2009/05/06

今後の本ブログの更新について

更新が滞っていて申し訳ありません。
以前にMacを使ったライフスタイル…という感じでブログを更新していた時と、状況が変わり、独立して仕事をする準備に関心が移っています。実はそれに関する「助走期間ブログ」というモノを書いていたりします。こちらは直接MacともiPhoneとも関係無い内容、仕事に関係してくる多いのですが、よろしければ時間がある際にでも覗いてください。

本ブログは今後も継続しますが、エントリの頻度は低くなるかもしれません(週1〜2回程度?くらいを考えています)。プライベートの立場で単純にMacBookつかうと楽しいよね…とか、iPhoneのこんなアプリやアクセサリ面白いなどの話を書く場として使わせていただければと思います。

現在、活用しているiPhoneアプリいくつか

フリーランス仕事のため更新が滞って…ではMacもiPhoneも使っていないか?というと、以前にも増して利用頻度はかなり高い状況。ただし新しいレアアプリを探すアプローチよりは定番のiPhoneアプリを使い倒すという方向に向いている気がする。その中で以前に増して活用しだした定番系アプリ3点について以下に挙げる。

Weightbot

日々の体重を記録して、その変動をグラフ表示もしてくれるアプリ。この分野ではダントツに画面デザインがキレイなことが選択の理由…良いデザインだと毎日使いたくなる。また、利用頻度が上がった理由は自分の健康管理面から。自宅で仕事をすると動かなくなりがち。体重を毎日記録する事で、メタボにならないよう注意したい。

ちなみにフリーランスになって以降、急に健康管理が気になりだした。会社勤めなら「病気で2〜3日休みます、ごめんなさい」が許されたが、フリーランスの立場では信用問題。そんなことから、とりあえずは歩数計で必ず最低でも1日10,000〜15,000歩は歩くようにしている(知人に言わせると20,000歩が最低ラインでしょ?とか…まだまだ甘い?)。

Byline

ご存じ定番のRSSリーダーアプリ。新バージョンになって木目なデザインでは無くなったのがちょっと残念だが、かわりに速度がかなり速くなっている事やフィードの分類機能などという恩恵がある。使っていて快感+地下鉄移動がある場合には、コレが無くては話にならない。

細々とした事が忙しいので、どうしても腰を据えてMacの前でRSSチェックする時間がとりにくい。そこで移動時間やちょっとした休憩、場合によってはトイレの中…という具合のスキマ時間にチョロっと情報収集をすることにした。逆にいれば、スキマ時間以外ではRSSを見ない事に決めた。そうした事から、今までにもましてBylineが活躍している次第だ。

Remember The Milk

やはり、ToDo管理のRTMは利用頻度がものすごく高い。元々高かった依存度がさらにアップした…という状態。まず前日夜に次の日のタスク内容をかならず設定、朝起きてインプット。たいていの仕事の段取りはそれこそRTMに引っ張られながら行う…という感じ。メチャクチャ依存している。

一方で、ハードに使うといろいろと辛い点も出てきた。1日に30〜40のタスクを登録しておくようになったら、起動時・読み込み時にかなり時間がかかることもあり、サッと見ることができない。また、よくクラッシュするようにもなってしまった。ちなみにクラッシュはMemory Statusなどでフリーエリアを広げることで頻度は減らせるのだが、若干不便だな…と感じ始めている。Things等別のモノに浮気も考えることもあるが、もしかすると新機種が出てiPhoneのパフォーマンスが上がれば問題なくなるのかな?とも思え、ちょっとの間は様子見という状況。

2009/05/03

MacBookの冷却について気になりだした

ゴールデンウィークという事もあり(?)、日中に自宅でMacBookを利用する機会が非常に多い。また、今回のゴールデンウィークは気温も高めで晴れていることから、室内の気温も高め…特に自室は熱がこもりやすい事から日中で30度、夜間でも冒頭の写真のように27度くらいという状態

この状態だとMacBookを使用しているときは、ファンが常に回っている事になる。これはMacの動作がおかしくなるのでは?と少しビクビクする事、そして何よりもファンが高速で回っている音が注意力を散漫にさせる。

現在、これという解はなく、これからどうすれば良いのか?といろいろ考えている。そういえば、現在使っているMacBook Unibody Late 2008は、昨年の秋に登場したものなので、夏にはどのような感じになるのか?冷却をどうするのか…やはりネットでも情報は薄い。これからイロイロと嗅ぎ回って、どうすれば良いのか、考えなくてはいけないなぁ。

