2008/12/30

大掃除の締めはMacの清掃で

ようやく怒濤の大掃除が終了して、あとは机の細々したものの整理と、そして肝心要なMacBookの清掃をして大掃除プロジェクトも一応の決着となる。実は燃えないゴミの日付を勘違いしたり、一部無印良品のクローゼット収納アイテムが年内に手に入らなかったなどして、多少のタスクが新年にズレ込んでしまったのだけれど。

さて、Mac用の清掃用品は何が良いか…など調べたのだけど、コレと言ったものは見当たらなかったので、行き当たりばったりにヨドバシでとりあえずそれっぽいモノを入手してきた。本体清掃用のウェットティッシュが「強力」仕様なのは、僕が喫煙するため、どうしてもヤニなど汚れが強くつきがちなため(改心して禁煙すれば良いのかもしれないけど…)。何か良い品などは継続してチェックしようと思う。

こんなところで、2008年も極めてわずかになった。大晦日には妹夫婦が里帰りで来るなど、いろいろと忙しくなりそうだ。

2008/12/28

整理プロジェクト - 順調に後ろ倒し中

My room is so messy at the moment by adav

現在、かなり真剣に大掃除を行っている最中。例年と異なるのは、単純に「掃除」してキレイにモノが置かれているだけでなく、ちゃんと何がドコにあるのか全部把握できるように徹底的に整理しよう…というコンセプトで行っていること。そうして全部が整理されていれば、生活の質(生産性)も上がるのではないか…という目論み。

現状から言えば、そのように整理プロセスもしなくちゃいけないことで、掃除のペースはハッキリ言って鈍い…想定の半分くらいしかまだ出来ていないのが現状だったりして、自分の見積もりの甘さ加減を嘆く事しきり。

また、単にモノを押し込めるだけでなく、適切な配置などを考えると、いろいろと整理用品も手に入れる必要が出てきた…明日は無印良品でかなりクローゼットや屋根裏部屋に使う収納用品を買い出しに行くことにした。

尚、今回の大掃除に関して、かなりシステマチックにやるために、細かいToDo管理はRemember The Milk --- RTMを積極的に使っている。また、いろいろとプロジェクト(大掃除はかなり複数のプロジェクトだ!)を適切に整理できるように、検索設定を基にするスマート・タスクリストを積極的に使っている次第。

さらにどこに何があるか?という情報に関してはEvernoteに入力し、後で検索できるようにしようとしている。Evernoteが英文しか検索できないのはちょっと困ることなのだけれど、取りあえず英文で全部入れることでなんとかしのいでいる。他に良い方法が見つかれば良いのだけど。

上記のRTMやEvernoteはiPhoneから情報を入れることが出来るので、作業中にポケットからToDo進行を入力したり、メモをその場で残せる事も良い点。あと、どうしても整理しきれない、もしくは後で文字を入れる…という場合は、とりあえずiPhone版Evernoteで収納状況の写真を撮影しておくということもしている。

さて、2008年も後3日となった。果たして我が家はマトモに大掃除/モノのインデックス化を終え、2009年を迎えることができるのだろうか…?

2008/12/27

iPhoneでポルトガル語辞書

Portuguese-English translation Dictionary by Ultralingua

ポルトガル語の電子辞書をなんとか手に入れられないか?とは前から思っていた。そんなに真剣なポルトガル語学習者ではないのだけれど、ブラジルの音楽に興味がある関係から、ふと単語の意味が気になったりすることは多い。一応書籍では持っているのだけど、やはり電子辞書の方が何かと便利…もしかしてiPhoneでもそうしたアプリが無いか?とかなりニッチな調べものをした。

結論から言えば、日本語 - ポルトガル語辞書電子辞書というのモノ自身、iPhone用に限らず めぼしいものは無い…。英語 - ポルトガル語辞書ならいくつかあるので、仕方が無く、英語を経由して利用するというカタチにすることに決めた。

この2つでなんとかポルトガル語に対応

iTunes Storeで検索するといくつかそれっぽいのはヒットするのだけど、どれが良いのかサッパリ分からない。それなら…と思い、米国iTunes StoreブラジルiTunes Storeをチェック…レビュー内容を確認した結果 Portuguese - English Translation Dictionaryが良さそう…という判断となった。ちなみにこの辞書アプリはブラジルiTunes Storeのリファレンス・セクションで2位。ちなみに1位は聖書。

ここ1〜2日チョコチョコしか使っていないので、まだまだ使い勝手についてもちゃんとレポできる状況では無い。それでも、いつも持ち歩くiPhoneにポルトガル語辞書がある快適さだけは少しずつ感じ始めている。ブラジル音楽を聴いていてその歌詞や題名の意味に「?」となったら、どこでも調べられるのは、かなり気分がいい。

2008/12/26

自堕落な休暇にならないように…

Sleeping Cat by dominiqs81

多くの人がそうだと思うけど、本日で仕事も終わり、年末・年始休暇に突入する。正直例年だと、いわゆる寝正月で終わり、気がついたら仕事始めになる形になってしまっていたけど、今回はもう少しまともに過ごそうと計画している。

年末は30日まで段階的に部屋の大掃除プロジェクトを発動。昨年までは「掃除」だけだったのだけど、さらに効率的な整理にまで踏み込んで、もっと快適に使える部屋を作る…という意気込み。

また、書籍もそれなりに買い込んだので、時間がある際に実用書も含め様々な本を読むというのもある。

大体において長い休暇になると、どうしても昼夜逆転したり、昼にベッドから起き出したり…とロクな生活態度ではないことが殆ど。今回こそマトモに過ごそうとの決意から、逆に睡眠に関するライフハック記事などを読み、生活ペースをコントロールしたいと目論んでいる。さてうまくセルフコントロールができるのだろうか?

