2009/03/31

アナログでもメモを取る

普段から何か思いついた事があると、必ずメモを取るようにしている。もちろんiPhone版Evernoteも活躍中。それでもサッと何か思いついた事をすぐ、場合によっては図入りでメモしたいという場合は、“紙とペン”を使うのが一番早い。

現在僕が使っているのがAssist Onで手に入れたYMSK革製メモホルダー。これにRhodiaのメモブロックとNAVAのペンを入れて上の写真のようにして使っている。全部でちょっと大きめの名刺ケースくらいのサイズなので、ちょっと外に出る時、もしくは家でウロウロしている時でもポケットに常時入れておいて、何かあればすぐにメモできる。意外に近所に煙草を買いに行く途中に、面白いアイデアが出たりするからメモ用セットは必ず持ち歩くようにしている。

もちろん革ケースなど使わないでもOKなのだが、それなりの値段がすると“置き忘れにくい”という事がポイントと思う。せっかくメモしても無くしたら何にもならない。また、このケースは本来名刺を入れる部分も含めれば3つメモを入れておくスペースがあるので、ちょっと分けておきたいときには便利。

尚、紙とペンでのメモは、あくまでも僕にとっては暫定的。何かアイデアをメモしたら、隙がある時もしくは帰宅時にEvernoteなどに入れておくようにしている。文字をちゃんと入力しておけば検索性が確保できるし、紛失も防げる。仮に日本語OCRがちゃんと動けば、これがもっと機動性が上がるのだけど…というのが目下の願い(英語圏の人はそれを堪能しているんだなぁ…)。
いずれにしても、現在はアナログメモ+Evernoteのハイブリッドでメモをしており、最終的には全部のメモがEvernoteに行くようになっている。これがベストでは無いけど、僕にとってはコレでなかなか上手くいっている。

2009/03/30

Convertbot - ユーザーエクスペリエンスが退屈なモノを面白くする

TapbotのConvertbotというiPhoneアプリを入手した。前に体重管理用ソフトWeightbotでもそのユーザーインターフェースが話題になった同社だけど、今回のConvertbotは単位変換アプリ。

正直な話を言えば、単位の変換機能それ自体としては「あっそう」という感じで、似た事をできるソフトは他にもある(しかも無料で)。煎じ詰めるとConvertbotは使っていて楽しい…若干ゲーム感覚で事務的になりがちな機能をエンターテインメントにしてしまうというアプローチが面白い。

ユーザーエクスペリエンス部分にこだわる事で商品の差別化が出来たり、場合によってはスマッシュヒットになる…。このようなConvertbotWeightbot的アプローチを考えれば、もしかするとカロリー計算や小遣い帳など“大した事の無い”はずだったソフトを“話題のアプリ”に変えることができるかもしれない。

そういえば物書堂大辞林はその端的な例かもしれない。ユーザーエクスペリエンスにこだわり抜いた結果、単なる辞書とは言えない新しい電子出版の読み物に昇華したのは見事と思っている。最近の週刊ダイアモンドでもiPhone版「大辞林」が記事になっていた

2009/03/28

本を読み漁るのがいい

IMG_0376.JPGレバレッジ・リーディングをしているのか?とこの前知人に尋ねられた。僕は最近のペースだと月に10冊程度の本…それもほとんどがビジネス本と言われる類いを読んでいると話したことが理由。

レバレッジ〜は、そうした効率的な多読を勧める内容の本なので、知人は僕がそれを基に実行していると思ったそうだ。

同書は、名前や概略だけは知っていたが、読んでいなかったので今日書店で早速買い込んできて読んだ。その概要を簡単に言ってしまえば…

  • 本を読む意味
  • ビジネス書を多読すべきだ
  • 多読の際には本にメモ、線などの書き込みなど活用
  • 読後は“自分に重要な内容”をメモにしてまとめる&携帯する

特にこの「レバレッジ・リーディング」でいう最後の読後メモをキチンと作り、ただ“読んだ”だけに終わらないアプローチが僕には欠けている点だろう。また本は書き込みしまくって汚していいんだ…という点も“わかってはいたけど、やはり今まで付箋を使っていたので、やり方を考え直してもよいかな…と思った次第(移動時の読書など付箋などはなかなか貼れない事も)。

そうした上記の事を、今の読書量に加えて行えば、何かいい事があるのかな? 個人的には“退屈が怖い”という理由だけで多読してきたのだけど、それでも多く読むとイロイロなバリエーションの見方、その中にある意味共通する部分とかが見え、1冊の本を熟読するより面白い。そんなアプローチも間違ってなかったのかも…と思えるとなんだか嬉しい。

2009/03/27

MacHeist3を入手

既に多くのMac関連ブロガーが報告されているが、僕もMacHeist3という各種Macソフトのバンドルを購入した。これは毎年行われている期間限定のチャリティー・イベントで、主にオンラインで販売されている様々なMac用アプリ12点がわずか$39で手に入る…というもの。販売額の25%がチャリティーに当てられる。

シェアウェアなどをいろいろとまとめて購入するには非常に良い機会だと思う。WireTap Studio入手を考えていたこともあり、ちょうど良い機会だった。ちなみに同ソフトが通常$69と考えれば、それだけで十二分にペイしている。

尚、バンドルに挙げられている12点のうち、いくつかはロックがかかっており、チャリティ金額合計があらかじめ決められた額を超えると、外れるようになっている(いままで入手した人もダウンロードできるようになる)。現在はロックがかかっているWeb制作用Espressoに興味があるので、是非ともそこまでリーチして欲しいな…と願っている(時間の問題だろうけど)。

尚、このバンドルで入手したアプリは時間に余裕がある際に順次試用して、ご報告できればと思っている。

2009/03/25

離職して、フリーランス

景気があまり思わしく無いと言われるなか、かなり思い切ったというか、向こう見ずな決断ではあるのだけど、3月で勤務先を離職し、自営業というかフリーランスみたいな立場で仕事をしていく事になった。勤務先の業績悪化という不可抗力的面もあるのだけど、今まで漠然と“いずれは”と考えていたので、ある意味、背中をポンっと押してもらったと考えている。