2009/05/01

MX Revolution故障! 急遽Targus Bluetooth レーザーマウスを入手

今朝Macを使おうとしたら、いきなりロジクールのMX Revolutionが動かないというおかしなことになった。充電用クレードルに置いても赤いランプが点滅するばかりで一向に充電しない状態に…結局このマウスは修理ということになり、その足で手に入れてきたのが、Targus Bluetooth レーザーマウスだ。これを入手するに当たっては、

  • アダプタを必要としない無線→つまりBluetooth対応なこと
  • 電池式でいざとなればコンビニで電池が手に入ること
  • Mighty Mouseのように掃除トラブルが無いこと
  • デザイン的にシンプルなものであること

上記3点を満たすものという点で、Targusの製品に落ち着いた。なお、今回はBluetooth接続のモノを試してみたいという気持ちが非常に強かった。MX Revolutionで一番不満だった点が無線レシーバーの存在。USB端子を1つ塞ぐこと、そしてレシーバーが大きいという点だったことが動機だ。なお、上記4点の条件のうちデザイン面に関してTargusがそれほど合格点とは言いにくい…消去法で選択した結果だったりする。

実際にTargusのマウスをMacにマッチングさせて使ってみた。システム環境設定のBluetoothで「+」のボタンを押して新規追加すれば、後はアシスタントに従うのみで使用開始に手こずることは無かった。尚、Targusで専用ドライバーソフトをダウンロード提供しているが、これはマウス左脇にある目立たない4番、5番ボタンの機能をアサインするためだけのソフト。マウス速度やスクロール速度などの設定はシステム環境設定の“キーボードとマウス”で行う。

Targus Bluetoothレーザーマウスを使い始めて一番びっくりしたのは、メチャクチャ動きが速すぎるということ。標準ではとてもではないがまともに使えず、設定を“軌跡の早さ”、“スクロールの速さ”ともに、極端に遅い設定で落ち着いた。このマウスの標準設定はいかがなモノか?と思うのだが。

Targus Bluetoothレーザーマウスの一番のウリとなるのは、光学スクロールホイールだろう。Apple Mighty Mouseは最初はおもしろいのだけれど、次第にゴミがたまってスクロールが鈍くなり、最後には使われないという末路を辿ることが多いようだ。しばらく使ってみて、この光学式スクロールホイールがどんなものか確かめてみようと思う。

尚、手で持った際のさわり心地としてはMX Revolutionの方が圧倒的に気持ちがよいし、扱いやすいという印象。どこかほんのちょっと大きめで手に当たると感じがする。こうした部分は慣れ要素がかなりあるため、すぐに結論は出せないのだが。MX Revolutionが修理から帰るのは、早くても5月中旬だそうだ。果たしてその時に僕はまたRevolutionの方に戻るだろうか?それともTargusの方が良いということになっているだろうか?

一方今回故障してしまったMX Revolutionの症状は、ネットを検索したところ同じ経験をされた方は多いようだ[参照:大徳日記 » MX Revolution 2つめ]。ロジクールもせっかく良い製品を出しているのだから、信頼性の面でももう少し頑張っていただきたいとは思っている。

2009/04/29

GR Digital IIを入手した

2週間前のことになるのだが、リコーのデジカメGR Digital IIを入手した。手頃なコンパクト機が欲しかった事、気になっていたGR Digital IIの価格が安くなっていた事、そしてEye-Fiを活用するために、SDカードが使えるカメラが欲しかった…という3つの理由による。
2007年に登場したこのカメラは様々な人たちが使って、評判の非常に高いカメラなのでネットではコメントなどは言い尽くされている。僕が今更何か書いても特にコレと言って“新しい”内容は無いかもしれない。

発売開始されてからかなり時間の経過したこのカメラ、実際に使ってみると非常に「道具としての満足感」が高いことがわかる。流行の顔認識は無い、ズームレンズすら無いという潔い仕様だが、一方で、ダイアルなどの配置は小型にも関わらず、ここにあるべきだろう…という所にちゃんとある。また、持った時の感触やダイキャスト・ボディの質感などのスペックには出てこない部分が非常に良い。カメラを好きな人のツボをかなりキチンと捉えてくれているのが嬉しい。

