2009/03/09

オーディオブックポータル - FeBe

昨日iTunesに登録されているオーディオブックで読みたいと思うタイトルが少ないと書いた。少しだけ調べると、FeBeというサイトがオーディオブック、特にビジネス関連や実用書などのタイトルが充実しているようだった。

同サイトで販売しているオーディオブックはMP3フォーマットであることにこだわっているようで、iPhoneやiPod等でも問題なく再生できるところが良いと思う(MP3にはウォーターマーキングは施されているとのこと)。

尚、オーディオブックは再生時間が数時間になりがちで、再生した箇所を覚えておいて欲しい。iTunes Store配信では、そうした点に配慮されたm4bフォーマットなので問題ないが、FeBeのようなMP3の場合は便利に使うには下記のA, Bいずれかのようにして、若干の手間をかける必要があるようだ。

■A. 簡単な方法:

一番簡単なやりかたはMP3をiTunesに読み込んだ後、情報を見る→“オプション”タブ内の“再生位置を記憶する”にチェックを入れること。これで、そのMP3を呼び出したときに最後に停止した位置から再生が始まる。

■B. 本格的な方法:

MP3ファイルをm4bに変換すること…iTunesを使うのが一番簡単。MP3ファイルをiTunesに取込んでから 詳細→AACバージョンを作成 を実行。その後に変換し作成されたAACファイルの拡張子をFinderなどでm4aからm4bに書き換えてから、iTunesに再登録するとiTunesやiPhone、iPodからオーディオブックとして認識される。

m4bにしておくと、iPodやiPhoneなどで再生位置を記憶する機能が最初から働くほか、再生速度変更機能も利用できるのが良い点。

ちなみにオーディオブックの速度をiPhoneで変更するには、設定→iPod で遅い/普通/早いの3段階を選択する。実はこの機能の存在を今回初めて知った。音楽を聴いているだけならまずアクセスしない機能だったろう。

以上のように、便利に使おうと思うと若干手間がかかるFeBeのMP3オーディオブックなのだけど、妙なDRM入りプロテクトのフォーマットにしなかった点は関心。汎用フォーマットならば、何かしら対処の手段はあるし。FeBeは今のところ僕にとって手に入れてみたい…と思うタイトルがある数少ないところ。もし昨日手に入れたオーディオブックの使い心地が上々なら、他のタイトルに手を出すのを考えてみても良いかも…と思った次第。