フリーランスで動くのに一番困った点は自分自身の“営業力”が思わしく無い…という点が心配なところ。これまでの仕事へのアプローチをどう変えていくかが今後のポイントになるのだろう。

2009/03/23

LED Cinema DisplayとMacBookを使う

昨日報告したようにLED Cinemaが自宅に到着し、これをMacBookに接続して使っている。正直、ノートをこのように大型外部ディスプレイと接続し、ノートを閉じて使う…というのを実際に行うのは初めての体験。

できるのは分かっていたが、どう操作するのか…とマニュアルを読む。結果、MacBookを一旦起動した後に液晶を閉じてスリープ→その後に外部のBluetoothもしくはUSBキーボードを操作してスリープから復帰すれば、MacBookを閉じたまま問題なく使えた。別にデュアル・ディスプレイで良いのだけど、机が狭いので閉じて使う事の方が圧倒的に多い。

外部ディスプレイを接続した状態のMacBookをもっとスッキリ収納する方法として、液晶モニタの下にMacBook Proをすっきり収納 - ELECTRIC DOC.で紹介されているLapTuk Stand / Alminium Colorに興味はある。そして、もっと予算があればBALMUDA design Floaterという選択肢もあるかもしれない。デザイン面から言えば正直Floaterに惹かれる…もしかすると何か物事がうまく行ったときに“自分へのご褒美”という言い訳で手に入れる事にするかもしれない。

もちろん、常設的にこのセットアップならMacBookの意味が全く無いので、Mac miniでOK。従って、持ち出せるMacBookのモバイル性というメリットをどこまで活用できるかがこれからの課題と思っている(現在、かなりの出不精モードとなっている)。

2009/03/22

Apple LED Cinemaを入手

忙しさにかまけて、少し更新の日にちが空いてしまった。すいません。
そうこうしているうちに、自宅にもApple LED Cinema Displayが到着した。同時に購入したApple Wireless Keyboardと組み合わせて上記の写真のようなシステムアップとなった。

月並みな話で全く恐縮なのだけど、やはり解像度の高い大画面が快適で、行う必要がある様々な雑多なこともすっかり効率アップした。何故もっと早くこうしなかったのだろう?と今では思ってしまう。

いままでのところLED Cinemaに特に問題はない…というか、使うのが楽しくてしょうがない。ただ、MacBookのモニタとは一応調整した程度ではまだまだ色の出方が違う…LED Cinemaの方がかなり鮮やか。そんなことも使っていてちょっと違和感を感じる部分ではある。

Apple Wireless Keyboardとあわせて使っているのだけど、マウスはLogicool Revolution MX。Macを閉じた状態でスリープし、マウスを充電ドックに置こうとすると時々スリープから醒めてしまうことがあるのが、上記のようなセットアップで使う上で若干面倒くさい点だろうか。

2009/03/18

iPhone 3.0について

もうすでに呆れるほど各所でiPhone 3.0に関する話題が掲載されている。僕はすっかり乗り遅れてしまった。“念願”のコピー&ペーストが、しかも先進的なカタチでできるようになる予定なので、それだけでOKとは思っているが(そういう内容の記事もすでに一杯ある)。とりあえず以下に各所へのリンクなど。

この記事がまとまっているし画像も多いので、題名通り“これだけ覚えておけば”iPhone 3.0の概要は理解可能。とはいえ、実際にiPhone 3.0ってどんな感じなのか見てみたい場合は以下のスクリーンショット・ギャラリーを眺めて、今夏に来る未来を味わってみてはいかが?

前回も、そのまた前のエントリでも書いたけど、OSのメジャーバージョンアップがあり、当初は「?」だったのがいつの間にかパワーアップしてしまうというパソコン的パラダイムを携帯に大々的に持ち込んだ追い上げパワーを持つiPhoneの怖さ。ハードウェアの仕組みでなく、新OSを出せる…そしてOSを作れるほどの技術力を持ったAppleの怖さが次第にしみ込んでくる。

普段年に2回は新機種を出す国内携帯メーカーは扱いに困っているかもしれない。だけど、差別化ポイントとして国内独自規格、Felicaやワンセグなどを前面に出して勝負する方向になれば、間違いなく“イノベーションのジレンマ”に直面するだろう。僕が仮に担当者なら相当悩むことになるんだろうなぁ。

2009/03/17

もうすぐiPhone 3.0発表

体調を若干崩し、すっかり投稿が滞ってしまった。そうこうしている内に、いよいよ明日…というか後数時間で新しいOS、iPhone 3.0発表となる。きっと明朝にRSSリーダーを起動すると、それに関する記事でスゴい事になっているんだろうなと思う。僕は体調の加減から参加しないけど、実況をするサイトもあるようなので、(予告:「iPhone 3.0」イベントをライブカバレッジでお届け:モバイルチャンネル - CNET Japan)、夜更かしさんはそちらをチェック…という事か。

既に各所で話題になっている通り、iPhone 3.0ではついに“念願の”コピー&ペースト機能が実装されるという話。ある意味、そうした非常にベーシックな機能が実現されるというだけで、ここまで話題になれるiPhoneとは面白い存在なのだな…と、面白いやら、半分呆れるやら。

とは言え、ケビン・ローズのiPhone 3.0予想「コピペ実装、Palm Pre並みに機能拡充」を読む限り、単なるコピー&ペースト機能には終わらない面白い仕組みになるかもしれない。また、同記事のPalm Pre並みの機能が実装される(?)という点も相当興味がある。

SafariのベースとなるWebKitはもとより(PreもWebKitベース)、WhatWGによるHTML5など、最近のAppleは積極的にWeb技術に取り組んできた。そうした強みをどのような形でiPhoneで実装してくれるのか?Palm Pre的なWeb技術ベースのアプリを展開するような新たな展開を見せてくれるのか?…と、非常に興味が尽きない。
いずれにしても、僕がここでゴタクを並べても何も変わらない。明朝のニュースを楽しみにして今晩は早く寝る事にしよう…。

2009/03/14

Firefoxアドオン: GCal Popup


Webページの内部でポップアップし、Google Calenderを表示してくれる。
(上図はBetter GCal併用している)