さらに面白いと思うのは、GR Digital IIをリコーの銀座などのサービスセンターに持ち込み、レリーズ(シャッターボタン)の固さ調整のほか、レンズネームリング交換サービスによりレンズ表記文字をブラックに変更してもらえるといったサービスが用意されている。僕は購入したその足でそうしたサービスを受けて来た。リングネームをブラックにするのはマクロ撮影時の映り込みを無くす事が目的なのだが、単純に売っているままではないカスタマイズをすると、どこかマニア心がくすぐられて嬉しくなるものだ。

コンパクトデジカメ満足度1位はGRのリコー!によれば、リコーがユーザーの満足度が1位、それも購入後に満足度が上がるというリサーチ結果が出たとの事だが、それに完全に同意したい。今回入手したGR Digital IIは毎日のように使っているし、仮に今後、次のコンパクトカメラを考える事になった場合には、まっさきにGR後継機を候補にするだろう。

2009/04/26

デジカメをスキャナがわりにするユーティリティーPrismo

デジカメはあるのに、スキャナは無い…そうした状態で例えば本の表紙やCDジャケットなどを遠近感無しにキレイに撮るのは至難の業。そうした要望に応えるアプリとして紹介されていたのがPrizmo: Scanning via a Digital Camera « AppStormで紹介されていた。


Prismoが起動したら、画像をドラッグ&ドロップ。

使い方は極めて簡単で、Prismoが起動したら、処理したい画像をドラッグ&ドロップする、もしくはカメラアイコンをクリックしてiPhotoから指定する。


四隅の矩形を指定すれば、その部分だけがゆがみの無い状態で取り出される。

読み込まれた画像に対して、半透明の青い矩形の四隅を本の表紙などの四隅に合わせる。そうすると、遠近感がついて歪んでしまった本の表紙を補正してウィンドウ左のように表示してくれる。

尚、上記の正方形の表紙のようにイレギュラーなモノは、最初は縦横比がおかしいかもしれない。ウィンドウ左側に表示される補正済みの画像もドラッグして縦横比を変更できるほか、クロップアイコンをクリックして縦横寸法を数値入力することも可能。

上記の操作をPhotoshopで行う事も可能だが、思ったよりかなり面倒なのが正直なところ。こうした用途に特化したアプリ…というのもまた面白い。僕がこのアプリに興味を持ったのは絵画作品など大きなポスターや、LPのジャケットなどをちゃんと取り込むときに便利だと思ったため。A4以上のモノはなかなかスキャンしにくいし、スキャナもかなり高価になる。そうした用途では、このPrismを利用した方が遥かに便利な感じがする。

2009/04/21

目覚まし

本日はMacやiPhoneなどの話題から離れて目覚ましについて。現在、個人的に生活態度改善キャンペーン実施中…なるべく6時には起床して、朝食後にウォーキングを行うようにしている。しかし、長年の夜型の習慣の殻を破るのはなかなか大変なもので、朝の目覚めは決してスッキリいかないのが悩みになっている。

上記に掲載した写真は、その一筋縄ではなかなか起きない僕を叩き起こすための目覚まし時計達。左の写真の目覚ましは深沢直人デザインのブランド「プラスマイナスゼロ」のモノ。非常にコンパクトで、ベッドから一番遠い本棚に置いてあり、これを止めるにはベッドから確実に出る必要がある。

右の目覚ましは、ガジェット系でも以前話題になったナンダ・クロッキー。こちらは、目覚まし音がかなりランダムでしかもうるさい。その上、起きないと走り回る…というかなり凶暴な代物 - 目覚まし界で“目を覚まさせる”という機能では、なかなかイノベーティブなところが気に入っている。これを止めるには当然ベッドから出なくてはいけないし、寝過ごすのは至難の業と思われた。

これだけあれば、まず大丈夫だろう…と思ったのだが、敵(つまり自分)はなかなか油断のならないヤツのようで、ほぼ意識の無い状態で2つとも止めてまた眠る…という攻撃をするのには、我ながら呆れている。仕方が無いので、なるべく寝る前に置き場所を毎回変更するという方策を行って、少しはマシになった次第だ。

一方で、いきなりショッキングな音で目を覚ますのは、睡眠の質とか脳の働きの面で良く無い…という調査結果もあるらしい。現在考えているのはiPodなどでまずは音楽を流して、浅く覚醒させ、それでもしぶとく起きない場合には上記の目覚まし時計による波状攻撃…という2段構えにしようというアイデアだ。さて、どうなることか。また改めて報告することもあると思う。

