2009/01/31

Macでのファイル管理…自分のやり方

どのように書類を管理するのか?っていう事については、パソコン内も、現実でもいろんなやりかたが提唱されており、コレが正しい…っていうよりは、自分に(そして自分の仕事に)あったやり方を見つけるしかなんだろうとは思う。本エントリは、僕の自己流によるMac内での整理の仕方。基本的にはこんな感じにする。

  • ABCごとのフォルダを「ファイリング」以下に作って、そこに各プロジェクト用フォルダなどを作る。
    (普段はこれを利用)
  • プロジェクトフォルダが上に来るように内部のフォルダを時系列で並び替えるスマートフォルダを使う。
  • 同様にフォルダ分類に関わらないファイルの時系列並び替え用スマートフォルダも用意。

ABCごとのフォルダ


ABCごとのフォルダを作って、その中にフォルダを入れていく…原始的な分類。

まず基本的にはABCごとにフォルダを作って、その中に各“プロジェクト”ごとのフォルダを作り、整理する…というやりかた。GTD入門書「ストレスフリーの整理術」で紹介されていた方法、そのまんまをMacに持ち込んだということになるのかな。

本当に単純なんだけど、リアルなフォルダ分類とMac内の分類がある意味シンクロしているので、使いやすいと感じる。ちなみに“あいうえお”順よりプロジェクト名が英語の場合も多いので、ABC順の方が個人的には使い勝手が良い。


スマートフォルダ機能を使って、ファイリングしているフォルダだけを時系列で並べる。

ファイリングされているフォルダを時系列で並べる

基本的にはABC分類なんだけど、場合によっては内容を時系列で並び替えしたい時もある。その際にワンタッチで使えるようFinderのスマートフォルダを作ってある。ファイリングする親フォルダ内部のフォルダのみを検索するという条件…。

ただそれだけだとA,B,Cなどの分類用フォルダも入り込んでくるので、分類用フォルダにはラベル色を付け、各プロジェクトには色をつけないようにしている。そして検索時にはラベル色が設定されていないフォルダという条件も加えてスマートフォルダを作成する。

また、確実に時系列リスト表示にさせるために、作成したスマートフォルダの「表示オプション」で「常にリスト表示で開く」を入れておくと使い勝手が良い感じ

書類(ファイル)を時系列で並べる場合


同じようにして書類単位で並べるスマートフルダ。

内部のファイルを時系列で並べる場合には、種類が「書類」であるとの検索条件を設定してスマートフォルダを作れば良いだけ(ラベル色など関係無し)。作ったスマートフォルダはやはり表示オプションで「常にリスト表示で開く」をONにしておく。

スマートフォルダの時系列並び替えは補助的で、基本的にはABC別フォルダで結構うまくいっている。またこうした「ファイリング」はDropboxで同期するよう設定してあり、どこでも取り出せるようにもしている。

iPhoto '09の顔認識はオムロン製?

TUAWエントリ“iPhoto '09 uses face detection package from Omron”にiPhoto '09顔認識技術はApple謹製ではなく、オムロンのOKAO Visionではないか?という内容が掲載されていた。

開発ツールでFaceRecognitionManagerなどの顔認識に関連した部分をチェックすると「OKAO」という文字列が見られたことからの推測のようなのだけど。日本のデジカメやプリンタといった機器では顔認識が、かなり当たり前のように使われだしてきている感があるけど、Appleのソフト…という若干意外な場所でも活躍し始めたということかな。

ちなみにOKAO Visionはすでに携帯でも利用できるという記事もあり、日本の携帯はもちろん、もしかするとiPhoneに搭載される…ということもありうるかもしれない。

2009/01/30

Google Notifierの通知表示をGrowlに

極めて“いまさら”なのだけど、Google Notifierを使う事にした。これは、GMailやGoogle Calenderの通知をするためのGoogle謹製Mac用アプリケーション。起動するとメニューバーに2つのアイコンが表示され、また、メール受信やスケジュールなどの通知も、専用パネルにより行ってくれる。このまま使っていっても全然OKなのだけど、できればGrowlによる通知パネルが使えないものか?そうすればデザインでイロイロ遊べるのに…などと考え、その方法も探してみた。


Google Notifierをインストールした状態のメニューバー。


Google Notifierの通知ウィンドウ。 デザインは悪くはないけど、デカいところが若干野暮?

結論から言えば、Google+Growlというソフトを利用してGrowlを利用可能らしいということがわかったので、早速ダウンロードして試してみることに。起動して、Growlを使えるようにした後、以下のようなパネルで詳細な設定を行うことも可能(参照)。


Google+Growlの設定パネル

このような感じで設定を行っていくことで、Google NotifierのGrowl化ができた。以下の通知ウィンドウはHUDというモノをGrowlに追加して利用。元のものと似ているにしても、コンパクトでもう少しデザインに気を使っている感じ。


Growl経由で通知。Growlを使えば様々なデザインを選択可。
またGrowl用ファイルを手に入れてバリエーションの拡張も。
(上図はHUBというカスタムスキン)

2009/01/28

ネコ認識?

iPhoto '09で新しく搭載されたFaces --- 顔認識機能では、人間だけでなくネコもちゃんと顔認識するらしいという件が話題になっている(Appleブースで尋ねた際には動物の顔は認識しないとの返答だったらしいが)。

果たしてiPhoto '09でどこまでネコ認識ができるのかは定かでないのだけど、世の中には実際に人物認識では無く、写真からネコ認識を行うことに関する研究論文が存在するのを、たまたま目にする機会があった…しかも研究しているチームには中国のMicrosoft研究部門が絡んでいたりする。(以前は無料でMicrosoftサイトで読めたのだけど、現在は有償の学術論文配信サイトのみ)。

僕も家にネコを飼っているし、写真も正直大量にある(もしかすると人間の写真より多いかもしれない)。ネコ認識機能が登場すればかなりのヘビーユーザーになること確定と思っている。他にも山のようなペット写真を持っている人は少なく無いと思う…これはひょっとするとニッチではあるけど、ちょっと面白いジャンルかもしれないと真剣に思ったりもする。

2009/01/27

IE8がリリース直前版公開、そしてIE6は早く行ってね

本日IE8 RCが提供開始されたとの話。以前にIE7でもCSS等Web標準互換性を上げる…と言いつつ微妙な結果になったのだけど、IE8では後方互換性/Web標準対応に相当注力しているそうで、対応ベンチマークのAcid2テストにも合格しているという話。ようやく無理矢理“ハック”を使わないでもCSSベースのサイト制作が出来る時代が見えてきた気がする(まだ普及まで時間はかかるけど)。