暁仙僧正による訓戒38ヵ条


on the long road to my education
by iDanSimpson

政治系のブログ「雪斎の随想録」で紹介されていた暁仙僧正による訓戒38ヵ条が、とても“わかるなぁ”という感じだったので、以下に引用。

朝の機嫌はよくしろ
人には腹を立てるな
恩は遠くから返せ
人には馬鹿にされてろ
稼業には精を出せ
年忌法事をしろ
働いて儲けて使え
人には貸してやれ
女房は早く持て
ばくちは決して打つな
大飯は喰うな
自分に過信するな
大事は覚悟しておけ
戸締まりに気をつけろ
拾わば届け身につけるな
何事も身分相応にしろ
泣きごとを言うな
神仏はよく拝め
人の苦労は助けてやれ
火は粗末にするな
風吹きには遠出するな
年寄りはいたわれ
子の言うことは八九聞くな
初心は忘れるな
借りて使うな
不吉は言うべからず
難渋な人にほどこせ
義理は欠かすな
大酒は飲むな
判子はきつく断れ
貧乏は苦にするな
水は絶やさぬようにしろ
怪我と災は恥じと思え
小商ものは値切るな
産前産後を大切にしろ
万事に気を配れ
病気を仰山にしろ
家内は笑って暮せ

解説は紹介している記事にお任せするとして、なんか「ちゃんと、キチンと生きろ」以上の事は全く言っていない感じがする。前に見た「強運に生きる秘訣」で紹介されていた「前田義子の強運に生きるワザ」の話とも重なる気も。変化球をして近道をするのではなく、やはり真っ当にやるのが良いということかな。

2008/12/25

大掃除計画

現在年末の掃除計画策定中だ。間違いなくカオスな自室を誰の目にも整理/整頓されている状態にするのは、なかなかの労力が必要だろうと、我ながらあきれる次第。

とりあえずRTMを使って様々な掃除関係タスクを作り、大掃除関係のタグを基にsmart listを作成…本年末はこの大掃除のタスクリストをいかにクリアするか?ということになるだろう。

GTDなどいろんな話を読んで、いかに自分のやるべきこと〜様々な周辺事項をコントロール下におかなくてはいけない…という話は十分(情報として)理解sているのだけど、実践はなかなか多いタスクに気が滅入りそうであったりする(GTDの本質から外れている!という指摘は十分理解した上で…)。

もう勤務先まで出向くのも後2日のみ…ということになった。今年の(というか今までの積年の)様々なカオスを脱皮できるか?というのが非常に大きな年末までの課題。

2008/12/24

東京ブック


Yes, would you like to buy a book?
Originally uploaded by 0olong

有名ブログなので知っている人がほとんどなのだろうけど、IDEA*IDEAの中でも特に「東京ブック」を愛読している。世に言うビジネス書だけでなく様々な書籍の中から、仕事に役立ちそうな…いわばビジネス・ハックと言えそうなヒントが書き出されている。実践してみようと思う内容もいくつか見つけることができた。

普段の僕の読書スタイルでは出会う機会の無かった内容を目に出来て楽しい。関係無いけど各エントリーにはてブ数ユーザ数が入っているのも人気の目安で便利。

2008/12/23

Google Readerを使いやすくする

gReader-current.jpg

現在利用している状態のGoogle Reader

この前はToDo管理サービスRemember The MilkをFirefoxを使ってカスタマイズすることについてエントリを書いた(その1その2)。同様に頻繁に利用するGoogle Readerも様々なアドオンなどを利用して使いやすく…またiPhoneでもByline(iTunes)によりGoogle Readerと同期させている。そうした僕の個人的なGoogle Reader利用状況についてまとめた。

■Firefox Greasmonkeyスクリプト

以前はGoogle ReaderのWebアプリをより便利に使うため、FirefoxアドオンBetter GReaderを利用していた。これは様々なGoogle Readerを便利に使うGreasmonkeyユーザースクリプトを1つにまとめて1つのアドオンにしたモノのようで、各フィードのFaviconを表示したり、フィードの本文(というか、その元ページを)iFrame内で表示したりしてくれるなどの機能がある。だけどiFrame表示も若干ウザく感じ始めてしまい、外すことにした。

ただしいくつかの機能は惜しいので元になったユーザースクリプトを探すことに。結果、以下の2つを使用している。

上記のShow Feed FaviconsはまさにFavicon表示用スクリプトで、Colorful Listの方は各フィードをカラー分けして表示する機能のもの。この2つがあると、かなりGoogle ReaderをWebブラウザーで見た際に視認性が上がる感じがする。

[参考]

■Firefoxアドオン

Google Reader向けに活用しているForefoxアドオンとしては以下の2つがある。

Google Reader Notifierは以前にも話題にしたことがある。新着のフィードがあるとGrowlで通知してくれたり、Firefoxウィンドウ下部のステータス領域に小さく新着フィード数を表示してくれるもの。Google Readerに多くのフィードを登録しているとGrowl通知はウザいのでOFFし、今は主に新着数表示機能だけを利用している。

もう1つ便利はものにRead It Laterというアドオンがある。これはブックマークするほどじゃないけど(もしくはGoogle Readerで☆をつけるほどではないけど)、「後で読もう」と思うページやフィードにチェックをつけておいて、時間が空いたときなどに読む…という機能を提供するもの。一般のWebページでもこの機能は使えるけど、Google Readerでは各フィードに通常の☆アイコンに加えてチェックアイコンが追加表示されるので、後で読もうと思う場合にはチェックアイコンをクリックしておけばいい。詳しい使い方は以前のエントリを参照

[参考]

■iPhone: Byline

もちろんiPhoneでフィードを確認するときにはByline(iTunes)を使う。既にiPhone用として多く話題になっており、既に使用している人も多いと思う。Google Readerと同期し、登録されたフィードをBylineで閲覧。

もちろんBylineで読んだものはGoogle Readerで既読になるし、逆も働く。またスターアイコンや、さらにはノートも同期するので、Bylineで読んで自分でノートを書けばGoogle Readerでも利用可なので、情報収集にフィードを使うには相当に便利。完全に手放せなくなった。

ほぼ自分の需要は満たされているのだけど、もしRead It LaterサービスがBylineと結合してくれないか…というのが、現在の一番の希望。

[参考]

上記のように、僕の個人的なGoogle Readerの使い方について、一通り紹介してみた。まだまだ甘い点も多々あるのだろうけど、環境を整えた結果、Google Readerは普段の生活に欠かせないものとなった。RTMでもそうだったけど、これからのサービスはこうした様々なカスタマイズ用アイテムが出揃うか(そのために外部APIなどの技術面、そしてマーケティング面をいかに用意できるか?)というのが結構重要なポイントになっていくのだろうと考える次第。

