TapbotのConvertbotというiPhoneアプリを入手した。前に体重管理用ソフトWeightbotでもそのユーザーインターフェースが話題になった同社だけど、今回のConvertbotは単位変換アプリ。
正直な話を言えば、単位の変換機能それ自体としては「あっそう」という感じで、似た事をできるソフトは他にもある(しかも無料で)。煎じ詰めるとConvertbotは使っていて楽しい…若干ゲーム感覚で事務的になりがちな機能をエンターテインメントにしてしまうというアプローチが面白い。
ユーザーエクスペリエンス部分にこだわる事で商品の差別化が出来たり、場合によってはスマッシュヒットになる…。このようなConvertbotやWeightbot的アプローチを考えれば、もしかするとカロリー計算や小遣い帳など“大した事の無い”はずだったソフトを“話題のアプリ”に変えることができるかもしれない。
そういえば物書堂の大辞林はその端的な例かもしれない。ユーザーエクスペリエンスにこだわり抜いた結果、単なる辞書とは言えない新しい電子出版の読み物に昇華したのは見事と思っている。最近の週刊ダイアモンドでもiPhone版「大辞林」が記事になっていた。
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