Mozilla Re-Mix: Gogole カレンダーをページ上にオーバーレイ表示して利用できるFirefoxアドオン「GCal Popup」に紹介されていたアドオンGCal Popupを利用してみた。これはワンクリックでページ内にGoogle Calenderを表示させるというもの(閉じる際は背景をクリック)。

これは、何かしていてサッとGoogle Calenderを使いたいな…と思う際に結構便利な感じ。新しいタブを開いてGoogle Calenderをブックマークから選んで表示…というようなことをしなくても、ステータスバーに表示されるGoogle Calenderアイコンをクリックするだけで、サクっと表示。ちょっと参照したり、情報を記入したり…という際に便利だ。特に他のWebアプリとの併用では気持ちがよい(サンプル図ではRemember The Milkと併用している)。

他のGoogle Calenderを呼び出す系のアドオンはクリックする(もしくはメニューで選ぶ)と新しいタブにGoogle Calenderを表示させるようになっているけど、それよりもGCal Popupの方がサッと呼び出したい場合は効率的な印象。

ただし普通に比べて若干小さめのサイズで表示される事になるので、解像度の低いモニタでは、本当に小さなエリアになってしまう。別FirefoxアドオンのBetter GCalを併用すれば、同アドオンのヘッダー部や左側のサイドバーを折り畳む機能により、情報が見やすくなると思う。

基本的にGCal Popupは気に入っているのだけど、ちょっと「?」という挙動が見られたこともある。実はGCal Popupはまだ「実験的なアドオン」なので安定性は若干欠ける可能性がある。とはいっても、サクっと出せるところが気持ちよかったのでしばらくBetter GCalとの組み合わせで使ってみようか…と思っている。尚、僕はあまり関心が無いのだけど、Google Readerを同様にポップアップさせるGoogle Reader Popupというアドオンも最近登場したそうだ。

iPhone 3.0とiPhoneビジネス

アップル、「iPhone 3.0」関連イベントを開催へ:モバイルチャンネル - CNET Japanでは日本時間3月18日深夜にiPhone 3.0がプレス発表される件について詳しく書いている。正直3.0に関しての詳細は不明なので、個人的な感想は「楽しみ」、「出たらすぐ使おう」、「どんな機能が入っているのかな?」…という通り一遍以上のモノは何も出てこない(笑)。

それでも、やはり携帯OSのメジャーバージョンアップっていうのが、やはり新鮮…というか、Macなどの常識が通じる世界って良いなぁ…と思ってしまう。404 Blog Not Found:iPhoneがガラパゴスケータイより劣っていていい理由などでも前々から指摘されていたのだけど、携帯のOSがバージョンアップするっていうことは今までの常識からすれば、かなり不思議なこと(すでに2.1などでOSアップデートが手軽にできるって実証しているしね)。

機種変更をしなくても大幅なパワーアップができる可能性がある…完成度がどんどん上がっていくiPhoneの味を一度知ってしまうと、機種変をしようなどという考えすら出てこない。囲い込み…という面で、これほど強烈なモノを知らない。

囲い込みという面ではTidBITS 日本語版 #968 アプリへの高額出費は、iPhone の顧客固定化に繋がるというようにApp Storeも確実に囲い込みに一役買うポテンシャルが極めて高い…という点が指摘されている。いまさら言うまでもなく、僕も辞書アプリなどiPhone用アプリ出費の合計額はかなりのモノで、今更ちょっと良いくらいのレベルではiPhoneから他の機種に変更する…というのは、まずありえない。

今までの携帯と比べてこうした顧客の固定化を促進する仕組みが何重にもあるiPhone、鳴りを潜めたiPhone批判でも書かれているように、前評判に比べて販売不振…と嗤っていると、国内メーカーは後でとんでもない事になるかもしれないし、実際iPodでそれをイヤというほど味わった経験はあるのだと思うのだけど。

いずれにしても、僕は国内メーカーを貶めるという考えは毛頭ない。逆に言えばiPhoneというプラットフォームを考えたAppleが出来過ぎということだと思う…怖いくらいに。
さて、iPhone 3.0発表では単純に機能など技術面だけでなく、契約面なども変わる可能性があるとCNET記事は述べている。果たしてAppleはさらにiPhoneをどれだけ怖いものにしようとしているのか…ビジネス面でも発表の内容を楽しみにしている。

2009/03/11

Mac版Evernoteがアップデート

Evernote公式Blogで、Mac版Evernoteクライアントソフトの最新版が提供開始されたというエントリを読み、早速インストールして使ってみた。おおまかに言って変更点は以下のようなものになる。

  • A. Safari 4にも対応したSafari用クリッパー機能(PDF保存オプションあり)
  • B. Growl通知機能
  • C. ノートのマージ機能
  • D. その他の細かい機能変更

■A. Safari用Webクリッパー機能

今回のバージョンアップのハイライトとして、最新版Safari 4 Betaでも動作するSafari対応Webクリッパー機能があり、以下のことができる。

  • (1) 選択したテキストもしくは画像をEvernoteに保存
  • (2) Webページ全体をEvernoteに保存(Webデザインは保存されない)
  • (3) WebページをPDFとしてEvernoteに保存(Webデザインも保存)

Webページのテキストや画像を選択した状態でEvernoteアイコンをクリックすると上記(1)の動作となり、選択されていない状態でのクリックで上記(2)となる。これらはCSSなどのデザインをEvernoteに保存しないため、デザインも含めて保存したい場合は上記(3)を行うことになる。操作はShiftキーを押しながらクリック(もしくはコンテキストメニューの“Add Page to Evernote as PDF”を選択)。


Evernoteアイコンが追加されたSafari 4

今回のアップデートでは、EvernoteはFirefox版よりかなり良い感じの出来と思う(Firefoxアドオンの機能アップが待ち遠しい…)。尚、Firefox版アドオンで直接PDFを登録することは出来ないけど、Mac環境の場合はEvernoteは印刷ダイアログのPDFメニューにSave PDF to Evernoteを追加するので、この機能を使えばFirefoxから…もしくは前々別のアプリからでもPDFを作成しEvernoteに追加できる。