僕は現在HTMLコーディングから、すっかり足を洗ってしまったのだけど、制作担当者だった当時はかなり奇妙なCSSインプリメントがされたIE…特にIE6などにはかなり手を焼かされた。こいつがいなくなるだけでかなり人生が楽になるのにと恨めしい思いでIEを見たことも1度や2度ではない。百式の記事みんなでIE6にお別れを『Dear IE6』にお別れを告げるサイトが紹介されていた。ようやくここまで時代は進んだのか…。

もちろんIE6がいなくなっても、中途半端にCSS対応が実装されたIE7がまだ世の中に残る訳で、“完璧な世界”にはほど遠い。それでも「世の中少しずつマシになっている」と思いたいのは現実世界もHTMLコーディングも一緒。今回提供開始されたIE8を少しずつ現在関与しているWeb系プロジェクトで試用して能力を試していく予定。(良くても悪くても)何かあったら、またエントリにすると思う。

2009/01/26

PCパワーはもう十分…?


netbook by -eko-

クリステンセンの“イノベーションのジレンマ”絡み…ローエンド破壊型イノベーションのことをまたしても書く。「常識じゃないか!」という方は笑ってスルーして欲しい。

Economistの記事「Less is Moore」があるところで紹介されていたので読んだ。今までパソコンの世界は「同じ値段でもっと機能や能力がアップ」することが望まれていたのだけど、今は「同じ機能・能力でこれまでより低価格」の方に関心がシフトしてしまっている…という現状を解説している。

PCは安価なネットブックでOKだし、ソフトウエアはSalesForceなどのネットでよくなって来ているという事だとか。

※ちなみにタイトルのLess is “Moore”は「ムーアの法則」のムーアさんと、Less is moreって言い回しをかけているってことね。


“イノベーションのジレンマ”で描かれた、ローエンド破壊の概念図

このネットブックとクラウドの2つは、どう頑張ってもこれからのトレンド…もうそんなに立派なPCを持つ時代じゃない…そしてこれらは典型的な「イノベーションのジレンマ」のローエンド破壊だなぁ…という話を以前にも書かせてもらった

イノベーションには従来製品の改良を進める持続的イノベーションと、従来製品の価値を破壊するかもしれない全く新しい価値を生み出す破壊的イノベーションがあるが、優良企業は持続的イノベーションのプロセスで自社の事業を成り立たせており、破壊的イノベーションを軽視する。

優良企業の持続的イノベーションの成果はある段階で顧客のニーズを超えてしまい、顧客はそれ以降においてそうした成果以外の側面に目を向け始め、破壊的イノベーションの存在感が無視できない力を持つようになる。

他社の破壊的イノベーションの価値が市場で広く認められた結果、優良企業の提供してきた従来製品の価値は毀損してしまい、優良企業は自社の地位を失ってしまう。

以上はWikipediaからの引用。まさに、今現在進行中の最新事例。そしてネットブックに対して微妙な立場を取る国内などの有名メーカーのジレンマ、例えば最近話題のVAIO Type-Pが“ネットブック的”企画意図が見え隠れしながら、AV機能などの微妙な機能を追加してどこか吹っ切れていないのも、市場の価値基準を変えるネットブックにコミットしてはマズい…などいろいろと思うところがあるからなのかも?と勘ぐってみる。

でもそこで(利益率が低いなどの理由で)逃げちゃうと、イノベーションのジレンマ - ローエンド破壊で、いずれ撤退…もしくはニッチ市場で細々と生きる、という憂き目になるような気がするのだけど。なかなか舵取りは難しいんだろうな。

そういえば、Mac、そしてAppleも同じように既存優良企業側の立ち位置。個人的にAppleはMacにおいては機能、速度以外の使う上での快感という別のベクトルをどんどん持ち込む事で市場ニーズをもっと上に持ってこようと努力している印象。そして全然別の、まだニーズよりも遥か下の能力しか無いスマートフォンにiPhoneで参入したことで、まだ飽和しない別の市場にうまく軸足を移せたと正直感心する。

とは言えスマートフォン分野もPalm Preなど新たな敵がゾクゾクと出てくる新興市場…これからどんどん激しいバトルが始まっていくんだね。外野で見ている分には面白いんだよね。

2009/01/25

ウェザーニュースと辞書登録…欲しかったiPhone Appが2つ登場


ウェザーニュース タッチ1.0(左)、辞書登録 Lite 1.0.0(右)

本日、“欲しい”と以前から思っていたiPhoneアプリが2つ --- ウェザーニュース タッチ1.0と辞書登録 Lite 1.0.0 --- 登場し、ちょっと嬉しい。前者のウェザーニュースはiPhone用天気予報アプリの決定版になる可能性を持っている。後者は何かと不満があったiPhoneの単語辞書登録を“完全ではない”にしても実現してくれるもの。

ソフトの細かい解説は僕などより役者が数枚上の新着iPhoneアプリ解説サイトを参照してもらった方が良いと思う…ダウンロードや解説は以下を参照。

なかでもウェザーニュースタッチについて少し印象を書いてみたい。もともとWeb版ウェザーニュース サイトは、僕もMacで天気をチェックする際に非常に愛用…ところが、同サイトはFlashを全面的に採用するためiPhoneでは見る事が出来ず残念な思いをしていた。iPhone専用アプリ登場は想定していなかっただけに嬉しく、登場のニュースを読んで、早速インストールした。

今回のバージョンはウェザーニュースのすべての機能にアクセスできるというワケでは無いようだ。利用頻度の高い天気Ch.に加え、雨雲レーダーCh.、と衛星Ch.をサポートということ。説明文にはこれらの3チャンネルに加え、今後、より生活に密着した情報を扱うチャンネルを順次拡充していく予定です。とあるので、これからのVer. Upが早くも楽しみ。特に台風Ch.が一番欲しい

半日ウェザーニュース タッチを使っての印象として、“ピンポイント天気予報”へのアクセスが若干面倒という印象があり、ブックマークのような機能が用意されるとさらに使いやすいのに…と感じた。例えば、東京の世田谷区のセクションに行く場合に、起動ごとに毎回全国の天気→関東地方の天気→東京の天気→世田谷区の天気…という具合。
尚、全国からピンポイント天気を辿ると、その履歴を検索画面から表示させられることは分かった。上記のブックマーク的な操作はこれで当面代用する方法でいこうかと思う。ただ、起動直後に全国の天気画面→検索画面→履歴一覧→ピンポイント画面となるので、やはりアクセス性はそれほど良くない。やはり起動してすぐブックマークへアクセスの方が嬉しいな。


検索画面の履歴アイコンをクリックすると、
いままで検索/ブラウズで表示した
ピンポイント天気履歴をリスト表示

そうしたブックマーク機能機能に加え、アプリ起動後に表示するデフォルトをどのページにするか設定できるようになれば、かなり僕が欲しいソフトとして完成に近くなると思う。それなら有償でも是非手に入れたい。