RTMを便利にするスタイル(追加)

つい少し前にもRemember The Milkを使いやすくするGreasmonkeyスクリプト2点というエントリを書いたが、本日Life Hackerで同じようにRTMを便利にカスタマイズするためのFirefox用GreasmonyやStylishで使うユーザースクリプトなどが紹介されていたので、追記。前に紹介した記事のA Bit Better RTMRemember The Milk - display keyboard shortcutsに加えて以下に紹介…またその中でもRemember The Milk - Long Searchは実際に使い続けようと思っている。

普段は小振りな検索フィールドが大きくなって、
複雑な検索設定を直接タイプするのも楽になった。

RTMの検索窓は小さな画面表示なので、検索条件をタイプで入れるのは面倒だった。上図のようにサイズを大きくしてくれるRemember The Milk - Long Searchは何気に便利。これと前回紹介したスクリプトやスタイルを組み合わせると、もっとRTMを便利に使えそうだと思った。

他の各画面解像度最適化用スタイルは現在必要をあまり感じないこと。そしてスマートリストのみ表示するものについては、現在A Bit Better RTMの表示で良いのでこちらも導入しないことにした。

いずれにしても、前回と今回のものの組み合わせでRTMがまたさらに便利に。Firefoxカスタマイズの底力を改めて思い知った次第

2008/12/22

ポジティブに不景気と向き合う?

“Against the Storm” by WTL photos

最近はどこで話をしても、特に景気・経済面、仕事関連では暗くなるような事が多い。何が良く無かったか?という犯人探しを書籍やブログ等各種を知的好奇心で読み漁っても、決して心晴れることは無いしね。それならポジティブな態度でこの状況に向かう方法を調べたり、考えたりした方が余程良いんじゃないかと思う。

…ということで、いくつか(有名なブログなどで紹介されている話ばかりで恐縮だけど)興味を引いた内容を以下に挙げてみる。

上記の記事を読めば、極めて当たり前…的なことしか書かれていないのかもしれないけれど、なかなか実行しきれない点も多いのが正直な話だったり。

特にIDEA*IDEAで紹介されていた運のいい人、強運になる秘訣は面白い。要は書籍「前田義子の強運に生きるワザ」で紹介されていた内容。いままでビジネス書などでさんざん言われていた情報の整理や生活習慣をキチンとすること等なんだけど、「運をつかむには」という切り口が面白い。

頭の中が整理されていれば良い…と思い込んでいるより、まずは何でも整理整頓の習慣かぁ…耳が痛いけど、年末の大掃除時期、カオスな机や自室をまずはキレイにするところから初めて見ようかな。

Remember The Milkを使いやすくするGreasmonkeyスクリプト2点

以下に紹介するA Bit Better RTMと
Remember The Milk - display keyboard shortcutsを
インストールした状態のRTM

いまや僕の生活に無くてはならない存在になったRTMことRemember The Milk。これをさらに便利に使うためのFirefox用Greasmonkyスクリプト“A Bit Better RTM”とユーザースタイル“Remember The Milk - display keyboard shortcuts”が紹介されていたので早速試してみた。結論から先に言えば、RTMを使う上で相当便利なアイテムで、これから積極的に使っていきたいと思う。

上手が通常のRTM。違いがわかるだろうか?

一見して違いはそうドラスティックに変わった感じはしないけど、よく見るとイロイロと通常のRTMとは異なった部分がある。これらの変更点は前述の2つのアイテムをインストールすることで実現した。以下に詳しい説明を…。

■A Bit Better RTM

A Bit Better RTMを使用した状態。

A Bit Better RTMというGreasmonkyスクリプトをインストールすると、RTMのカテゴリ分類が通常のタブによるものから、画面左のパネルに切り替わる。また、各カテゴリに含まれるToDoタスク項目数もカッコで表示してくれる。それにもし長いカテゴリを入力してもちゃんと表示できるよう、カテゴリを納めるパネルは可変になっているようだ。
この機能拡張によって一覧性が増し、スッキリとした表示になるだけじゃなく、カテゴリ数が増えたりした時はかなり使いやすくなると思う。

さらにCtl+GキーでGoToパネルを出し、他のカテゴリに移る機能。そして選択した項目を他のカテゴリにCtl+Mで移すMoveTo機能は意外と使い出があるかもしれない。とくに長いToDoリストで下の方のアイテムをスクロールダウンして選択し、カテゴリ変更のためにスクロールアップする…というのはかなりの手間。こうしたことがキーコンビネーションで出来るのは嬉しい。

■Remember The Milk - display keyboard shortcut

RTMのショートカットキーが画面表示された。

RTMは様々なショートカットキーをWebアプリに実装しているけど、なかなか正直覚えない。“Remember The Milk - display keyboard shortcut”はそうしたショートカットを画面上に表示してくれるユーザースタイル…Stylishで使うユーザースタイルとGreasmonkyスクリプトの両方の形で提供されている。ショートカットを「あれ、何だっけ?」となっても見ればすぐにわかる…頻繁に使うから覚える…というよい循環が期待できそう。実際に使い始めてすぐに利用するショートカットの種類が少し増えた(笑)。

頻繁に使うRTMをこんな形でより便利に使えるようにするものを提供してくれて、感謝。そして他でもさんざん言われていることなのだろうけど、これらのミニソフトを多く利用でき、Web閲覧環境を自由にコントロールできるFirefoxはかなり自分のようなコントロールフリークによっては魅力的なブラウザだなぁ。

2008/12/21

ヤエル・ナイム - ピクニック

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先日たまたまiTunesで見つけたのがヤエル・ナイム(Yael Naim)という女性歌手の「ピクニック」という曲を見つけ(知らなかった!)、iTunes先行発売シングルだそうなのでまずはダウンロード購入。ヤエル・ナイムという歌手はMacBook AirのCM曲「New Soul」でご存知のヒトも多いかも。

今回の「ピクニック」は「♪丘を越え、行こうよ〜♪」の出だしで有名な曲。New Soulに近い感じアレンジで、陽気なそれでちょっと不思議な雰囲気を醸し出している。この曲についてググってみると、どうやら日産の新CUBEのCFで使用された曲だ…ということだとか。