■B. Growl通知機能

Macで様々なアプリからの通知を表示するGrowlに対応、また新バージョンは自動的にGrowlをインストールする仕様にもなっている。

■C. ノートのマージ機能

複数のノートを選択して、1つのノートにマージしてくれる機能が追加された。EditメニューもしくはコンテキストメニューからMerge Notesを選ぶという操作を行う。
個人的には使うのかな?とちょっと疑問に。しかし例えばiPhone用Evernoteでは写真とテキストを1つのノートに保存できないし、複数の画像を1枚のノートに保存できない(Mac / PC版はできる)。だからiPhoneでは個別にノートを作っておいて、後でマージする…というような使い方は思いついた。

■D. その他の細かい機能変更

この点に関しては、まだ確認していない点が多い。公式Blogによれば、Preferenceの改修やEvernoteの広告表示(Premiumユーザーは非表示可…これはあまり嬉しく無いかも)、他には細かい使い勝手の改善やバグ修正など。

このような感じで、Mac版Evernoteがパワーアップされたのは素直に嬉しい。Evernoteにはイロイロと可能性を感じて有償のPremiumメンバーにもなっている。とは言え気になる点も無いことはない。僕のデフォルトはFirefoxなので、そちらのアドオンの強化や、iPhone版クライアントにもいろいろとお願いしたい事も…。そうした点も含めて、引き続きEvernoteを日々活用し、報告できる点があれば書くようにしたい。

2009/03/10

Strength Finder - 自分の強みは何?

自分の“強み”とは何かを探るテストStrength FinderGallupより提供されており、それを試してみる事にした。尚、このテストを行うには「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」などの書籍を購入して、カバー裏に印刷されたIDを入力する必要があり、1つのIDで1回のみ受けられる仕組み。面白いネットと本のハイブリッドな商品だと思う。

同書の内容を簡単に言ってしまえば、各個人はそれぞれ「強み」と「弱み」が才能としてあること。そして、“弱み”を無くす方向よりも“強み”を活かす方向にした方が、個人としても組織としても効果的…ということ。調査から“強み”のタイプを34種類(下記参照)挙げている。WebでStrength Finderにアクセスし、40分程度のテスト時間(受講は日本語でも可)を受ける事で、34のうち自分に当てはまる上位5件の資質が示される。

「アレンジ」「運命志向」「回復志向」「学習欲」「活発性」「共感性」「競争性」「規律性」「原点思考」「公平性」「個別化」「コミュニケーション」「最上志向」「自我」「自己確信」「社交性」「収集心」「指令性」「慎重さ」「信念」「親密性」「成長促進」「責任感」「戦略性」「達成欲」「着想」「調和性」「適応性」「内省」「分析思考」「包含」「ポジティブ」「未来志向」「目標志向」

ちなみに、僕のテスト結果は収集心、最上志向、学習欲、未来志向、内省という形となった。全く持って意外性の無い結果。特に収集心は妻に時々「このCD棚と本棚の内容に何百万費やしたのか…」とあきれられるだけに図星だ。
以下に僕が該当した“強み”の説明を一部引用する。

収集心
あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。

最上志向
優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。

学習欲
あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。

未来志向
「もし・・・だったら、どんなに素晴らしいだろうなぁ」と、あなたは水平線の向こうを目を細めて見つめることを愛するタイプの人です。未来はあなたを魅了します。まるで壁に投影された映像のように、あなたには未来に待ち受けているかもしれないものが細かいところまで見えます。

内省
あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいは他の人の感情を理解しようとしているのかもしれません。

百戦危うからず…な感じに持っていくためには、自分を知るということが大きなポイント。著者曰く脳内回路はもう決まっているから、「別の強みの方が良いのに!」と泣き言をいっても手遅れ。ならば上記の強み、なるべく活かせるようせいぜい努力してみるとしようかな。

2009/03/09

オーディオブックポータル - FeBe

昨日iTunesに登録されているオーディオブックで読みたいと思うタイトルが少ないと書いた。少しだけ調べると、FeBeというサイトがオーディオブック、特にビジネス関連や実用書などのタイトルが充実しているようだった。

同サイトで販売しているオーディオブックはMP3フォーマットであることにこだわっているようで、iPhoneやiPod等でも問題なく再生できるところが良いと思う(MP3にはウォーターマーキングは施されているとのこと)。

尚、オーディオブックは再生時間が数時間になりがちで、再生した箇所を覚えておいて欲しい。iTunes Store配信では、そうした点に配慮されたm4bフォーマットなので問題ないが、FeBeのようなMP3の場合は便利に使うには下記のA, Bいずれかのようにして、若干の手間をかける必要があるようだ。

■A. 簡単な方法:

一番簡単なやりかたはMP3をiTunesに読み込んだ後、情報を見る→“オプション”タブ内の“再生位置を記憶する”にチェックを入れること。これで、そのMP3を呼び出したときに最後に停止した位置から再生が始まる。

■B. 本格的な方法:

MP3ファイルをm4bに変換すること…iTunesを使うのが一番簡単。MP3ファイルをiTunesに取込んでから 詳細→AACバージョンを作成 を実行。その後に変換し作成されたAACファイルの拡張子をFinderなどでm4aからm4bに書き換えてから、iTunesに再登録するとiTunesやiPhone、iPodからオーディオブックとして認識される。

m4bにしておくと、iPodやiPhoneなどで再生位置を記憶する機能が最初から働くほか、再生速度変更機能も利用できるのが良い点。

ちなみにオーディオブックの速度をiPhoneで変更するには、設定→iPod で遅い/普通/早いの3段階を選択する。実はこの機能の存在を今回初めて知った。音楽を聴いているだけならまずアクセスしない機能だったろう。

以上のように、便利に使おうと思うと若干手間がかかるFeBeのMP3オーディオブックなのだけど、妙なDRM入りプロテクトのフォーマットにしなかった点は関心。汎用フォーマットならば、何かしら対処の手段はあるし。FeBeは今のところ僕にとって手に入れてみたい…と思うタイトルがある数少ないところ。もし昨日手に入れたオーディオブックの使い心地が上々なら、他のタイトルに手を出すのを考えてみても良いかも…と思った次第。