勝手なことを書いたけど、なかなか決定版的なiPhone用天気アプリが個人的に見つからないなかで、今回のウェザーニュース タッチはその分野の大本命と感じており、今後にもかなり期待している。

2009/01/24

ORIGINS Peace of Mind


気分をスッキリさせるためのアイテムをいろいろ探している。仕事をしていて“どーにも乗らない”という状態、タルい状態になってしまう時ってどうしてもある。即物的な解消アイテムとして、ライフハッカーなどで紹介されていたオリジンズPeace of Mindを買ってみる事にした。

結論から言うと、まず最初に使ってみたところ、「いやぁこれは気持ちがシャッキリして良いものだ」ということ。爽快な気分になる。同記事ではないけど、これを女性だけに使わせておくのはもったいない。

ますモノを手に入れて、首筋やこめかみをこのジェルを使ってマッサージせよ…と説明書に書かれておりその通り実行。なんかスースーする空気が目にも入ってきて、まずシャキっとした気分に。その後もミントの香りがずっと動くたびにしてリフレッシュ効果はかなり高いと思う。あぁ、なんかスッキリサッパリ。
是非ダレがちな月曜日の職場に持ち込んで、特にダルくなる午後にでも活用してみようと思った次第。

Peace of Mind入手の最大の難点は、上記記事にもあるけど、大抵オリジンズの店がデパートの化粧品フロアにあり、入りにくい気分なこと。とは言え店員さんは(マニュアル通り?)親切なので、男一人でノコノコ行って恐ろし目にあうことは何も無いと思う(多分)。

ちなみに2月6日〜数量限定で価格も若干お得な2倍サイズのPeace of Mindが限定発売されると案内された。もし利用頻度が高いようなら、購入も考えてみようかな(まんまと術中にハマり中…ということか?)。

2009/01/22

Google Calenderをメインに、いろいろ同期してみる


Google Calenderでスケジュールを管理

現在自分のスケジュールは“あちら側”…要はGoogle Calenderをメインにして管理している。しかし、iPhoneの標準的なスケジュールではそうした機能は標準で用意されていない。またどうせならMac上ではWebブラウザではなく、iCalでGoogle Calenderを操作した方が気分よくできるのでは無いか?とも考えた。

■Apple純正品で固めてみる

MacではiCal、そしてiPhoneでも純正カレンダーを使い、メインのGoogle Calenderと同期する方法。無理せず(ケチせず?)MobileMeを使えば良いのかもしれない。ただ、他のサービスとの親和性を考えるとGoogle Calenderをメインにしておくメリットはあると思う。以下の形で全部同期可能。

  • iPhoneカレンダー同期→NuevaSyncを使う
    (複数カレンダー同期が可能になり、iPhoneで自動的に色分けされるようになった)
  • iCal同期→Google Calaborationを利用

…と、上記を行うとこんな形になる…なかなか使いやすそう。Apple純正品は使う上で気分が良いしデザインもいい。この形が一番しっくりくる人も多そう。


同期したiCal


同期したiPhoneカレンダー

■現在の設定

では現在僕は前述の設定で使っているか?というと、もうちょっと違った以下の形で収まっている。

  • iPhone同期→メインカレンダーにさいすけを使用
  • iPhone同期(サブ)→iPhoneカレンダー NuevaSync利用
  • MacではFirefoxとBetter GCalで

iPhoneでApple純正カレンダーだとどこか不満が残り、有償の「さいすけ」が個人的にはしっくり来た。特に一ヶ月のスケジュール表示など、どうしても使いたい機能がある。このアプリはGoogle Calenderと同期機能が標準で搭載されており、とくに変な設定をする必要はない。ただ、「さいすけ」はiPhoneの通知機能を利用できない(iPhoneの仕様)ため、iPhone標準のカレンダーともNuevaSyncで同期させる…標準カレンダーは通知のためだけに存在/同期という形。


「さいすけ」をメインにiPhoneでスケジュール管理
画面デザインだけは正直どうにかならないか…と思う。

一方、Macでのスケジュール機能は、普段はなんだかんだ言いながらWebブラウザ メインに戻っている。FirefoxにBetter GCalというアドオンを追加して活用。このアドオンの一番気に入っているところはGoogle Calenderの邪魔なコントロールを隠すことができ、スッキリした画面表示で表示領域も広く取れる点。以下のような感じにできる。


Better GCalを使って表示したGoogle Calender

以上、いろいろな同期も含めたGoogle Calenderの使い方の紹介だった。他にも様々な選択肢があると思うので、関心のある方は検索してみるといいかも。とりあえず、僕は後に挙げた「現在の設定」で気分よくスケジュール管理を行っている。

2009/01/21

無駄にWebブラウズしないためのアドオン

ついズルズルとWebをブラウズしてして、時間の無駄遣いをしてしまう…プライベートはもちろん仕事中の息抜きがつい長引いて…。そんなことをして自己嫌悪にならないためのFirefoxアドオンを2つ見つけたので使い始めてみた。

■LeechBlock

指定したURLのサイトを指定した時間にはアクセスできなくする…というFirefoxアドオン Leechblock --- IDEA*IDEAで紹介されていて、試したところ気に入った。これは、誘惑に負けて禁止URLにいってもアクセスできないようにしてくれる結構多機能なブロッカー。

アドオンのLeechBlockメニュからOptionを選ぶと、イロイロな設定をするパネルを表示。URLや時間や動作する曜日など、いろいろと制限を細かく設定することができるのが特色となっている。Block Setの設定を行ったらLockdownメニューでブロックを開始させる。開始時間は今すぐにでも、また30分後から適用させるといったこともできる。

以下がブロック時間内に禁止しているURLにアクセスした際に、飛ばされて表示されるページ。他に飛ばし先URLを設定のカスタム設定もOptionで可能。

■TimeTracker

いずれにしても自分がどのくらい(無駄な?)Webブラウズしているのか把握しておいた方が良い…そんなFirefoxアドオンのブラウジング時間計測ツールがTimeTracker。これはウィンドウ下のステータス部分に配置され、シンプルにWebブラウザの動作時間を計ってくれる。(マウスオーバーで若干詳しい表示をポップアップさせることも可)

尚、時間計測はWebブラウザで操作が無かったり、別アプリを使っているときには自動停止。また計測から除外するURL(例えばGMail等)の詳しい設定を以下のようなOptionsパネルでで行う事もも可能。

2009/01/20

OFFのリフレッシュに香りを使う


Lavender by David H-W (Extrajection)

最近、始めたこと…として、ちょっとだけアロマ・オイルなどを試し出したことがある。
最近何故か精神的に疲れることが多い…OFFの時間をもっとリラックスできるように、という意図。劇的な変化は無いのだけど、どこか自室にいる時のクオリティが上がったような感じがして、楽しんでいる。

使っているのはラベンダーやカモミールなどのいわゆる定番なリラックス用途が中心で、まだまだ平凡な選択で現在イロイロ勉強中。他にはカモミールティーを就寝前に飲むなども始めた。

香水などが匂って、いきなり昔の場面が鮮やかに思い出される…というような話はよくある。香りの作用は人間の動物的な部分に直接働きかける感じがして悪く無い。実際、はじめてからラベンダーの香りがする寝室に入るとゆったり気分で、神経が弛緩する。それが効能なのか、条件反射かは定かでは無いけど。

こうした香りの活用は一般的に女性向きとされていて、実際オイルなどを買いにいくと男性は僕一人なことも多く、店内の居心地はそれほど良く無いのも事実。ただ以前に日経で、男性も結構関心が強いという内容を読み、ちょっとだけ安心している。

日本人の職人気質と起業に相関関係?