僕は以前にNew Soulに惹かれて彼女のアルバムを買ったが、New Soul以外の曲は割合憂いを帯びていたり、静かだったり…と意外(良い意味で)だった…そちらも結構僕好みだった。またパリ生まれで一時イスラエルにいたこともあるそうで、実際ヤエル・ナイムのアルバムは英語、フランス語、ヘブライ語の3言語で歌われていた。僕はSouad Massiというパリ在住のアルジェリア人女性が結構好きなのだけど、ちょっと自分の中でリンクした感じがする(巴里の異邦人繋がり?)。

New Soulと彼女に関する記事としてmaclalalaのエントリも参照を。

TVを見る事はかなり稀&車に全く興味がないので日産CFはノーチェックだった。またiTunesも最近は様々なブログのApp紹介から飛ぶことが多く、iTunesストアのトップも見ていなかったので、この「ピクニック」に気づかなかった。時には、少なくともiTunes Storeはチェックした方が良いかもと思ったな(TVは見る気がしないけど)。


2008/12/20

Pixelmatorが日本語対応

愛用しているMac用のリーズナブル価格な画像処理シェアウェア「Pixelmator」の最新版1.3.2が登場、日本語対応になって導入の敷居が下がったし、今までは画像内に日本語文字を入れる際に少しだけ使いにくかった点も修正されているようだ。

PixelmatorはいわゆるPhotoshop的な処理を行う事ができるアプリで、QuartzなどによりGPGPU的アプローチが考えられている点で先進性がある。またアイコンなどのデザインが美しいのもポイントの高い点と感じる。僕は勤務先ではPhotoshop CS3を使うけど、自宅のMacBookで利用するのはこのPixelmatorとなっている。

Evernote機能増強…Premiumにしてみた

普段iPhoneでよく使うサービスの1つにEvernoteがある。登場当初からブログやニュースなど様々な場所で話題になる機会も多かったので、既に知っている人も多いと思う。

このネットサービスはiPhoneのほかMacやWindows、もしくはWebアプリなどのクライアントで様々なノートを作成し、クラウドにより同期・共有できるもの。単純なテキストのみでなく、画像や音声、PDFなど様々な形式を保存可能だったし、各クライアントではそうしたコンテンツを登録する仕組みが豊富に用意され登録も簡単。また英語なら文字認識機能を使い、画像内の文字を検索できる機能まで用意されている。仕組みとしては極めて僕好みのサービスになっている。

最近また機能の増強がはかられ、MS Office系など様々なファイル形式をノートに登録可能になり、iPhoneでの閲覧(フォーマットによる)のほか、外出先でファイル送付の必要に迫られた際はiPhoneから送ることもできる。何か必要そうなモノはすべてEvernoteに登録しておけば、後で困ることが無い仕組みということだ。

この新機能は有料のPremium会員(年会費$45 or 月会費$5)のみ利用可能なもの。もともと頻繁にEvernoteは利用していることもあって、この機会に有料会員になることにした。

有料の場合、月間に利用可能な容量が40MBから500MBに増加する。今までは無料の制限から画像を含む内容はあまり増やさない/すぐに消す…という具合にEvernoteを手加減しつつ使ってきた。だけど、それだとEvernoteの長所をあまり活かせない可能性がある。会費も支払ったことだし、是非もっと使い倒していこうと思う。

2008/12/19

popIn 文章難易度チェックを試してみた

ネタフル経由、popInというサービスに文章難易度チェックという機能が増えたという話題…早速興味を持ったので、試してみることに。ちなみにpopInというのはWebページなどのテキストを選択し、ポップアップウィンドウで検索や翻訳などを行ってくれるWebブラウザ用プラグイン。FirefoxとIEに対応(どうやらSafariはサポート対象から外れた様子)。

実際にFirefoxアドオンをインストールして、自分のブログの難易度を計測してみた。各エントリーによって結果はまちまち…下は小学6年生レベル(居酒屋のおっさんの会話レベル)から、大学生レベル(東大教授レベル)まで出てきた。実際に背後のロジックはどのようなものか分からないけど、いろいろ試すと面白いし、一言コメントの書き方は気が利いていると思う。

まぁ、実際に書いてある「内容」など計測してくれるわけもなく、単に文章の書き方が軽いか重いかで分かれるのだろうな…と思うけど。ちなみに同僚の軽めの文章はどんな感じ?とGMailを使ってみたが、残念ながら動作しなかった。Google ReaderのRSSだと動作はするけど、表示などで妙な動きをすることも…。普通のブログとかでは問題は見られなかった。

さて…このエントリは一体、どの程度の難易度と判断されるのだろうか?

念願? - 新幹線でネットが可能に iPhoneは無料?


N700系新幹線 N700-series Shinkansen
Originally uploaded by kamoda

2009年3月から、新幹線内で高速な無線LANサービスを使うことができるようになる…というニュースを読んだ(最新型N700車両オンリーらしいけど)。正直嬉しい。それほど頻繁ではないけど、やはり2ヶ月に1回程度は京都もしくは大阪に出張することがあるからね…もちろん僕だけじゃなく、新幹線でのネット接続は利用者からの要望がかなり多いって調査結果をどこかで読んだと思った(適切な資料はググったけど見つからなかったのだけど。)

通信速度は下り2Mbps、上り1Mbpsなので、まずまずじゃ無いだろうか(もちろんベストエフォートだろうけど)。無線LANサービスとしてはドコモのHotSpotか、NTTコムのMzone、UQコミュニケーションズ(KDDI系だね)のUQ WiFiに加え、ソフバンのBBモバイルポイントもある。ってことは普通に考えればBBモバイルポイントが無料で使えるiPhoneユーザーは、新幹線内WiFiも無料ってことになるのかな?…そうなら結構良い話だねぇ。

ただやっぱり移動時にMacBookも持ち運ぶことになるだろうし、そっちでの接続もしたい…となると、何らかのWiFiサービス加入がやっぱり必要になってくるかも。出張の頻度がもし高くなったら検討しなくちゃね。もっとも新幹線WiFiが一般化してくると、なんか出張の新幹線移動中でもガシガシ仕事をするのを会社からデフォにされちゃうと痛し痒しかなぁ。