2009/03/08

オーディオブックと勝間和代「読書進化論」

オーディオブック版 勝間和代 著「読書進化論」がiTunesで出ている…ということで、入手してみる事にした。実はいままでiTunesで入手した経験があるオーディオブックは語学教材だったり、講演をオーディオブックの形にしたものだったりで、本の内容をそのまま…というのは恥ずかしながら今回が初めて。
また、同書は朗読も著者自身が行っているので、その人の声でその人の著作をオーディオブックで聴くのはどういう感じなんだろう?という興味もあった。

今回のエントリは若干長めになってしまった。以下の3つのパートに分けて話を進めてみたい。

  • A. オーディオブックというフォーマットについて
  • B. 「読書進化論」に関して
  • C. このエントリの一応の結論

■A. オーディオブックというフォーマットについて

まず今回初めての「書籍をオーディオブックで聴く」という体験自体については、以下の印象を持った。

  • (1) ながら聴きができるのが良い
  • (2) 思ったより時間がかかる
  • (3) 真剣に内容を把握したいなら本の方が良い

(1) ながら聴きができる点…例えば靴の手入れをしているときなどに、そうしたオーディオブックを流しながら…ということができるので、時間の有効利用ができる。試していないけど通勤時の混雑する電車で本もオチオチ読めない状態の時にはiPodを聴いて「読書」ができるので、便利かもとも思った。

(2) 本を読むのは比較的早い方なので、朗読で「読破」するには時間がかかる。オーディオブックの場合は朗読なため、どうしてもその再生時間分は時間が必要になってしまう点は気になる。

(3) 最後に、真剣な場合はやはり本の方が良い…ということの再確認。もう一度確認したいとき、もしくはちょっと付箋をつけたいとき、場合によっては引用したいので、書き写したいとき…などに、いかにモノとしての本が扱いやすい形態か?ということを改めて感じた。

オーディオブックに対する印象:その上でオーディオブック形態のメリットというのは、やはり最初の「ながら聴き」で時間節約ということが第1になると感じた。「読書進化論」内で勝間和代さんは、煎じ詰めれば学術書以外は著者のヨタ話と述べられていたが、ある意味今回のオーディオブックは著者の声であるため、良い意味でそういうモノを感じられた。当人の肉声で述べられると、朗読の上手い/下手ではなく、生きた感じがするとは思う。ただ文字に比べて朗読の優劣で結構印象が変わってしまうかもしれないという懸念もある。

オーディオブックについては、今回の事で以前よりも関心が増したとは思っている。ただ、残念な事に米国と比べて日本のiTunesで配信されているオーディオブックはかなり数が少ない上に、多数が外国語教材だったりして、「読みたい/聴きたい」と思うタイトルがなかなか無い点が一番の問題かもしれない。

■B. 読書進化論の内容について

正直に告白すれば、まだ全部オーディオブックを聴き終えて(読み終えて)いないので、本当ならこのエントリを書くのはまだ早いのだろう。その上で、以下のことをこれから書いてみる。

  • (1) 勝間和代さんの健全な“あさましさ”の再確認
  • (2) ネットによる本の読み方の変化
  • (3) 読書の技術

(1) 勝間和代さんの健全な“あさましさ”の再確認
勝間和代という著者に最初に興味を持ったのは404 Blog Not Found:あなたはなぜ勝間和代に勝てないのかを読んでから。その中で「健全なあさましさ」が彼女にはあるという。本書「読書進化論」でも、どのようにして今まで彼女は「売れる」書籍を作ったか…という作る側の気持ちというか心意気が描かれている。ある意味、出版の裏側の営業努力だったり、彼女が“はてブ トルネード”と呼ぶ現象についても言及。

出版する以上、多くの部数を売ることも大きな目的と言い切る姿は、商売人として清々しい。対局姿勢として内容が良ければ、いずれは評価される…シンデレラのように王子様が見初めてくれる…という姿勢があるかもしれない。そんなナイーブさを吹き飛ばし、ネットの力も借りながら 自分の商売を進める「陽」の気は、善し悪しは別にして圧倒されるばかり。

(2) ネットによる本の読み方の変化
情報入手方法としてネットが台頭してきた今、なぜ本なのか?という点。勝間さんの意見としては玉石混交のWebより書籍の方が高品質の情報であるケースが多いと言い、その根拠は収益性のあるビジネス・モデルが確立されている点や低品質な内容の淘汰、そして編集/デザインなど複数のメンバーが関わることなどが挙げられていた。

一方、営業手法のはてブ トルネードのこと、書籍情報収集の書評情報など、ネットのメリットもある。つまり、高品質な情報入手手段としての書籍と、それを補間するツールとしてネットという。尚、同書用Webサイトが用意され、関連映像なども提供されている。単純な書籍優位論では無い両者の長所を探ろうというハイブリッド・アプローチを試みている。

(3) 読書の技術
また、読書のための技術に関しても述べられていた。初級/中級/上級…自分の読書レベルに合致する読書法、フォトリーディングなどの読むテクニックから、読んだ後に書評を書く、記憶の際の「タグ付け」…など、いわゆる分析・統合・評価の段階まで完結させ、単純に読んだままにしないというアプローチの紹介を紹介。知識・情報を書籍から引き出そうとする貪欲さが良い。

■このエントリの一応の結論

本書で「本が一番知識・情報を得るのには良い手段」と述べられているのをオーディオブックという書籍では無い形で読んだ(聴いた)のは、偶然ながら面白い経験だった。改めて情報を得るための手段には何か良いのか?書籍以外のアプローチ/可能性/ビジネス性についても自分の勝手な考えを広げることができた気がする。

WebやBlog、Amazon Kindleなどの電子ブック、今回のiTunesによるオーディオブック…など、未完成なメディアは数多く登場しはじめているが、まだ本に及ばないと僕も思う。逆に言えば逆説的だけど可能性もある…ということだとも思える。もっとインタラクティブなオーディオブックや必要に応じてテキストも表示してくれる機能を実現?? 場合によりビデオによる図表や動画によるサポート?? …陳腐なアイデアならいくらでも出てくるのだけど。