Rauru Blogエントリ「なぜ日本で起業家が増えないか」にて、日本人は頑固職人気質なところから、起業に向かないのではないか?という話を掲載している。

日本人は勤勉だが同時に面倒くさがり屋でもある。決められたこと/やらなければならないことは勤勉にこなす。にも関わらず、面倒な手間を自分でやりたがらず、他人任せにする性質も強い。

そうした頑固職人の潜在意識が、“起業”をする上で躊躇させる大きな原因なのでは?ということ。これは多いにある…というか、自分がなぜ起業しないか?というかなりの理由が自分の持つそうした気質だろうなと思い当たる。

自分にとって制作作業は良い。コーディングも没入できるなら楽しい。製品企画はそれなりに自信があるかも…でも資金繰りの心配〜投資家との折衝、税金、場合によっては補助金申請…そういった(だけど重要な)話は正直面倒なんで勘弁してくださいという感じはある。そうした部分、誰かやってくれないと死んじゃうかも…とは思う。

表現として頑固職人と言うと、どこか「ものづくり」の分野だけな印象があるのだけど、日本ではそれが多くの分野でそうした気質の可能性もある。以前に司馬遼太郎のエッセイを読んだとき、日本人は何でもすぐ「道」にしてしまうという表現があった。柔道、茶道はもちろんのこと、商人すら商人道…などと、すぐに極める方向性に行ってしまう考え方が特に日本では強いという内容。今回の頑固職人の話と少なからずオーバーラップする。

2009/01/19

iXpenceIt

僕の毎日の出費管理に欠かせないiPhoneアプリがiXpenseIt[iTunes Link]。
今回最新版にバージョンアップしたところ、スゴく気に障っていた点が解消されたので、嬉しくてエントリ。最大のマイナスだったところは日本円で入力するのに小数点以下(.00)をいちいち入力しなくちゃいけない点。通貨がドルとかならセントを入れるのに必要な機能なんだけど日本円では無意味に面倒だった。

このソフトは、新しく出費があったら、プリセットされている様々な項目をiPod的にブラウズして選んで、金額を入力…という簡単操作で出費の記録をすることができること。文字を入力するのではなくカテゴリ(食費とか、交通費など)とサブカテゴリ(電車賃、タクシー代など)を選ぶので、簡単に入れられる。またそうしたカテゴリも自分で追加/削除するなどできる。同様に支払い方法も選べるし、選択肢を簡単に増減可…だからPASMO支払いの項目などを追加している。

とにかくiPhoneの場合、文字をいちいち入力…とかだといきなり使うのをためらってしまう部分があるけど、このアプリはそうした点を全部メニューで選んで入れられる点、それがカスタマイズできるなど、とても良く出来ていると思うので愛用している。

正直このアプリを入れてわずか2ヶ月ちょっとだけど、記録の結果、いかに無駄な出費…例えば外食し過ぎ…とかがよくわかって反省した次第。入力が面倒でデータがちゃんと入力されないと、そうした反省点もクリアにならないんだよね。

正直、後このソフトで敢えて改善して欲しい点を言えば画面デザインかなぁ。若干野暮ったいんだよね。そうした点がiPhoneならではのスマートな感じになったら…とちょっと気になってはいる。

尚、僕はiPhone自体を英語モードで使っているのでアプリも英語表示だけど、ちゃんとこのソフトは日本語化されているのでその点は心配なく。

Lifehackingという言い回し方


Magnetic letters by Gaetan Lee

ライフハックという言い方がある。この言い回しはあざといんじゃない?という話を知人からされた。でも逆にうまい表現なんじゃないかな…と思っている。

ライフハックと言ってもGTDのようなテクニックから、各種Webサービスをうまく使って便利に…というイマドキの話、果ては下手をすれば昔からあるような“知恵”とか“コツ”に近いようなモノまで、まとめて総称している。そうした話を“生産性向上”とか効率…なんて言い出すと、なんかベタベタな雰囲気がしてしまうのに“ライフハック”ならどこか「面白そう」と感じてしまうのが不思議。軟派なことはわかっているのだけど、そういう楽しそうな気分も大事じゃないかな。

やはりネーミングってやっぱり大事なんじゃないの?と思っている。
そういえば、サイバーパンクで有名なSF小説家ウィリアム・ギブスン の作品中に「カーボローディング」という言い回しがあった(確か作品“あいどる”の中と記憶している)。要は炭水化物摂取のことを言っているんだけど、「カーボローディング」と言い回すといきなり雰囲気がサイバー。“腹が減っては戦はできない”なんて言い方なら、いきなりベタな雰囲気になってしまう…。尚、その「カーボローディング」の言い回しは、登場人物が近未来日本でラーメンを食べる際に出た台詞。

2009/01/17

仕事/プライベート ON/OFFの切り替え


Power! by williamhartz

仕事が忙しくなればなるほど、仕事が終わってもやはり次の日の事を考えて余計疲れてしまう。気分の切り替えは確かに重要なポイント。

「オンとオフの切り替え上手」になるために、「オンの終わり」を大事にするという時間管理術研究所のエントリでは、その点に関して以下のアドバイスを掲載している。

オンの終わりの時間(仕事が終わって帰る直前)に、
明日の仕事を確認することが、とても効果的です。

「今日やるつもりだったことは終わった」ことを確認する
(できなかったものがある場合は、明日の計画を修正しておく)

「明日はどんな仕事がある?」かを確認する
(仕事量的にも「やれる」計画になっていることが確認できるとベストです)

これをやっておくのが効果的です。

…とのこと。自分のタスクの今日まで/明日からのステータスをちゃんと仕事の終わりに確認することで、気持ちを切り替えられる…という話で、非常に良く分かるし、僭越ながら若干似たアプローチもとっていたりする。

僕はまだまだRTMでちょっと始めただけの“なんちゃって”GTDなのではあるけれど、自分のタスクがすべて管理下にあることで、こうした切り替えが以前よりもスムーズに行き、楽になったと感じている。

やはり家に帰るまでに「明日はあれもやらなきゃ…」とか家で夕食をとっていながらも「今日あれをやっておくべきだったかなぁ…」などとウジウジ考えるのはかなり心理的にもマイナスなのだろう。

僕の方法としてはGTD週次レビューとは違うのだけど、仕事が終わり…と思ったら1日ごとのRTMでタスクの簡単なレビューを実施する。多くてもかかる時間はせいぜい3分くらい(そしてこのレビュー自身もRTMにタスクとして登録済みなので、自動的にリマインドしてくれる)。

時には疲れて早く帰宅したい…ということはあるのだけど、上記の簡単なタスクレビューをするだけでも気分的には仕事を引きずらないで済むし、OFFの効果的なリフレッシュにつながると思う。

2009/01/16

オバマ次期大統領は運がいい…のか?

