分のオンライン・ノートを閲覧できるし、もちろん編集や新規作成も可能。ユビキタス性が高いサービスなので、漏洩してはヤバいような内容以外のメモなどはなるべくこのツールを使ってノートを残しておきたいという気持ちになる。

唯一気になる点としては、結構クライアントの同期に時間がかかることが多いという点。起動して最新のメモを表示するまで結構待ってしまうということもあった。

自分でメモを取るだけでなく、EvernoteはFirefoxプラグインやブックマークレットを使って、Webコンテンツで気になった内容やページなどを簡単にメモにしておくことができるのも面白い。ただ、動作がやっぱりちょっと遅いことがあったりして、時々使いにくいと思うことがある。可能であればTmblrのようにこの部分ももうちょっとよくできていれば良かったのに…と思わせる点。

いずれにしても暫くの間はこのEvernoteを使い込んでみようと思う。iPhoneも手にしたし、モバイル環境などいろいろなところで試す機会があるのではないかと思う。

iPhone入手

世間に遅れること数ヶ月、ようやく自分用のiPhone 3Gを入手した。いままで「必要なのか?」とイマイチ疑問なこともあったのは事実なのだけど、Remember The Milkなど、かなり僕のライフスタイルで必要なアイテムがそろってきたのが理由。従来の携帯も併用する予定で、当面iPhoneはネットPDA的に使っていくことになると思う。

とりあえず困っている点として、勤務先が圏外になるということがある(これがイマイチ踏み切れなかった最大要因であり、他の携帯も引き続き使う理由)。同僚も再三Softbankには伝えているという話なのだが、「携帯電話」としては全くこまった話だ。

2008/11/12

Pixelmatorは良さそう

職場ではAdobe Photoshop CS3なのだけど、自宅のMacでまでヘビーな画像処理をするのはいかがなモノかと思っており、Blog用画像などちょっとしたものを扱える手軽なソフトについて検討していた。結果、シェアウェアのPixelmatorはかなり良さそうと思い、今日最新版 1.3が公開された…という話もTUAWで読んだので、それでは試してみよう…というカタチとなった。

結論から先に行ってしまえば、普段のプロ用レベルを特に要求しないなら、画像処理には十分な機能を持っていると思う。またユーザーインターフェースのデザインもなかなか可愛く、家でカジュアルに使うなら、むしろこちらの方が良いのではないかと思うし、使っていて楽しい。

フィルターにも面白いものがイロイロと用意されていて、Quartz Composerの機能を使っているところも面白い。古い映画のような効果を出すFilm機能などは、うまく使えばトイカメラ的なエフェクトに使えるな…と思う。あとQuartz...のGeneratorメニュー項目でいろいろなテクスチャーを作り、カラーリングしたモノをKeynoteテンプレートの背景画像にする…なんて使い方も面白そうだ。

これから暫く使ってみて、いろいろと気づいた点をまとめていこうかな?と思う。

2008/11/11

Maria Rita来日公演

今晩会社を早退して、ブラジルのミュージシャンMaria Ritaの初来日ライブを聴きに中野サンプラザまで出かけてきた。正直な話、こんなに嬉しくなったライブも最近珍しい…というくらいに楽しんできた次第。Maria Ritaについて、こんな僕が詳しく説明するのもアレなので、レコード会社の情報をどうぞ。(iTunes)

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彼女のアルバムはファーストからずっと聴きまくっているし、DVDも持っている…でもブラジル国内では人気があるのに、日本ではイマイチということから来日はあまり期待していなかったんだけど、来てくれて生のMaria Ritaが聴けてまずは嬉しい!正直幕が開いた時には、変かもしれないけど、ちょっと涙ぐんでしまったくらい。

ライブのバンドのメンバーは、全くブラジルでのライブのときと一緒なのもまた嬉しい(時々海外ツアーでは小編成になったりすることもあるんだよね)。ライブDVDのSamba Meu Ao Vivoとおんなじメンバーで演奏した曲もほぼ一緒…最新アルバムSamba Meuからが多く、とはいえ1stやSegundoからもA FestaやPagu、Caminho das guas、Muito Poucoなどの曲も(そういえばNovo Amorは無かったなぁ…)。そして、DVDで聴くよりも実際のライブは何倍も迫力があり、Maria Ritaの歌声も、音楽もパワフルだった。楽器は電子系はおろか電気系すらないアコースティック…でもパーカッション2人+ドラムスで作るサンバのリズムはかなり強烈にカッコ良かった。また日本でのライブらしく(ほんの少しだけ)日本語のMCにもチャレンジ!(アンチョコを見て少し話した最初の時くらい。以後は英語&ポルトガル語)