いずれにしても現段階で一番完成度が高い情報・知識の配信パッケージの姿としての本。これをどれほどパワフルに応用するか?という考えのわかりやす説明を受け、またあれこれメディア論を考える良い機会となった。

関連情報:

2009/03/07

マインドマップ作成ソフトMindnode 1.3

以前にエントリ“企画・アイデアまとめ用ソフトを探す”で、マインドマップ用ソフトを探している…と書いたっきりになっていた。結局、最終的に利用することになったMindNodeについて少し書いてみたい。ちなみに現在僕が利用しているのは有料版のMindNode Proの方。

仕事用としては基本的にアウトライン・プロセッサーOmni Outliner Professionalを使うのが好き。ただ、読書後などに自分の理解度を把握するため、マインドマップを利用してみる…というのは悪くないアイデアなのではないか?と感じて使いだしてみることにした。
前に書いたとおりマインドマップ作成ソフトとしてはMiNDPiECEなども試してみたのだけど、結局一番シンプル…と感じられるMindNodeに落ち着いた次第。

MindNodeの良い点として真っ先に挙げられるのが、Mac OSとのインテグレーションを重視しているところだろうか。
ユーザーインターフェースもMac OS Xの標準的なアプローチを取っているほか、画面の拡大/縮小やスクロールなどにはマルチタッチが利用できる…特に大きめなマインドマップを書くとどうしても拡大/縮小操作が頻繁になるので、マルチタッチは便利に関した。また、Spotlight対応によりMindNode文書の中身を検索できること。そしてレビューをFinderのCoverflowでしたり、QuickLookを使うことなどもできる。

また、基本的にMindNodeは“機能てんこ盛り”という感じとはほど遠いシンプルさがウリで、普通に使う分には特に何も考えないで使いこなせる…という点が気に入っている。

一方で残念…もしくは人によってはネックになるだろうな、と考えられる点が、マインドマップのスタイルにあまりバリエーションが無いことだろうか。例えば、ノードの形状を円や四角など様々な形に変えたり、アイコンを設定したり、グラフィックを貼付ける…といった機能はMindNodeに無い事。基本的なもの以上のバリエーションを求める場合にはMiNDPiECEなどの方が良いだろうな。

後、無料版とプロ版の違いについて。ノードにURLを入れられること、Reconnecting機能でドラッグ&ドロップによりツリー構造を入れ替えたりできること、Folding機能でツリーを一時的に開閉できること(複雑なマップで便利)などがある。使った感じでは、Reconnecting機能とFolding機能が便利。特に要素を書き出していろんな繋げ方をしてみる時に良い。ただ無料版と比べて、それほど大きな違いは無い?という印象もある。


作成したマインドマップをOPMLで保存し、
それをOmniOutliner Professionalで開いたところ。

また、MindNodeはFreeMind形式、OPML形式へのエクスポートなどが可能。作成したマインドマップをアウトライン・プロセッサで開きたい場合などに重宝するかもしれない(現在はそういう使い方をしていないのだけど)。

冒頭にも書いたのだけど、僕の現在のマインドマップ活用方法として、書籍を読んだ後、その感想というか理解した内容を書き出してみる事。そうすると、本の内容に対する自分の理解度とかどこに関心を持ったか?などが改めてクリアになり、自分の頭の整理が出来て気持ちが良いと思った。
尚、ある程度複雑な事をマインドマッピングするとMacBookでは画面が小さい!ある程度大きな画面を使えると、もっとマインドマップ作成をしてみようという気になるのだけど…LCD Cinema Displayが欲しくなる…まぁ、これは全然別の問題。

いずれにしても、割合自分のお勉強というトコロにマインドマップを使い始めている。もっと仕事などでも使った上で、こんな効果があるよ…と言える段階になったら、また改めてエントリを書くようにしようと思う。

変化の時代では、もはや全員がフリーランス

Life in Technicolor (not HDR)

ビジネス書でベストセラーになるものが、個人の生産性をアップできるか?とか、さらには判断能力(ある意味 経営能力)をアップするための勉強法という感じになってきている傾向があると感じる。会社員であっても、“勤め人”的な発想より、どこか“フリーランス”的な能力を持つということが求められているんだろうな…と思う。

米国の後追い…というのは“なんだかなぁ”と思うかもしれないけど、やはり米国は日本と比べて解雇もたやすく流動性が高いことから、(特にシリコンバレーなどでは)より“フリーランス”的な傾向が顕著と感じる。どの会社に属するかより、自分の価値をどう高めるか(もしくは高く売りつけるか?)という視点が顕著。良い悪いは別にして、日本でも急激にそうした傾向は強くなってくと思う。

TechCrunch記事では元PayPalでLinkedInなどの創業をした人物は以下のように語っている。

今やあらゆる人が起業家だと私は思っています、本人が気付いていてもいなくても。平均在職期間は2~4年です。これは一種の小企業です。みんなそれぞれが自分の小企業の起業家です。次の仕事をどうやって見つけるか? キャリアアップをどうするか? 今や、それはすべて個人の肩にかかっています。だから事実上みんな起業家なのです。

上記のように“起業家”というと大げさかもしれないけど、仮に会社勤務しているにしても、自分の事は自分が全部コントロールしなくてはいけない“フリーランス”、もしくは独立した状態に近い形…という覚悟が無いとこれからの世の中は生きていけないんだろう。勝間和代さんはコモディティ(=汎用的な人材)からスペシャリティ(市場価値の高い人材)にどう自分を変えるか?を考えなくちゃいけない…という形で述べていた。

いずれにしても現在は会社というものが、まったくもって盤石では無い時代。そして個々人の将来のはとても不透明な時代に生きている。これを時代のせいにするのは簡単なんだけど(そして不毛なんだけど)、サバイバルの時代には、どういったフリーランス精神、起業家精神を持てるのか?そして行動できるのか?っていうのが今までより、もっともっと重要な時代に変わってくるのが感じられる。
僕の気持ちを勝手に汲み取ったとは思えないけど、ちょっと前に紹介したiPhoneアプリGratitude Journal [iTunes]では本日の一言としてダーウィンの以下の言葉が表示された。

It is not the strongest of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one that is the most adaptable to change.