実力はもちろんなのだけれども、やはり「運がいい」と他の人たちに思われると、周りがついてくるという事が往々にしてある。米国で起きた飛行機事故…ただし犠牲者は無かったというニュースを見て、オバマ次期大統領は「運がいい」のかもしれない…と思った次第。

ハドソン川の奇跡とすら言われる今回の出来事、機長らが完ぺきな水上不時着を実現するなどして航空史に残るほどのことだったとか。最悪の事態なら市街地に墜落…などもあり得たとのことで、そうなれば来週の就任式は沈痛なものとなり、「新しい船出」に大きく水を差されたに違いない。

もちろん、初の黒人大統領まで上り詰めるためには逆に今回の件以外でも、経済危機が逆にプラスに働くなど、様々な面で今のところオバマ氏は強運と僕は感じる次第。

本ブログは全然政治的な内容ではないのだけど、本日はちょっと様々なことで「運が良い」、「運が強い」という側面を書いてみたくなった。

一方で、退任するブッシュ大統領は各人の政治的立場で評価はあると思うのだけど、かなり「運が悪かった」とは思う。「去り行く大統領に」という政治系ブログのエントリでは不運の総ての始まりは、あの「9・11」であったと評され、同事件以降に今も続くアフガニスタン、イラクなどの戦争に突入していく…。そして現在の経済危機も遠因は911にあったという意見もある。

さて、あの事件がなければブッシュ大統領はどうだったのだろう?現実に対してIfを言っても始まらないのだけど、アホ扱いされる前に、ブッシュ大統領はやはり「不運」だったのかもしれない。

やはり「運が強い」と思われることは、それだけで大きなメリットなんだろうな。日露戦争で東郷提督が抜擢されたのも「運がいいから」事が理由とか聞きかじったことがある。最近だと内容はともかく、小泉前首相は運がいいと言われていたなぁ(運が良かっただけで内容が伴っていないというネガティブな批判も含めて)。

以前にもちょっと触れて、気になっている本にidea*Ideaで紹介されていた「前田義子の強運に生きるワザ」というのがある(今週末に読む予定)。

自分を強運に見せることが大事というのだ。だれでも運の悪い人のそばには行きたくない。逆に運がいいことばかり話している人のところには人が集まってくる。人が集まれば情報が集まってくる。そして情報が集まれば運も集まってくるのだ。という下りは素直に納得する。

「本当に」強運かどうかは本人の努力でいかんともしがたい。特に冒頭の米国の事故やテロ発生などは、手も足も出ない。

残念な事に(幸運な事に?)僕や本ブログを目にされる方のほとんどは、国の指導者ではないだろうから、そうした事より「どれだけ自分を『運が良い』と見せるか」というアプローチをとって日々のビジネスをやってみるというベクトルで「強運」を考えるのが面白いと思う。

本当に幸運ならそれはそれでOKなのだけど、僕も含め大抵の人たちはそうも言ってられない。その中であえて「自分は強運」と見せる工夫というのは一種のビジネスハック(というかマインドハック?)だろうか?そんな工夫をちょっと考えながらできるものは実行してみたいな…と思った次第。

2009/01/15

Eee Keyboard

CESで話題のEee Keyboard…本体が無く、キーボードだけという形。そしてモニター出力はHDMI(含ワイアレス)も用意され、このキーボードさえあれば、リビングのTVに接続してネットなど出来る…というモノだとか。何かこういう形態だとなぜか思い起こしてしまうのはこれ↓


Commodore 64 close up by Marcin Wichary

懐かし〜と言った方は僕と同世代かそれ以上(笑)。Commodore 64という8bit機で、メモリはその名の通り64KB、外部記憶はカセットテープという、今となってはクラクラするような仕様。

何となく本日は軽い話題しか書けなかったもので…すいません。

2009/01/13

FirefoxでURLショートカットキーを使う


3 e d c - the new keyboard works (day 249) by jspad

現在、FirefoxでいくつかのURLにショートカット・キーをアサインするためのアドオンで適切なものを探しているところ。
というのも、ブラウジングを行う他、Remember The MilkやGoogle Readerなど特定のWebアプリを頻繁に使うことが日常的になったため、それらにはキーコンビネーションだけでアクセスしたいという欲求が高まったため。

現在試用中なものがSiteLauncherというアドオン。特定のショートカットキーでランチャーをFirefoxで表示させ、そこから表示したいURLを選ぶ。もちろんラウンチャーを表示させないで、いきなりキーコンビネーションだけで設定したURLに行くことも可能となっている。

これが良いかも?と思ったのは、もちろんショートカットキーをすべて覚えていられるなら問題ないのだけど、ど忘れした時にはラウンチャーを表示させて、「あぁ、コレだったっけ」と思い出すという方法もアリなのではないかと考えたため。

他にもShortcutKey2URLなどいくつかこの類いはあるので、いろいろと試して常用のモノを決めようと思う。ある程度の結論が出た段階で、どのように使えば良さそうか、報告をしたいと思う。

そういえばSiteLauncherを使っていて、ふと思いついてRTM用やTumblrなどのブックマークレットを登録したらどうなるんだろう?と思い試してみた。結果新規タブを開かない設定にしておけばちゃんと動作する…つまりブックマークレットにショートカットキーというワザが使えそうな感じ。これは“もしかすると”意外に便利かもしれないと思った。

2009/01/12

クラウドのフロントエンドとしてのスマートフォン


Please Open Door Slowly by splorp

Palmのスマートフォン新製品Palm Pre、そして搭載されるPalm Web OSがかなり話題になっているし、実際僕もニュースを読んで少なからず「試してみたい」と思ったクチだ。様々な情報をまとめると、要はクラウド…様々なネット上のサービスにアクセスする事を最初から想定して作ったもの。実際に使ってみないとハッキリとした事は言えないにしても、コンセプトはまさに“これから”を先取りするものだと思う。

