2009/03/07

マインドマップ作成ソフトMindnode 1.3

以前にエントリ“企画・アイデアまとめ用ソフトを探す”で、マインドマップ用ソフトを探している…と書いたっきりになっていた。結局、最終的に利用することになったMindNodeについて少し書いてみたい。ちなみに現在僕が利用しているのは有料版のMindNode Proの方。

仕事用としては基本的にアウトライン・プロセッサーOmni Outliner Professionalを使うのが好き。ただ、読書後などに自分の理解度を把握するため、マインドマップを利用してみる…というのは悪くないアイデアなのではないか?と感じて使いだしてみることにした。
前に書いたとおりマインドマップ作成ソフトとしてはMiNDPiECEなども試してみたのだけど、結局一番シンプル…と感じられるMindNodeに落ち着いた次第。

MindNodeの良い点として真っ先に挙げられるのが、Mac OSとのインテグレーションを重視しているところだろうか。
ユーザーインターフェースもMac OS Xの標準的なアプローチを取っているほか、画面の拡大/縮小やスクロールなどにはマルチタッチが利用できる…特に大きめなマインドマップを書くとどうしても拡大/縮小操作が頻繁になるので、マルチタッチは便利に関した。また、Spotlight対応によりMindNode文書の中身を検索できること。そしてレビューをFinderのCoverflowでしたり、QuickLookを使うことなどもできる。

また、基本的にMindNodeは“機能てんこ盛り”という感じとはほど遠いシンプルさがウリで、普通に使う分には特に何も考えないで使いこなせる…という点が気に入っている。

一方で残念…もしくは人によってはネックになるだろうな、と考えられる点が、マインドマップのスタイルにあまりバリエーションが無いことだろうか。例えば、ノードの形状を円や四角など様々な形に変えたり、アイコンを設定したり、グラフィックを貼付ける…といった機能はMindNodeに無い事。基本的なもの以上のバリエーションを求める場合にはMiNDPiECEなどの方が良いだろうな。

後、無料版とプロ版の違いについて。ノードにURLを入れられること、Reconnecting機能でドラッグ&ドロップによりツリー構造を入れ替えたりできること、Folding機能でツリーを一時的に開閉できること(複雑なマップで便利)などがある。使った感じでは、Reconnecting機能とFolding機能が便利。特に要素を書き出していろんな繋げ方をしてみる時に良い。ただ無料版と比べて、それほど大きな違いは無い?という印象もある。


作成したマインドマップをOPMLで保存し、
それをOmniOutliner Professionalで開いたところ。

また、MindNodeはFreeMind形式、OPML形式へのエクスポートなどが可能。作成したマインドマップをアウトライン・プロセッサで開きたい場合などに重宝するかもしれない(現在はそういう使い方をしていないのだけど)。

冒頭にも書いたのだけど、僕の現在のマインドマップ活用方法として、書籍を読んだ後、その感想というか理解した内容を書き出してみる事。そうすると、本の内容に対する自分の理解度とかどこに関心を持ったか?などが改めてクリアになり、自分の頭の整理が出来て気持ちが良いと思った。
尚、ある程度複雑な事をマインドマッピングするとMacBookでは画面が小さい!ある程度大きな画面を使えると、もっとマインドマップ作成をしてみようという気になるのだけど…LCD Cinema Displayが欲しくなる…まぁ、これは全然別の問題。

いずれにしても、割合自分のお勉強というトコロにマインドマップを使い始めている。もっと仕事などでも使った上で、こんな効果があるよ…と言える段階になったら、また改めてエントリを書くようにしようと思う。