2008/12/18

ネットブックとクラウド…イノベーションのジレンマ2題。


Alina's netbook Originally uploaded by nitot

今年ネット、IT業界でブレイクした「イノベーションのジレンマ」と言えば、まずソフトウエア的にはGoogleに代表されるクラウド・コンピューティング、そしてハードとしてはEeePCなどのNetBookだろう。

“クラウド”もしくは“クラウド・コンピューティング”は、パッケージ販売やシステムインテグレーション(企業用)などで提供されてきたソフトウエア/ITビジネス形態を崩壊させる破壊力が不安視されていたけど、去年〜今年でハッキリと顕在化した…誰に話しても納得される状況になったな…と思う。

これからは個人でも企業でも、よほど専門的な(ニッチな)ソフト以外でパッケージは必要無い。多数派はSaaSやら広告費ベースの無償サービスを使うようになる…。今すぐにではなくても、時間の問題なだけということなのだろう。日本IBMなどはもうそれ前提にリストラを進めている…という話も。このあたりはIT関係者からすれば、常識じゃん?とか言われそうだけど、ビジネス書でもシリアスに取り上げられはじめたあたりが新しいかな…と。

NetBook”の方は、これはもうこれから「ローエンド破壊」の事例にされてしまいそうなくらい、典型的。書籍「イノベーションのジレンマ」で説明されているように、ローエンド破壊は、破壊的イノベーションが市場ローエンドに参入した場合、既存大手は(ある意味、これ幸いと)利益率の低いローエンドを捨て上位市場に移行…そんなことしているうちにいつの間にか市場が浸食され、ハッと気がつけば顧客は新規参入組の(安価な)方でOKということになってしまっていた…というようなこと。

ITMedia記事からも、小型ノート満足度Best 5ではAcerがトップで他にASUS、工人舎の製品なども。Vaioのような高付加価値型の小型ノートの影は薄い感じ。そしてノートはNetBookでいいとなってしまった理由の1つにクラウドもかなり関係している…要はブラウザとメールだけ動けば、大抵の用途に耐えられる世の中になった…と。

もちろん現在ではゲームや画像、動画といったものが絡むとNetBookは“お呼びでない”状態になるのだけど、GPGPUなどによって近い将来はまったく無問題になる可能性も高い。現にNVIDIAはAtom用GeForceを用意し、CUDAなどで演算能力を向上させる…ということを実際にデモし初めている(OpenCLも今後関係してくる?)。そうなると、市場から“お呼びでない”状態になるのは高機能ノートの方に…日本製ノート機などは今後キビシイ戦いになるの明らかかも。

景気がもし良かったなら、上記のような破壊的イノベーションへの移行はもっとスローペースだったかもしれない。でも、どう見ても「大不況」な現在、ローエンドへの移行は急速に進む可能性が低く無いと思う。あと2〜3年もすれば、業界は様変わりしていてもおかしくない…業界メジャープレーヤー中の人は薄氷を踏む気分かもしれないな。

2008/12/17

ToDo項目のTime Tagging

Time Taggingを早速試してみた。
Remember The Milk iPhone版

IDEA*IDEAで紹介されていた、Time-Taggingというアイデアというかライフハックというか…を試してみた。これは言ってみれば各ToDo項目横にタスクにかかる見積もり時間をカッコ書きしておくというもの。パッと見て、すぐにどのくらいのボリュームかとか、今の空き時間でちょっと片付けてしまえそう…などが判断できるのが良いね。

簡単に実行できそうなアイデアだったので、早速Remember The Milkの各項目に入れてちょっと使ってみ(上図)たんだけど、かなり効果があったように感じた。例えば、時間がほんの少し空いたときに「あっコレ片付けてしまおう」ってすぐに一覧を見てわかるから、細かい時間を無駄にしない感じ。

RTMにはタスク作業時間見積もりを入力することは可。
でも扱いが小さいからあんまり意味無し。

実はRTMには作業時間見積もりを各タスクに入れることもできるんだけど、一覧時には表示されず、その情報を見ることが出来るのは詳細情報表示の際のみ。ちょっと無駄なので、これからはTime Taggingの方…要はタスク名にカッコ書きでそのまま入れるというやり方を真似ようと思う。

2008/12/16

画面キャプチャーソフトSimpleCap

まがりなりにもMac系っぽいBlogをやっていると、やはり画面キャプチャ作成のニーズが高まってきて、使いやすいキャプチャソフトに対してアンテナを無意識に張っている。今日、感じ通信soundscape outで知ったSimpleCapは、現在まだアルファ版ということなのだけど、、非常によくできたアプリという印象だった。

詳しくは感じ通信のエントリーで各機能が説明されているけど、ウィンドウ撮影時に影を入れる(PNGアルファ付)とか、メニュー撮影機能、いっぱいアプリが起動している中で、選択したアプリのウィンドウだけを撮影する機能、Widget撮影などなど…そうしたBlog用キャプチャツールとして非常に便利に使える。

まだ開発段階だということだけど、既に常用アプリとして使っていくことを決定した次第。ダウンロードは自己責任で。

アプリケーションメニューでEctoを撮影した例。
多数のアプリが起動していてもEcto関連Windowだけを簡単に撮影。

「Getting Things Done」が再翻訳

mpb&coより。GTD本家「Getting Things Done」が再翻訳され、「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」として刊行されるということ。百式の田口 元さん監修で12月24日に発売とか。

正直GTDとかってライフハック系のブログとかで読みかじった程度の理解度しか無いので、あらためてGTDを理解する(実践するかどうかはわからないけど)のも宜しいんではないかと考える。

今年末発売の書籍にはほかにも、読みたくなるようなタイトルがいくつかあるんで、それらを冬休みにまとめて読むかなぁ…と思っている。なんな一通り読了したら、冬休みも終わっていそうな予感もするんだけども。

2008/12/15

クローゼット整理…?


Closet
Originally uploaded by dansays

ライフハッカー日本語版記事なんかを読んでいて、ああやはり改善しなくちゃいけないなぁ…としみじみ思ってしまうのが自分のクローゼットの中。一応片付いているフリはしているものの、正直「整理」という観点から考えるとカオスな代物。改善を先延ばししてきたツケがいろいろと出てきているかもしれない。本家Lifehacker曰く

An organized space has an antidepressant effect, sayeth personal organizers. It's true: that feeling of control and knowing where everything is - whether it's the closet or desk or even just a made bed - does make you feel a LOT better, and is really the basis of GTD.