個人的に僕がiPhoneを利用しても、やはり基本的にはクラウドサービスによるユビキタス性の確保が非常に重要。単に使いやすい、もしくはいろいろなアプリが動くスマートフォンというだけでなく、“クラウドにいつでも接続できる自由”というのがiPhoneを使って目から鱗だった。ただ、その環境構築には若干調べものが要る。

Apple的にはMobileMeでApple発のクラウドを提供するから、他のサービスを排除しないけど自分で勝手に見つけてきなさい…というスタンスなのかも。ただ、Appleは残念なことにそれほどネットサービスに手慣れていなかったこともあって、理想通りな統合がうまくいかなかった印象がある。

さて、後続のPalm Pre、そして今後登場してくるであろうAndroid携帯は、こうしたクラウドとの接続をもっと洗練された形にするよう進んでいくだろう。Palmは答えを出した。Google(クラウド最大手!)もどんどんAndroidと各種Googleサービスを一体化させてくるのではないかなと思う。Appleも次のiPhoneでは何らかのアプローチをすると予想する。

今までのスマートフォンという発想とは違う「クラウドのフロントエンド」というカタチが見えてきた。パラダイムシフトが近いのかな?

2009/01/11

Google Chrome Mac版が登場したら…

気になる、記になる…経由、9 to 5 Macによれば、Google ChromeのMac、Linux版の実現性が大きく近づいたとか。2.0でWindows依存性が大きく低下したのが理由とのこと。

既に巷ではGoogle Chrome 2.0βも話題に上り始めており、Mac版登場…となると、MacBook使いの僕としても、使うブラウザをFirefoxか?Chromeか?で迷う日が来るのかもしれない。

正直なところ、FirefoxからChrome移行を食いとどめる要素で一番大きなものがアドオンやGreasmonkeyスクリプト、ユーザースタイルといったカスタマイズ性。この点はFirefoxを賞賛するし、こうした充実度までChromeが到達するのは並大抵では無いと思う。

逆にGoogleがうまくアドオンアーキテクチャーSDKを用意したり、アドオンセンター(iTunes Store的な…というかGoogleなら既にiGoogle用ウィジェットを選ぶアレが既にあるか…)を提供すれば、Firefoxは安泰ではないだろう。実際まだ完成度は高くはないもののGreasmonkeyスクリプトには対応し始めているという話題もある。

余談だけど、Google ChromeはSafariと同様レンダリング処理にWebKitを利用…先日発表されたPalm Preも利用しているのはWebKitだとか。何か段々とWebKitの存在感が増してきているという印象も。Appleが最初にSafariで実現し始めた時、まさかここまでブレイクする形になるとは正直思わなかった!

2009/01/10

ラベルライターがなにげに便利

GTBの一番ベーシックな本「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」を読んだことは、この前に書いた。用意するもの…と書かれていた中で自分の手元になかったのが「ラベルライター」。同書でも、GTDのコンサルタントを受けたある人は「こんなに便利なものとは思わなかった」と感想を漏らしたことが書かれていたけど、僕の感想もやはり「こんなに便利なものとは思わなかった」である。

生産効率UP、そして脳の短期記憶に頼らないためにも、資料やいろいろなモノの整理はキチンとしておくべき。ただ、一見キレイに整理されていても、それが何なのか、どこにあるのかがすぐ分からないとダメ…ラベリングがやっぱり大事と実感。

ただ、ラベリングをしようと思っても、すぐに書けない素材だったり、そもそも自分の汚い字を表に出したくないなど、様々な心に引っかかるものがあって、ちゃんと実行しないというところがある。
ラベルライターでちゃんと印字されたモノだと、そうした心のバリアが無いから、フォルダやバインダはもとより、引き出しにもペタペタとラベル貼り…結果としてどんな場所でも何がどこにあるか、パッと見てすぐにわかるようになった。

2009/01/09

スマートフォン・ブレイクの時代、到来か

CESでPalmの新しい機種Palm Pre、そしてその上で動作する新しいOS、Palm Web OSが発表…いきなり、Palmがメインの話題になる…という“まさか”な展開になった。なかなかよく出来たマシンに仕上がっている…という印象で、iPhoneのライバルになりそうなポテンシャルを十分に感じさせる。

ジョン・ルビンスタインなどの元Apple幹部がPalmに移籍…という記事を以前に読んだときには「何もわざわざ死地に赴くこともないだろうに…」というに…と思ったのだけど、やはり何らかの賞讃はあったということなのだろうか。

昨年来のiPhoneのブレイクに続いて2008秋(日本は2009年予定)にはGoogleのAndroidが登場、そして今回のPalm Pre…とすっかりいままでのスマートフォンの地図を書き換えてしまう可能性をもった新しい形の携帯がワラワラと市場に出てきた。

ものの本には“キャズムを超える”と、新規参入なども含め、うわっと新しいモノが一斉に登場してくる時期があるという話を読んだ。飽和が言われている携帯電話市場だけど、今度は「スマートフォン」というか“手のひら”コンピューターという新しい分野(もしくはサブジャンル)がブレイクしようとしている兆しなんだろうなと思う。

初期PCやMacの怪しさも含めた面白さが少なくともiPhone用アプリなどにあり、使っていて楽しいことこの上無い。そして、自分と一緒に持ち歩く…という本当に“パーソナル”なコンピュータはiPhoneなのでは?と思う事もしばしばだ。これからまたコンピューティングの姿は変わっていくかもしれない。

集中力UPがこれから大事?


Multitasking by steverosebush

ライフハッカーに気になる記事が掲載されていた。「ネット時代の成功は、ハードワークより注意力から」では、(何でもできてしまう)PCの前でイロイロしつつハードワーク…よりも、どれだけ集中できるか?が鍵とか。以下引用。

1日6時間しか稼動しないけど、とても集中して働く人。そして、電話に応答しつつも、常にmixiやTwitterをチェックしながら、1日12時間も働く「マルチタスク」でワーカホリックな人。大きなアドバンテージがあるのは前者です。つまり、現代に生きるボクらは、そろそろ仕事観をアップグレードすべきなんですよ。

確かに僕も仕事のためにPCの前に向かっていても、ついGoogleReaderなどのRSSフィード未読数はちょっと気になるし、メールやTwitterなども気を散らす…油断していると、いろいろなことをやって仕事をしている気になりながら、実際の作業の進捗状況は…という事になりがちと思う。自分自身のスタイルを改善する必要があるね。

尚、そんな「マルチタスキング」に陥りがちなスタイルを改善してくれる良いアイデアの1つかも?と思ったのがidea*ideaが紹介したDailyFeedというサービス。更新が頻繁なサイトなどのRSSをひとまとめにし、1日1回チェックする形にしてくれる…というもの。“本当なら集中しなくちゃいけない時”に緊急性が高く無いRSS未読が溜まって注意力が低下する…という事を防げぐ役に立つかもしれない。