あと、Maria Rita自身が一流のシンガーなんだからあまり言いたくないけど、歌がデビュー当時よりもぜんぜんパワフルになって、どうしても母親のElis Reginaを連想せずにはいられない。それでもMaria Ritaのどこか繊細な雰囲気、そして同時代人ということから、僕はMariaの方を推してしまうくらい。

前記ライブDVDでは観客がかなりノリノリで、果たして日本のオーディエンスはいかに?とちょっと思っていた。場内を見渡すと“変わった音楽好きです”というような風貌の方、サンバやってます…って感じの方に加えて、意外にスーツ姿のオジサマ(40〜50代?)なども少なくない。ライブ序盤の方はさすがに大人しめな感じだったのだけど(騒いだり踊ったりしてたのは日系などのブラジル人中心?)、A Festaで途中からMariaがのせる、のせる。結局ほぼ総立ち状態になって、すっかり盛り上がる。多くのオジサマも手を振るなどして盛り上がっていたよ。

もうひいき目+生で見ることができた嬉しさからかもしれないけど、演奏される曲、される曲本当によくて、まったくもって堪能しまくり。ハズレは無い?って感じだった。特に僕が好きな曲“Conta Outra”のライブが聴けたのはよかったなぁ。本当にアッと言う間に時間が過ぎてしまい、アンコール一番最後の曲は再度サンバ“O Homem Falou”…この時彼女は歌いながらビデオカメラを持って観客の様子を納めるという暴挙(?)に。演出なのかもしれないけど、日本のライブの様子をブラジル本国に持ってかえってくれるのを期待しよう。そして今回はわずか1回だけの日本公演だったけど、もしまたMaria Ritaの日本公演があれば、いいのに…と首を長くしながら待つことにしよう。

[他サイトのMaria Rita来日公演記事]

BELOW: Firefoxアドオンのオンライン・バックアップ

Mozilla Re-mixで知ったBELOWというサービス。これは、Firefoxで現在使っているアドオンをオンラインでバックアップしてくれるというモノ…Firefoxはアドオンがないとツラいと考える僕のような向きには便利と思う。また複数マシンでFirefoxを使う場合でも、動作するアドオンを同一にしておけるので、シンク目的で使うのもよいと思う。

BELOW自身もFirefoxアドオンとして提供されているので、そちらのサービスでまず登録を行ってからアドオンをインストール。ツールメニューに「BELOW」が追加されるので、そこで「拡張機能をバックアップ」という項目を選ぶと現在Firefoxで使っているアドオン情報がBELOWに保存される。

BELOWがインストールされたら、アドオンのバックアップを開始

ID/パスワードでログイン後に現在利用しているアドオンの情報をアドオンに送信。

送信が終了するとBELOWのサイトに自分が使っているアドオンが登録される。

これで登録は終了。この内容を手元のFirefoxに反映させたい場合はBELOWメニューで今度は「拡張機能をリストア」を選べばいい。

尚、アドオンのURL情報を入手できない場合に、エラー表示がおきることがある。僕の場合はRemember The MilkQuartz PDF Pluginで発生した。そうした際には、それらのページに行ってInstallボタン(リンク)のURLをコピーし、BELOWの編集ページでそのURLをコピーすれば大丈夫になった。

エラーが起きると、BELOWのリスト項目でこんなのが出てしまう。

インストール部のURLをコピーして…

エディット画面にダウンロードリンクを入れれば大丈夫になる。

BELOWが活躍するのはもしかすると多くないかもしれない。でも何かあったときに、各アドオンを個別にインストールするのはかなり面倒なので、このサービスで情報を保持しておくのはいいアイデアだと思う。ちょっと残念なのはテーマ類に関しては現在のところバックアップしてくれないという点かな。いずれにしても僕はしばらく使ってみようと思う。
[追記]Google GearsはどうやらBELOWに登録するのがかなり面倒なようだ。これは、同アドオン登録前に利用許諾ページで同意するアクションが必要なため。今後やり方があるのか(それともGoogle Gearsだけはあきらめるか)を考える。

2008/11/08

D-LUX 3 and D-LUX 4

やはりBlogをやりはじめてくると、少しずつ良いデジカメが欲しくなってくる(あんまりガンガン買い込んでいると身の破滅なのだけれど…)。そして現在非常に欲しいと思っているのが、左に掲載しているLeica D-LUX 4というデジカメ。