整理されていると気分も良くなるし、何がどこにあるかわかっていて全てがコントロール下、これがGTDの基本…というまったく尤もな話。まぁ少なくとも年末の大掃除時期にもあたるし、クローゼットも少し本腰を入れてキレイにしてみようか…という殊勝な考えを持ち始めた次第。

上記クローゼット写真を探しにFlickrに行ったら、自分のクローゼットを公開しているようなグループが複数あるんだね。前に自分の鞄の中身をみせるっていうグループも楽しかったけど、まず見ることがないであろうそうした場所の写真が世界から集まるのってなかなか不思議で楽しいと思う(美しく無いのも多いけど)。

2008/12/14

企画・アイデアまとめ用ソフトを探す

現在、自分に合うようなアイデアをまとめるソフトで何か良いのが無いか?と探している。いままで頻繁に使ってきたものとしてはアウトラインプロセッサ OmniOutliner(これが無いと生きていけない!)と、OmniGraffleの2つ。とはいえ、たまには気分を変えるために他のアプローチも試してみたいし、ちゃんと“マインドマップ”なんかを活用してみるか?など、考えてみたりもする。いろいろと探しているのだけど、アンテナに引っかかったアプリとしては以下の2つがある。

■MiNDPiECE

前者のMiND PiECEはマインドマップ作成専用ソフト…日本の開発者による製品(Life with Photo Cinema 2などを手がけた方らしい)。価格は12,800円で、10日間の体験ライセンスを入手することができる。

実際にMiNDPiECEを起動してまず笑ってしまうのは、グリッドの入った白いウィンドウがポコっと表示され、ここにマインドマップを書いていく。普通のソフトでは多用されるフローティング・パレットやら多機能っぽいツールバーとかが全然ない。実は設定とかはコンテキスト・メニューなどでやる。あくまでも白紙の上にマインドマップは書け…ということか。なかなか潔いコンセプトと思う。

現在使い始めて2日(あと8日の試用期間だ)…まだまだ全体を詳しく解説するというほどに使い込んでいる訳ではないのだけど、かなり面白そうなソフトという印象。引き続き使っていってみようと思う。以下が参考記事。

■Curio

上記と比較して、よくわからんソフトにCurioというのがある。これは日本ではあんまり話題にされているのを見たことが無いのだけどTUAWなどの海外Mac系サイトでは話題にされていることも多いので、参考のために使ってみようと思った。

結論から言ってしまうとCurioというのはとんでもなくいろんなコトができて、プランニング関係者には便利なような、それでいてかなり複雑で、まともに使いこなすのに苦労をしそうな代物だなぁ…というのがここ2日ほど試用した段階での意見。OmniGraffleのようなドロー機能、リストを作るアウトライン・プロセッサ機能、プレゼンテーション制作機能からプロジェクト管理のためのGTD機能…まで統合されている…って感じ(正直ワケワカラン)。

果たして自分に必要なのかどうか、今のところまったく判断がつかないのだけど、現在は一種のパズルとして、使いこなしを見つけるのを楽しんでいるというところ。もちろん、特定の機能だけをチョビチョビ使っていく分にはそれほど難しくないんだけど、バリバリ使いこなせるか?っていうのはまた別の話だね。以下が参考記事。

2008/12/13

Fernanda Takai: Onde Brilhem Os Olhos Seus

週末、いろいろと音楽を聴いている。進められて買ってみたなかで、相当に気に入っているのがFernanda Takaiという日系ブラジル人女性のアルバム“Onde Brilhem Os Olhos Seus - 彼女の瞳が輝く処”というNara Leãoの数々の曲をカバーしたアルバム。

このアルバムで気に入った曲は数多いのだけど、ちょっとだけビックリなのが“Kobune”(上の動画)。名曲の“O Barquinho(日本語題:小舟)”を日本語の歌詞で歌っている…しかも雰囲気はまるでピチカートファイブのよう。実際Fernanda Takaiはピチカートファイブが好きなようで、野宮真貴と一緒にライブを行ったそうで、そこではピチカートファイブの曲に加えてKobuneも歌ったりしたらしい(だから他の曲と違和感の無いようなアレンジなのかな?)。このKobuneは日本だけのボーナストラックだということだったんだけど、ちゃんとプロモーションビデオがあるんだね。

今回のアルバムをベースにしたライブがブラジルなどでも行われていて、今後DVD化される予定という話なので、そちらも楽しみだな。

以下にFernanda Takaiに関連しそうなページのリンクをいくつか紹介するので、気になった方はそちらもどうぞ。

2008/12/12

Eye-Fi、そしてEvernote

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Eye-Fi Card & Optio W60
Originally uploaded by ryoichitanaka

日本で発売開始…ということもあって、いろいろと話題になっているEye-Fiカード。なんか記事をイロイロと読んでいると段々と欲しくなってきてしまった。まったく自分は単純なんだか、流されやすいんだか…(苦笑)。Eye-Fiに関しては他でもっとキチンとした記事になっているので、以下の記事を。

さらに背中を押す感じの話としては、愛用のEvernoteがEye-Fiに対応するという話(Evernote Blogエントリ)。基本的に撮影した画像をFlickrにアップするみたいな感じでEvernoteにも画像をアップできるっていうことなんだけど、Evernoteの場合はOCR機能(英語オンリー)とかがあるんで、その分文字検索もできるからさらに便利ということになる。もちろんiPhone用Evernote(iTunesリンク)があるんだから、そちらでも同じことが出来るんだけど、やはり面白い話題ではある。

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まぁ、実際に写真をガンガンEvernoteにアップロードする…ということを考えると、月間500MB使えるPremiumへのアップグレードを検討する必要が出てくる。価格は年間で$45…悪くはないんだけど、結構コストがかかるなぁ…と考えたり(英語OCRだけなら高いかな?)。

いずれにしても僕個人のEye-Fi導入最大の障害は、手持ちのデジカメでSDカードを利用できないという壊滅的な問題があること(ちょっと前のオリンパス製)。これを機にLeica D-LUX 4が欲しい…と心の中の悪魔はささやくのだけど。

2008/12/11

もうすぐクラウドが当たり前、SIerは“終了のお知らせ”?