2009/01/08

VAIO Type-P

typeP.jpg

ティザー広告で何かと話題になっていたソニーの新しいモバイル用ノートブックPC、VAIO Type Pが米CESで発表になったそうだ(Engadget記事 英文ringo-sanco経由。

最近のNetbook興隆に対する“ソニーからの回答”ということだろうか。ただし価格は$900(日本で発売するなら89,800円とか?)と、ネットブックを欲しがる層にアピールするには若干お高い値段。もちろん機能面での差異はあるのだけど。それに頭が痛い?のはVista搭載という点にもあるかも。

いずれにしてもソニーもローエンド破壊のイノベーションたる(?)Netbook市場に片足を踏み入れたと認識されることになる。果たして今回のような差別化が吉と出るのか、結局中途半端と見なされるのかは分からない。もしかすると日本市場だけならそこそこ出るのかな?という気もしないではないけど、世界的には“それほど”ブレイクしないかも…と個人的には予想する。

2009/01/07

読書: はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

年末年始休暇に読もうと購入した本の1つ「ストレスフリーの整理術」。GTD提唱者デビッド・アレンさんにより、ライフハッキングなどで多く話題になっている“GTD”の行い方について丁寧に基本が解説されている本。新しい翻訳・装丁となり、監修は“百式”の田口元さん。

僕のような極めて“なんちゃって”程度にGTDをやり始めました…程度の人物にとって、ちゃんと最初からプロセスを、それも単にやり方だけでなく背景まで教えてくれるこの本は目から鱗なことも少なくない。

特にプロジェクトのまとめ方に関し、まだまだ僕は甘い事も少なく無かったので、是非いろいろと改善していくことに決めている。またプランニングモデルに関する考察などは、仕事段取りに応用できると感じたなど、参考になる点(というか僕が取りこぼしていた点)がいっぱい見つかった。

その筋の“アルファブロガー”な方々にとっては「GTDなんてやってて当然でしょ?」なのかもしれないけど、少なくとも「始めるのに遅すぎるということは無い」と考え、自分の仕事や暮らしにGTDをどう役立てるかを再度最初から見直すのには最適な本と思う。
僕は一通り読んだ後、特に関心のある部分を付箋づけして再度読み直し、リファレンスにして自分のGTDを鍛え直している最中だ。

iWork - Keynote'09に期待

2009年1月のMacworldExpo基調講演も終わり、様々なサイト/Blogがその内容を既に掲載している。朝にチェックしたGoogleReaderには100以上の未読項目があり、ちょっとビックリだった。
発表内容の大きなものとしてとしては17" MacBook Proのほか、iLife '09iWork '09といった感じだろうか。手頃で魅力的なハードウェア(噂されていたような!)発表は無かったのでちょっと残念な方も多いかもしれない。

個人的に一番興味があるのは、iWork '09…というか、新バージョンのKeynote '09。実際に僕の仕事でプレゼン制作や資料制作に、かなり利用頻度が高いツールの1つだから。

製品ページに大きく挙げられている機能的ハイライトとしてはiPhone(やiPod Touch)でのリモート機能や共有方法 --- 特にPowerPointユーザーとのデータのやり取りの仕方や互換性に興味がある。また、それよりも基本的な機能のブラッシュアップ --- 作図ツール機能がどれほど向上しているか?の方に正直強い関心がある。
Keynoteを現在活用している個人的に大きな理由の1つに、Adobe IllustratorやOmni Graffleといったグラフィックツール作成による図版をそのままコピペできるという点がある。とはいえ、Keynote内で図版も含めすべてをパッと簡単に作り上げてしまいたいときもある。

こうした点については、実際に手に入れて試してみるしかないね。試用版も用意されているのでそちらを使っても良いのだけど、正直400MB以上という容量は巨大。いずれにしても購入する事になるので、試用版ではなく、週末にでもAppleStoreに行って購入し、いろいろ使ってみたい。

尚、iLife '09についての関心事はiPhoto '09に。画像処理機能がどこまで向上したのか?人物・顔認識技術による「人々(People)」機能やGPS活用の「撮影地(Places)」機能などの使い勝手について…ということだろうか。

GPS非対応でも地図でジオタグが追加できる等、いままで様々なユーティリティーを必要としていた運用が(個人的にはそれほど熱心では無かったが)どのくらいうまく行くのだろう?
それとつい先日公開されたGoogleのMac版Picasaとの比較も試したいなど、週末はいろいろとすることもありそうだ。

2009/01/06

もうすぐMacWorldキーノート…

GGB January 4, 2008さて、Mac好きの一大イベントMacworld Expo基調講演が日本時間7日午前2時ころから始まる。既にご存知の通り、ジョブズではなくシラー氏が行うことに。この件に関してジョブズの健康面など様々な憶測が流れるなどしている。

また既に様々な噂がMac関連サイトを駆け巡っており、Mac mini?17" MacBook?など多くのリークネタが話題になっている。

いずれにしても、あとほんの少しで開始…そうすれば少なくとも噂の内容については正確なところがわかる。残念ながら明日も早いため、徹夜で速報にかじりつくようなことはできないのだけど、朝のニュースを楽しみにしている。

正直、Expo後にApple製品を買う予定はいまのところ無い(既にMacBookもiPhoneもある)ので、ある意味安心していられる。とはいえ、そんな状況で無理にでも欲しい!と思わせるようなモノが出てしまったらどうしよう?という若干の心配もある。

2009/01/05

Logicool Revolution MXを使い始める

昨年末から勤務先で使っているMac用マウスの調子があまり良く無かったので、新年からは新しいヤツを…と、前もって買っておいたLogicool Revolution MXを午前にインストール。その後快適に使用している。

同僚のMac使いたちからはかねがねMXにしようよ…と言われていたのだけど、やはりまだまだ使えるMicrosoft Intellimouseを止めるというのも抵抗があったため、何となく手に入れそびれていた。

今日一日しか使っていない段階ではあるのだけど、非常に滑らか、そしてスクロールホイールの使い勝手もかなり良い感じ…あのスクロールを早く回すと高速になるのは結構使っていて無意味に快感。

何かどうもブレイクし始めて話題になっている時に、グズグズして使い始めず、なんかようやく重い腰を上げる…というのは“新しもの好き”的な方が多いだろう(?)ブロガーからすると、僕のあまり褒められない点なのかも。まぁいずれにしても財力がそれほどあるワケでは無いので、評判のいいモノを少しずつ手に入れ、快適な作業環境を作っていければそれで良いという事にしておこう。

2009/01/03

Remember The MilkをFirefoxサイドバーに表示


余計な要素を表示させないようにしたGoogle Calenderと
サイドバーに表示されているRemember The Milk。
この組み合わせはかなり使いやすい感じがする。