2009/04/19

シンプルな機器セットアップになるよう心がけ始めた

最近、いろいろと機器を買い揃えている。フリーランスとして仕事をするための最小設備だが、それでもなるべく自室がモノモノしくないように、シンプルで仕事しやすい環境であるよう気を配っている。結局シンプルな環境を作らないと効率は上がらない。便利になる…と思って手に入れたモノに囲まれて非効率な状態になっては本末転倒だ…という今までの行動の反省からそう思う。
具体的にはなるべく以下の事を考えてモノを入手している。

  • 本当に必要なものなのか?
  • もっと小さいモノ、複合で数を減らせるものは無いか?
  • 使わないときはコンパクトに収納できるか?
  • ワイヤレスで使えるようにならないか?

1. 本当に必要なものなのか?: 中でも必要性を熟慮するのは大事なことかもしれない。ネットで話題になっていたりすると、新しもの好きの自分は後先考えずに欲しい…と思ってしまうことも多い。昨年末にもかなり呆れるくらいの“燃えないゴミ”を出した。こんな事をやっていては時間もお金も無駄にしてしまう。無節操におもしろモノを手に入れるのはもう止める事にした。また新製品に飛びつくよりは、30日ルールで、まずは熟慮する。特にガジェット類の場合はその30日の間に(失礼な言い方かもしれないが)「人柱」な方々が買って、良い点/悪い点など一通り判断材料もそろうので、その後に自分の購入を判断しても遅く無いという考えになった。(本ブログで「買った」と言っている際は、割合ネット内のアーリーアダプター系な人たちよりワンテンポ遅れている…というか意識的に遅らせている。)
また、熟慮中には次項以下の事を検討要件として考えてみることにしている。

2. もっと小さいモノ、複合で数を減らせるものは無いか?: ガジェット山盛りの部屋を指向するならともかく、なるべくサイズが小さいこと、また複数の機能を1つにまとめてある機器を手に入れるのがシンプルでスッキリとした環境には望ましいと思う。具体的に新しいプリンタ入手に当たってはスキャナ+プリンタ+ファクシミリ(使用頻度は高く無い)が一体となった複合機エプソンEP-901Fを選択し、かわりに7年前に入手したスキャナやファクシミリなどの機器を処分したことで、かなり占有スペースが減った。また無線LANベースステーション+バックアップ用HDDのTime Capsuleも同様の理由から手に入れる事にした。都会で暮らす場合、空間のコストつまり家賃が一番高いのだから、機器類のために家賃を払うのではなく、自分のために払いたい。

3. 使わないときはコンパクトに収納できるか?: 僕の場合はプリンタの利用頻度はそれほど高く無いこと、なるべく機器類が目に見える状態で無い方が望ましいと思うことから、普段は家具の扉の後ろに隠しておきたいと思っていた。入手したエプソンEP-901Fはそうした条件に合致する前面給紙・前面出力の仕様だった点に好感を持てた。別に何か機器を揃える必要に迫られても、そうして家具内に入れておける仕様である事をチェックポイントにしたいと思っている。

4. ワイヤレスで使えるようにならないか?: 最後に、なるべくワイアレスの機器を選択するよう心がけている。これは、USBでタコ足…という状態になると、見た目がかなり煩雑になるし、ケーブルがウネっているデスクだとどうしても掃除がしにくいなど、クリーンな環境を作りにくいと思っている。多少割高になったとしても、ワイアレスを選択することを心がけている。具体的に本エントリで頻出しているEP-901FやTime Capsule、さらにキーボードはApple Wireless Keyboard、そしてマウスはLogicool Revolution MXという感じの組み合わせ。またオーディオとの接続はApple AirMac Expressの光出力を利用する…という形にしている。ケーブルでの接続はLED Cinema、そしてiPhoneというところだろうか。(iPhoneが早くWifiなどでシンクするようにならないか?と願っているのだけど)

いろいろと書いてしまった。僕は整理整頓があまり得意でない…というか、意識しないとすぐに汚部屋になってしまう類いの性格。なので、なるべくシンプルに、シンプルにを心がけることで気持ちのいい部屋、そして作業効率の良い環境を目指している次第。