プライベートでイロイロとネットで遊んでいると、Google系を筆頭に様々なサービスを使いこなして、無料もしくはかなり低額でかなりのことができるってわかっている。実際ぼくも各種Google系やRTM、Flickr、Evernote、Dropbox、その他様々なサービスをFirefoxから、もしくはiPhoneの各種アプリなどから活用してのデジタルライフに首までつかっている。

だけど、企業向け…いわゆるエンタープライズ分野はセキュリティとか文化とかそんなコトもあって、なかなか導入するようなワケにもいかないんじゃ?って何となく思っていた…でもそうも言っていられないみたい。

日本IBM、大量リストラの背景 究極の「業界中抜き」が到来する 」で、IBMが人員削減をした背景…“この不況でクラウドが急速に広がる”という認識なようで、“2015年頃には「まだ自社でサーバーや要員を抱えているのですか」という会話が顧客間であいさつ代わりになっているだろう。”…だそうだ。

冒頭に話したように、パーソナルコンピューティングの方が、クラウドの勃興とともに、いつの間にか予算を潤沢に使え、SIerが活躍できるハズのエンタープライズ分野より進んでしまっているという現状がある。後は、そうしたクラウドにどう企業が順応できるか?という話が課題になっていたと思っている(参照:「グーグル恐怖症」を克服できるか)。

これに関してRauru Blogでは、「大企業が GMail を使う言い訳」というエントリで…何かしら適切な言い訳のネタさえあれば良いのではないだろうか?と書いている。そういう意味で「不況によるコスト削減」というのは、かなり強烈な「言い訳」となる可能性を秘めており、システム・インテグレーション分野は今後いっそう厳しくなる…場合によっては破滅的な側面も覚悟しておいた方がいいかもしれない。個人的には移行はゆるやかなのだろうな…と少し前までは思っていたのだけど、不況によりインテグレーションを取り巻く環境が急速に悪化する可能性もありそう。

「破壊的イノベーション」という言い方があるけど(参照:イノベーションのジレンマ)、クラウドはかなりの破壊力を持って、いわゆるエンタープライズ業界をひっくり返すかもしれない。僕もIT業界の末席にいる身の上として、面白そうやら恐ろしいやらで極めて複雑な気分だったりする。

OpenCL

つい最近、OpenCLという標準技術が正式発表された…というニュースを読んだ。これは流行り?な感じもするGPGPUをおこなうための仕組み…ってことのようだ。既にNVIDIAのCUDAのように各ベンダー単位では、そうしたGPUを活用する手段は用意され始めているのだけど、やはりベンダーに依存しない形が望ましいっていうことで、多くの企業が標準化した…というのがOpenCLってことなようだ。

GPGPUはOpenGLと協調してもっとグラフィック処理なんかを高速化させるのにも役立ちそうだし、そうでなくても演算とか、並列処理が必要な処理をすごく高速化させるっていうポテンシャルがある。

で、話題にするのは何故かって言えば、これがApple発の技術で、Snow Leopardに搭載予定されている(初の実用化)だけでなく、携帯なんかでも利用することが想定されているっていうこともある。

上図はケータイなどで使われることを想定したOpenCL EPに関してのプレゼンなんだけど、「あなたの手にスーパーコンピューターを」っていうのは単純にわくわくする。図版では応用の一例として「GPS携帯でランドマークとか建物の画像認識処理をし、ネットから関連情報を取得する」っいうようなことが書いてある。他にも3D処理などイロイロ…。

いずれにしても、Macで実現される技術でもう少しするとその実力を見ることが出来るだろうし、近い将来iPhoneなどでも搭載される可能性が高いと考えられると、なんだかワクワクしてくる。

2008/12/09

iPhone版OmniOutlinerは…?

現在一番切望しているiPhoneアプリはiPhone版のOmniOutliner。誤解ないように言えば、そんなプランは噂にも出ていない。

僕が制作畑から、企画の方に仕事内容がシフトしてからというもの、一番多用しているのがMac用アウトライン・プロセッサとしてはコレしなかい…って感じのOmniOutliner Pro版で、これで作ったデータを持ち運びたいし、できることなら電車などでの移動中にちょっと修正したいという要求は強い。もちろんアウトラインで最初からiPhoneでメモ書きをすることも…。


開発元のOmniGroupのフォーラムを覗いてみると、やはりその要望に関するスレッドがあった。とは言え、対応している社員の方の反応を見る限りでは、どう読んでもすぐに何かしらのアクションは無さそうな雰囲気。

とりあえずアウトラインプロセッサ好きとしては、iPhoneで何か代替をと考えて探している最中…とりあえずZeptolineriTunes]というソフトをインストールして試している次第…。このソフトは単体アウトラインプロセッサとしては決して悪いものでは無いんだけど、やはりiPhoneだけでほとんど完結してしまっているから、他のMacなどとの連携という面が辛い。

Macで作ったアウトラインは読み込めないこと、そしてZeptolinerで作成したアウトラインは基本的にメールでテキストを他のマシンに渡す…という仕組みだけなのが、うまく活用できない原因なのかと思う。ちなみに上記OmniGroupのスレッドで紹介されていた別製品にCarbonFiniTunes]というのもあって、こちらもメールでの入出力なんだけどアウトライン情報を保ったままOPMLでやりとりできるのが違いだそうだ。まだ試していないけど、OmniOutlinerとの構造を保ったやりとりならこちらの方が少し良いのかもしれない。

正直、データ同期の面で心の底から欲しいな…と感じるのはEvernoteの使い勝手を実現したアウトライン・プロセッサってことになるので、もしかするとEvernoteにアウトライン機能が付くのを待つのが一番正解なのかもしれないけど。

GMailにToDo機能

gmailTodo.pngGMailになぜ無かったのか、不思議な感じがしていたToDo機能なのだけど、今回ようやくGMail Labsでその機能が公開されて利用できるようになっていた。

いままでそうした機能が無かったので、ToDo管理が必要という場合はRemember The Milk(以前の関連記事一覧)のような外部サービスを使う必要があったのだけど、シンプルなToDoが必要…という場合は、GMail付属のToDo機能で十分になってくるのかもしれないね(RTM危うし?)。IDEA*IDEAでは既に速攻レビューを掲載しているので、詳細はそちらを参照。