Charles Darwin

生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、
最も知的なものでもない。
最も変化に適応できる種が生き残るのだ。

チャールズ・ダーウィン

2009/03/05

Ambiance 2.0 - 環境音プレーヤー

以前に集中したりするために、オンラインで販売されているアンビエントノイズMP3を聴いている…という話題を掲載した。iPhoneアプリにも、そうしたアンビエントノイズを再生するための製品Ambianceを見つけ、試してみたので報告。

新しいAmbiance 2.0アプリ本体には、サウンドは一切含まれておらず、オンラインで気に入ったサウンドをAmbianceサーバーからダウンロードして再生する…という仕組み(一度ダウンロードするとiPhone内にサウンドが保存される)。
かなり様々なサウンドがサーバ側には用意されていてかなり多くのバリエーションが楽しめる感じ。

自然の音も良いのだけど(そして実際数多く用意されているけど)、今回はカフェの環境音を入手した。読書の際、何故かあまり静かなところで読むより喫茶店などの方がページが進んでしまう。ならば、自宅などでもそうしたサウンドが良い効果を産むかも?と思った次第。


環境音をブラウズし、必要に応じてダウンロードする。

AppStoreのように“Featured”や“Search”が用意され、この機能でサーバーにある環境音コンテンツをブラウズ、検索し、目的のモノをダウンロードする(追加コストの必要は無い)。ダウンロード前にプレビューすることもできる。

ダウンロードが終わったら、再生してみる…。サウンドと一緒にイメージ画像もダウンロードされ、再生時に表示される(後で自分の好きな画像に交換も可)。

再生画面では、自分の好みを五段階スターで入れられたり、“Favorites”設定をしたりすることも…となかなか多機能。またタイマー設定をしたり、アラーム設定も可能なので、眠る際にスリープ機能として使ったり、パワーナップ時に「20分後にアラーム」で気づくようにする…といった活用方法が考えられる。

環境音プレーヤーとしてはかなり至れりつくせり高機能…という感じのこのAmbiance 2。手軽にノイズや環境音を使って集中…もしくはリラックスする場合に面白いツールになるかもしれない。
尚、無料お試し版のAmbiance Liteも用意されていて、こちらは最大3点までのサウンドしかダウンロードできないという制限がある。購入の前にはまずこちらを試してみるのが良いかもしれない。
また、前バージョンもAmbiance Classicとして無料提供されている。こちらの方はサウンドが最初からアプリ内に入っているという仕様なので、面倒は無い(でもカスタマイズ性は低い)。

2009/03/04

Apple新製品コメント: 個人的に関心があるのは新キーボードとAirMac

昨晩の新製品ラッシュに関して、すっかり乗り遅れてしまった格好になった(原因:飲み過ぎ)。個人的にあまり大きい買物が出来ない状態という事もあるが、殆どの新モデル・ハードウェアが“順当進化”なので、エキサイティングよりは、なるほど…という印象。この中で素人目にも「アレっ?」と思わせる変化があったのは新しいキーボードとデュアルバンドのAirMac

■テンキーレスのキーボード:

まず誰の目から見てもハッキリしているのはWireless Keyboardのように標準キーボードもテンキーレスになった事(テンキーパッド搭載Apple Keyboardも選択可)。僕は5年前からHappy Hacking Keyboard Liteを利用してきた経験から、机が広く使えることや、視覚的圧迫感が少ないなど、そうしたキーボードの良さを感じてきた。だから正直個人的にはオススメ。だけど普通テンキーレス製品はまだまだ一般的ではなかったし、今もそれほどでも無いかな…と思う。

普通ならデスクトップ機用キーボードのテンキーを除外するコトは、顧客が逃げるリスク等を恐れて、余程の理由が無いと踏み切れないと思う。ただ、ノート型の方がメジャーな昨今では、使う側もテンキーレスに慣れている、下手をすればノート型しか使った事の無い場合も考えられる。そういう状況では実はそれほど抵抗無く受け入れてもらえる可能性は高いと見たのだと思うのだけど。

今回の新型テンキーレス・キーボードの登場は、レガシー要素を捨ててシンプルさを求める極めてAppleらしいやり方と思える(そういえば初期のMacもキーボードが無かった)。

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■デュアルバンドのAirMac:

無線LAN構成機器に802.11g(もしくはb)と802.11nの両方が含まれていると、全体としては遅い方に合わせるしかないと思っていた(実は対応方法があるらしい)。だけど、新しいAirMac ExtremeやTime Capsuleではデュアルバンドとなり、両規格を使う…ということができるようだ。

つまり、新型MacBookでは最新高速無線LAN規格のパフォーマンスを十分堪能でき、一方で旧規格しか対応していないiPhoneや旧Macとの互換性も保つということができるようになるというもの。

無線LANパフォーマンスを面倒なことをせず、少ない投資で高速化させるなら新AirMac Extreme(もしくはTime Capsure)を手に入れるというのはアリだと思う。

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2009/03/03

Gratitude Journal - iPhoneで綴るポジティブ日記

iPhone Gratitude App

その日にあった良かったことを日記に記録することで、ポジティブな気分になる…それをiPhoneで行うためのアプリGratitude Journal [iTunes]を見つけた。
Gratitudeは感謝という意味で、その日にあった良かったこと/感謝したいことを5つ書いていくだけ…というシンプルな目的のアプリ。写真を貼っておいたり、その日の点数をつけるなんて機能があるほか、書き終えると今日のヒトコト(英語)を表示してくれるという。また、5つほどテーマが用意されているので、好きなモノを選択できる。

日記を書くのでも、「こんな事があって嫌だった」とか「あれが上手くいかない」…等と書いていると2重に暗い気分になってしまう。逆に“その日のポジティブ”な側面を日記に書くことで、物事の良い面を積極的に見ることを日常的に行う動機付けをする…ということが目的。こういうアプローチ自体をGratitude Journal呼ぶらしい。ポジティブ・シンキングを行うための方法の1つとして面白い。