正直な話をすれば、まずこのデジカメは中身がパナソニック製なので、もっと安い同一品と言われている製品Panasonic DMC-LX3を買えばいいじゃない…という考えもあるし、実際に結構評判も良いようだ(スタパブログ: 俺的に“当たり”のLUMIX DMC-LX3)。正直、DMC-LX3の方は、ざっと調べたところ65,000円程度、そしてLeicaだと10,5000円…というコトになってしまう。

自分に正直になれば、これはもうデザインが全然ちがうのだから、どうせならいつまでも所有している喜びのある、納得できるモノを選びたい…ということだとしか言いようが無い。それでも追加40,000円というのは、なかなかの出費であるのも事実だ。まぁデザイン以外でも画質のチューニングが違うなど、イロイロあるのも知っているのだけれど。FlickrにD-LUX 4のグループがあるので、入手するまではそちらの写真でも見て涎を流していることにしようと思う。

Ecto: Flickrへしか画像をアップできない?

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Ectoを継続して使ってみている。だけど、Bloggerを使っている際には画像のアップロード先をFlickrにしか指定することができないでいる。

もちろん写真を活用する場合にはFlickrだけを使うというのは十分にアリなんだろうけど、できることならBloggerに直接アップする…というのもできないか?と、どうしても考えてしまう。

仮に自分の写真だけなら問題ないのだけれど、やはりどうしても画面キャプチャーなど他の画像をアップすることが多い。これは厳密に言うとFlickrの規約違反になる可能性が出てしまい、これではEctoを継続して使用することができない…。

一方で、Ectoで非常に便利と感じているのはFlickrから写真を持ってくることができるという点。自分のアカウントからはもちろんなのだけど、他ユーザーでもクリエイティブ・コモンやコピーレフトのものは検索し、Blogで使うことができるようになる。この機能はかなり役立つというのが正直なところだ。(掲載されている

2008/11/07

EctoによるBlogエントリー作成を試みる

ネイティブのBlogエディタEcto 3.0を試用してみようと考え、早速試用版をダウンロード。BloggerのWeb上でのエントリー編集機能でも結構十分と思えるのだけど、やはりいろんな操作という意味でネイティブ・アプリというのは捨てがたい。どのくらい操作感が違うのか試してみる上でも、少しの間使い続けるのは悪く無いアイデアなのではないかと考えた。

iPhoneで使うRTM


本Blogで出現頻度が高く、そして実際に僕の利用頻度もめちゃくちゃ高いRTMことRemember The Milk。このサービスを存分にiPhoneで利用できるアプリが既に用意されており、今日もいくつかのBlogで紹介されていたので、まずはリンクを提供。アプリ自身は無料なのだけど、利用するためにはRTMの年間$25が必要なPro版に入会している必要がある…正直価格2,300円のToDo管理用iPhoneアプリOmniFocusよりも、高くつく。

とは言え、かなり生活をRTMに依存し始めている現状から、iPhoneアプリを導入すれば、ハッキリ言ってすぐにモトは取れてしまうのではないかとも思える。なるべく早く使っていきたいと感じる。

Hello, Dropbox. Good-bye, iDisk.

Dropboxフォルダにファイルを保存するだけでオンラインストレージに自動保存。

先日、AppleのMobileMeが提供するiDisk機能が遅くて話にならないと書いた。本日早速同僚に勧められてDropboxというサービスを試してみることに…結論としてはかなり満足できそうな感じで、当面はこれをオンラインストレージに利用していくことにしようと思っている。

DropboxをMacで利用するために、まずMac側にインストールを行う必要あり。サイトからアプリケーションをダウンロードして簡単な設定作業。そうすると、自分のHomeにDropboxという新しいフォルダが作成される。このフォルダ下にファイルやフォルダを保存しておけば、自動的にオンラインでもデータを保存してくれる(オンライン・ストレージと同期される)という仕組み。

基本的に通常のフォルダと同様の操作だし、ファイルをクリックしてアプリで開き、編集して保存…というカタチでの利用も可能なので、ほぼiDiskと同じ操作感。一方でiDiskの遅さに悩まされることもなさそうだ。これが速いのは、基本的には一旦ローカルにファイルを保存して、後でバックグラウンドでオンラインストレージと同期させる…という仕組みが良いということなのだろうか。

Dropboxに入れたファイルやフォルダはWebアプリからアクセスすることもできる。


いずれにしても、利用していて全くフラストレーションを感じないというのは非常に良いことだ。これで特に問題が生じなければ、iDiskにはおさらばし、このDropboxをメインで使っていくことになると思う。それにしても、MobileMe系のサービスは結構いろんなところで不具合、そうではなくてもパフォーマンスが不満だったり…と、このところのAppleのネットサービス体制には疑問符を付けてしまうというのが正直なところ。