FirefoxのサイドバーでRemember The Milkを使う方法を紹介している記事を見つけたので、試してみることにした。要はiGoogleで使われているRTMのモジュール内容をサイドバーで表示させてやるようにする…という事らしい。

具体的な方法としては、iGoogle用RMTモジュールURLをブックマーク(どのユーザーでもこのURLで大丈夫)、そしてブックマークされた内容をサイドバーで表示するようにブックマーク設定すれば良いということのよう。


iGoogle用RTMモジュールをブックマークした後で、
“このブックマークをサイドバーに読み込む”をONにするのがコツ。

rtm-sidebar-display.jpg

上記設定が済んだら、ブックマークから呼び出す…そうすると、見事サイドバーにRTMのコントロールが表示され、他のサービスを使いながらもRTMの情報を表示できるという環境を手に入れる事が出来た。

このRTMのiGoogle用モジュールは結構デキが良く、ほとんどの機能にここからアクセスできる。多量のタスクを(週次レビューなどで)整理したりする作業などを例外として、普段のRTM利用はここから行うようにしようかと考えている。

また、今回の“このブックマークをサイドバーに読み込む”を利用したトリックは、RTM以外でもいろいろと応用できそう。iGoogle用に用意されたモジュール(URLが判明すれば)や、iPhone用などに提供されているサイトを活用するといった方法が考えられる。時間がある際に試して、面白い応用方法を考えたいな。

2009/01/02

読書: マキアヴェッリ語録

正月3が日はゆっくりと読書を楽しむことに決め込んだ。まず最初に読了したのが、塩野七生 著「マキアヴェッリ語録」。権謀術数で目的のためには手段を選ばない「マキャヴェリズム」のあの“マキアヴェッリ”。正月から何黒いモノを読んでいるんだ!と言われるかもしれない。

実際の内容を読むと、黒い内容…というよりは、極めて冷徹な、ある意味科学的な目でニンゲンや社会を分析し、それに対する対処を書いているという内容 。15〜16世紀の話なので、君主はこうあるべきとか、国はこうあるべきといった政治的な話なのだけど、君主を経営者や何らかのリーダー、国を企業や団体、そして戦争を企業間競争などに置き換えると現代でも十分すぎるほど真をついている。

歴史上の人物に学ぶ経営…なんていうのは、よくビジネス書や雑誌にあり、眉唾になる気もするけど、ことマキアヴェッリの“科学的視点”はそうした方向とは異なるものだと思う。例えば次に挙げる例などは、ビジネス分野でもありがちな話なのでは?

人は、心中に巣くう嫉妬心によって、賞めるよりもけなすほうを好むものである。

それゆえに新しいやり方や秩序を主張したり導入したりするのは、それをしようとする者にとって、未知の海や陸の探検と同じ暗いに危険をともなう「事業」になる。

企画関係の仕事では、ともすれば自社もしくは他社も含めた政治的な要素で物事がうまく運ばなかったり、ねじ曲げられたり…といった目によく遭遇してしまう。そうした件に対処するためにも、いろいろと考えなくてはいけない。ちなみに上記のような“嫉妬心”に対する方法としては、以下が挙げられている。

(前略)この嫉妬心をおさえこむには、方策は二つある。

第一は、それを行わなければ直面せざるを得ない困難な事態を人々に納得させることだ。誰しも難局を自覚すると、そこから脱出しようとして、自分一人の想いなど忘れ、脱出させてくれそうな人に進んで従うようになる。

第二の方策は、強圧的にしろ他のいかなる方法にしろ、嫉妬心をもつ人々が擁立しそうな人物を、滅ぼしてしまうことである。(後略)

上記第1の手法は、何か最近の経済危機をうまく利用(!)して自説の説得力を増す材料として使う…という形に応用可能だろうし、また第2の手法についても(規模の大小はあれ)社内改革などしようとする場合に、“守旧派”を結束させないという意味で考えうるオプション…もちろん“滅ぼす”などの物騒なことはしないでも、完全に外すよう手を回してもらうなどの話をあらかじめしておくのが得策ということだろうか。

僕はモノが良ければ、もしくは可能性など、どうしてもアーリーアダプター系というか、そういう視点でものを見がちなので、本書のようなアプローチの内容は非常に参考になる。実践するかどうかはともかく、いつも手元に置いて、内容を確認したくなる…「マキアヴェッリ語録」はそんな本だ。アマゾンでの書評を見たが、古典の内容にも関わらず多くのポジティブなレビューが寄せられていた。そのまま使うというより現代への応用を考えなくてはいけなのだろうが、一種のビジネス・ハック本として是非一読を勧める。

2009/01/01

Espresso - 新しいWeb制作ソフト

実は今年から、僕は部分的にWeb制作担当者に復帰となった。今は企画担当者(Webディレクター)的な仕事をしているのだけど、2年前まではバリバリにデザインし、コーディングも行っていた。復帰の直接の原因は“外注比率を下げる”ことと“希望退職 実施”という、あまり景気の良くない事柄なのだけど、個人的には制作の方が肌に合っている感じで、密かにポジティブだったりする。そんな事から、Web制作用ツールに再び目がいくようになっている。

TUAWで紹介されているEspressoは新しいWeb制作ツール…まだパブリックベータの状態のもの。CSSEditというスタイルシート制作ツールを開発したMacRabbitという会社発なので、何となく信頼性はある。基本的にWeb制作に特化したテキストエディタ+様々なサポート機能という形で、Dreamweaverのようなもの…というよりは、skEditCodaなどのようなカテゴリという印象。つまり基本的にはテキストでXHTMLやCSSを書いていく人向けということ。

…ということは“スゴい機能がある!”というよりは、どれだけ細かい使い勝手が良かったりとか、手に馴染むとか、自分のやり方に合っている…といった部分で評価が決まるところがあると思うので、これはもう試用してみるしかない(ちなみに僕は基本的にskEdit派。勤め先はCoda使いが多い)。

休みのうちにEspressoを試したり、skEditも再度使うなどして、これから使っていくツールについてもちょっと検討してみようと思っている。

A Happy New Year!

Cow lomo no.5 by Skinnyde

あけましておめでとうございます。
2008年後半からは世の中、そして僕の勤め先も波乱に満ちていました。そして様々な予測などを読むに本年2009年はさらに正念場となるような気がします。そうした中、無意味に悲観しても始まらないし、かといって単細胞なポジティブ・シンキングもアレでしょう。

ピンチの中に“こそ”チャンスは必ずある…と受け取って、今までに無いチャレンジをするために勉強もイロイロし、そして実際に多くのトライをしたいと思っています。まるで仕事先での話のようですが、その中には、本ブログを充実させて、より多くの情報インプット・アウトプットを得ていきたい…という目論み、個人的なチャレンジも多く含まれています。

今年もよろしくお願いします。