このGratitude Journal的アプローチは別にこのアプリを無理して手に入れないでも、iPhoneの適当なノートやメモ機能のあるアプリでも良いし、iPhoneを使わないで1冊のノートだけでもOK。書き方のコツは以下のリンクを参照。

今回紹介したアプリGratitude Journalはアイコンがお坊さん(?)だし、スタートアップ画面といい、なんか宗教っぽい…もしくはニューエイジっぽい雰囲気が漂う。そんな所が苦手な人もいるかもしれない(そういう方はプレーンなノートアプリなどの検討を…)。
いずれにしても僕が仕事がうまくいかないからといって、何か怪しげな宗教やらセミナーに入り込み始めた…という訳ではないので、引かないで欲しい(笑)。

昨日紹介した“満足できない”症候群 対処法でも、「物事の素晴らしい側面を見る」という項目が挙げられていた。感謝すること、喜ぶことを日々綴るきっかけにiPhone用Gratitude!を手に入れる…というのも良いアイデアだと思う。

ちなみにこのアプリはCarla Whiteという女性が仕事前の朝5時〜7時に開発したモノだそうで、売り上げの10%はチャリティに当てられるという話。

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2009/03/02

“満足できない”症候群 対処法

Zen Habitsのエントリ、10 Ways to Beat the “Can’t Get No Satisfaction” Syndromeを読んだ。“満足できない”…日々面白いこともなく、モチベーションが湧かない…そんな際の対処方法について、同Blogライタの個人的な経験も踏まえ、10のポイントを挙げている。経済状況、会社の状況などから、個人的にもイロイロとネガティブになりそうな気分…とは言え、このままじゃいけない。これから次の何かしらのアクションを行う際にも、何かしら参考にしたいと思って同エントリの内容を以下に簡単に書いてみる。説明は超訳 or 自分で把握した内容。

1.小さいポジティブな変化を起こす
例えば、何か体に良い食べ物をとる習慣…など、それほど“大きくない”、何か良いことを試してみる。あんまり大きいことをするには“モチベーション”が必要なので、ローキーな時にはまずは小さなスタートから。

2.ネガティブな考えを消す
ネガティブ・シンキングはモチベーションを高める際の大敵。ネガティブな考えをすれば、考えは後ろ向きになる。これを消し去る努力がとても必要。

3.物事の素晴らしい側面を見る
2番の項目をひっくり返した内容かも。いろんな事の良い面を見るようにする。何でも良い面と悪い面の両方がある…なら、良い方をもっと見るようにする努力が大事。

4.運動する
すべての人がスポーツやエクササイズを好きなわけじゃない。でも、運動するとやはり気分が良くなって落ち込んだ気分にならない。ポジティブ・シンキングできるようになる。

5.愛する人に感謝する
恋人でも配偶者でも、両親でも、親友でも…誰かしら愛する人はいるはず。そうした人たちに対して感謝する気持ちを持つ。

6.情熱を追いかける
何か夢中になれるモノに、もっと熱中する。Blogを書くことかもしれないし、全然別のことかもしれない。夢中になれるものが無ければ、それを時間をかけて探すことになるかもしれない。でも手間をかける甲斐はあるはず。

7.エキサイトしている人たちと話し、仕事する
これは本当に効果があると思う。自分が今やっている事に夢中になっている人たち、熱意を持っている人たちと一緒に仕事をする機会、話す機会を持つ。冷めた人たち、シニカルな人たちと一緒になると、自分もネガティブな影響を受ける。

8.充電する時間を持つ
カリブやグアムにいく必要は無いけど(もしいけるなら、それは素晴らしい!)、自然の中でリラックスして、何もしない…そんな充電期間を持ってみる。帰ってくれば、別の視点ができるかもしれない。

9.フィードバックを得る
Blogがあればいろんな人の意見を聞ける。もしBloggerじゃなくても、同僚や友人、家族顧客などからの意見を聞いてみる。ネガティブな内容なら“カイゼン”のネタにすれば良いし、褒められたなら喜んで、感謝するようにする。

10.他の人を助ける
宗教家じゃないけど、ボランティアなど他の人の助けになるようなコトをしてみる。誰かの助けになれると、自分自身ももっと良くなったと感じる。

上記はあくまでも、ある米国人ブロガーの意見ではある。何か自己啓発セミナーっぽかったり、宗教の訓示な感じもするかもしれない。そう考えるなら、それだけ昔からある人生をポジティブに過ごす方法のクラシックなのかも。

僕が一時期ネガティブな感じのダークサイドに落ちたとき、ライフスタイルの“カイゼン”として行ったのは(1)部屋の大掃除、(2)徹底的な整理整頓、(3)Blog開始、(4)読書などによる勉強の強化…といったところ。上記にも当てはまるモノがありそうだ。また、無職(笑)になった際は息抜きとしてちょっとした沖縄旅行を考えている。そういう事も必要なのかもしれない。

2009/03/01

iDie - “時は命なり”を実感させてくれるiPhoneアプリ

“時は金なり“という言い方のもとに、時間管理とか、効率化とか、生産性の向上とかイロイロと言うけど、“時は命なり”というのが正確なところだよ…とある人に言われたことがある。それを明確に表してくれるiPhoneアプリ「iDie」が紹介されていたので使ってみた。

このアプリは単に自分の生年月日、そして性別を設定すると、自分の残りの寿命を教えてくれるという単純なもの。どのくらい寿命を消費したか、そしてあとどのくらい時間が残っているかが表示される。数字のベースは米国社会保障庁の数字だから、若干の差異はあるかもしれないが…。
いずれにしても僕の例でいくと、寿命の約44.24%に達してしまっているということ、そして、残りの寿命は15,634日1時間57分44秒…と教えてくれ、時間が経過するにつれて刻一刻と自分の寿命が少なくなっていくのが見える。

誰でもいつかは死ぬという冷たい現実を、再度実感する。人によっては不吉…と気分を悪くするかもしれないし、逆にわずかの時間も一切無駄の無いように努力する…とポジティブに考えるかもしれない。いずれにしても“時は命”…少しずつ、だけど確実に少なくなっていく。この限られた時間を無為に浪費しないよう、現実に向かい合いたい。