僕は現在のところRemember The Milkの高機能なGMailやiGoogleと連携できるToDo管理、そしてiPhone対応(要有料Proアカウント)やその品質などが気に入っているので、GMail純正の方は様子を見る感じ。

とは言え、なにせGoogle発だし、今回のサービスに対応するiGoogleウィジェットやiPhoneアプリ、Firefoxアドオンなどが今後少しずつ登場してくるのは時間の問題と思う。なかなかGoogleがやりそうなことを先行して実現するっていうビジネスはキツそうだなぁ…というのが、外野からの感想だったり。

2008/12/07

iPhone: LCD Clock

iPhoneアプリでまた気の利いたモノが出てきた。LCD Clock (iTunes)は、よくある卓上に置くデジタルクロックを模した感じの画面デザインのiPhone用クロック有料アプリ。まずなによりもデザインがけっこう良いので、雑貨店でデジタルクロックを買うかわりにDockなどに置いたiPhoneでLCD Clockを表示させておくというのは良いアイデアと思う。

そして、カレンダーがあるのもかなりポイント高い。別に「スケジュール管理」とかそういうんではなく、なんかの時にチラっと横目で曜日やらを見たいってニーズはあると思う。その役割は紙などの卓上カレンダーが役割を果たすんだけど、もう必要ないからシンプルにしておけるね。

lcdphoto3.jpg

他にも、LCD Clockにはバックライト発光させている表示を模すなどの遊び心がある機能や、カラーの変更などいろいろと設定項目もある(システム設定で行う)。以前に紹介したことのあるNixie Clockにしてもそうだけど、今回のLCD Clockなど「iPhoneを使わないときに使うアプリ」っていうカテゴリも面白いかなと思う。そういう意味ではフォトフレームアプリとか、時間やカレンダーと写真を表示するアプリなんかも面白いかもしれない。

また、そうした「使わないときに使うアプリ」とスケジュール管理機能なんかがいろいろ融合して1つのシステムを作ると面白いかな…とは思うけど、それはまた別の話かな? いずれにしても、LCD Clockはかなりアプリだと良いと思う。

読書:クラウド化する世界

週末は最低一冊「お勉強」読書をするようにしている。今週末は割合と関係のありそうな内容だったのでこちらにもちょっとコメントを書こうと思う。

クラウド化する世界」は、現在すでに身近になりはじめているクラウド…つまりインターネットコンピューティングにより、パラダイムが大きく変わっている様子を俯瞰的に描く。コンピュータ書籍というよりはビジネス分野の人たちに向けて書かれた印象。

本書では電気が発電所から供給されコンセントに差し込むだけで手に入れられるまでの業界を変遷と対比しながら、ハードウェアやアプリケーションなどのIT投資を各企業ごとに行う現状が、今後GoogleやSalesForceなどのサービスに切り替わっていくことを解説していく。もはや各企業ごとに「発電所」を用意する必要はないですよ…ITはあたりまえの(コモディティな)インフラになっていきますよという訳だ。

このあたりの認識は梅田望夫氏が「ウェブ進化論」などでGoogleなどに対して“あちら側”や“情報発電所”と表現していた形とシンクロする感じがする。元々「クラウド化する世界」著者のニコラス・カー氏は前著「ITにお金を使うのは、もうおやめなさい」でも似た主張をしていたが、現在のクラウド・コンピューティング隆盛で説得力が遥かに増した。

また、Googleなどクラウドにより高度なサービスを、企業に限らず個人でも、そして先進国に限らずどの国の人も、(そして極論すればテロリストですら!)同じように使えるようになり始め、よりグローバルな競争をもたらす『フラット化』を押し進めていく効果を否応無しに出していくポジティブ/ネガティブ両面について言及する。「フラット化する世界(上),()」や「ウィキノミクス」などで描かれてきた世界が、よりクラウドにより具体的になってきたということだろう。

本書「クラウド化する世界」は前述の「ウェブ進化論」、「フラット化する世界」、「ウィキノミクス」のIT面でのマッシュアップのような内容と感じた。極論すればそれらを既に読んでいれば、ほぼ「クラウド化する世界」の内容は網羅されていると思う。逆にそうした本をまだ読んでいない人、クラウドに関しての紹介をビジネスな人たちにプレゼン機会がある方はまとめ的に読んでおいていいと思う。この書籍はコンピュータ本というよりは、あくまでもビジネス本で、ビジネスマンがクラウドを理解するためのモノなので。

ちなみに、本書内では「クラウド」という単語はほぼ登場しない。「ワールドワイドコンピューター」という表現になっている。翻訳時にタイトルをそれっぽくするため「クラウド」を入れたのではないかと思う。原題は「The Big Switch」。

2008/12/05

新Google Readerと、あんまりのハックは考えものなコト

今日Google Readerにアクセスして気がついた。デザインやらが変わっている…実はここのところ、いろんなGoogle Reader用Firefoxアドオンやらを試したりしていたので、最初は「あれ?こんなの入れたっけ??」と思ったのだけれど。

新しいGoogle Readerについての機能については、また改めて書くことがあれば、まとめるかもしれない。まずはTechCrunch解説記事を参照。

あ〜あと思ったのは、いくつか入れていたGoogle Reader用Firefoxアドオンが使えなくなったので、今までの使い勝手とかなり変わってしまった点。具体的にはBetter GReaderは結構よく使っていたし、GreasmonkyスクリプトHelvetireaderも試し始めていたところだった…今回のGoogle側の改修で当然のことながら、ちゃんと動かなくなったので、外した(泣)。ちなみにGoogle Reader Notifierはまだちゃんと動いているけれど…。

そんなこんなで反省点として、Google系などのWebアプリをブラウザ側アドオンで勝手にハックして便利にするのは、楽しい作業ではあるのだけど、元のサービスに変更がかかってリセットされてしまう…というリスクを背負っているのだねと改めて認識したこと。また、使っていたGoogle Calender Notifierは作者が開発中止をしてしまったというようなこともある。

Firefoxアドオンでカスタマイズはとても面白いのだけど、思ったよりも脆弱な基盤に立っているようなので、それに慣れきっていると肩すかしを食らうのだなぁ…。やはりカスタマイズはほどほどにしておくのが良いのかな。