2009/04/18

Time Capsuleが到着

ちょっと前にApple Time Capsuleを手に入れている。デュアルバンドで802.11n(draft)/gの両方が使える仕様のもの。当初このTime Capsuleを入手する予定は無かったのだけど、UFO型の旧AirMac Expressがかなり調子がよろしく無いこと、そして仕事をする上でいずれにしてもTime Machineバックアップ用にUSBドライブを手に入れなくてはいけない…と思っていた事から、この際…と思い切って入手した。

802.11nの速度の威力は正直Webブラウジングでインターネット接続している分には“よくわからない”。試しにTime Machineのバックアップ処理を最初から無線LANでやってみることにしたら、結果として3時間程度で終了している(内蔵HDDは42GB程度を使用)。以前の802.11g無線LANを使用していたTime Capsuleだとやはり無線LAN接続は遅く、最初のバックアップは一晩以上かかる…という話を聞いた事もあるので、そうした面では802.11nによってさらに実用性がアップしたとは言えるかもしれない。ちなみに、Time Capsule説明書には最初のバックアップは時間がかかるので、有線LAN(ギガビットイーサー)で接続して行い、それ以降の差分バックアップから無線LANで行った方が良い…という注意書きがある。

このTime Capsule、さらにはちょっと前に手に入れたEPSON EP-901F、Eye-Fiなどにより、周辺機器のかなりが無線LANで接続されることに。実際にそうしてみると、Mac周囲にUSBハブでケーブルがとぐろを巻く…ということもなく、かなりスッキリする。さらにEP-901はスキャナ+プリンタの複合機なほか、Time Capsuleも2つの役割をこなすなど、ハイブリッド機器を使うと、機器数が減るので、そうした面でも周囲がスッキリした。これからも周辺機器選びには複合機能やワイアレスを重視することになりそう。

2009/04/17

遅ればせながらEye-Fi入手

昨年後半から、各ブログで話題になっていたEye-Fiをようやく手に入れ、使ってみる事にした。SDカードにWiFiが入っており、普通のデジカメに入れて使うだけで、デジカメから無線LAN経由でMacにもFlickrなどのネットサービスにも自動的にアップしてくれる…という非常に面白い製品。詳しい解説はnobilog2: 小さいながらも大きな感動!Eye-Fiカードをどうぞ。

前々から興味はあったのだが、いままでSDカードを使うデジカメを持っていなかった事(一眼デジはキヤノンの10DというCFカードを使うものだった)から、手を出さずにいた。最近知人からGR Digital IIを譲り受けた事、そしてAmazonで2,000円ディスカウントになっている…という情報を聞いたことから、遅ればせながら手に入れることにした。以下に実際に使ってみた様子。


Eye-Fiのパッケージは開くときにも“おもてなし”感があって好感が持てる。

写真ではまったくわからないと思うが、まず最初に“Free Your Memories”というオレンジのところを引っ張ると、製品とマニュアルが両脇から飛び出てきて「必要なモノはこれね」と提示してくれる。パッケージを開く段階から楽しい気分にさせてくれるのは嬉しい。Eye-Fiはまずパッケージが最高だった:[mi]みたいもん!にパッケージを開く動画が掲載されているので、関心があれば是非みてほしい。


付属のリーダーをMacに接続して設定開始

まず最初にMac側でEye-Fiの設定を行わないと、画像をカメラから自動的に転送してくれない。USB端子にEye-Fi付属のカードリーダーを入れると、中に設定アプリが入っているのでそれをMacにインストール。これで実際の設定作業を行う。設定作業の様子はEye-Fiを使うまでに必要な設定と異次元なまでの便利さ:[mi]みたいもん![う]Eye-Fiの設定方法あたりが詳しい。


設定開始…アプリを起動すると、Webブラウザで様々な設定。
僕の場合はMac本体はiPhotoに、ネットではFlickrにアップする設定にした。

そんなこんなでアプリをMacにインストール後、設定作業に移るとWebブラウザが起動し、そこで一通りの設定を行うだけ。かなり簡単に使えるように出来ている。ちなみにネットでは日本で発売される前の英語版製品で使っている画面が紹介されていることも多いが、Amazonで購入したEye-Fiはすべて日本語化されていたので、心配はいらなさそう。

とりあえず、Mac内はiPhotoに、そしてFlickrアカウントへも自動登録…という設定を行った後、Eye-Fiカードを取り出してGR Digital IIに装着。試し撮りをしてみることにした。


初めてEye-Fiから写真がアップできた!の図
写真内容はともかく、いつの間にかスルスルと写真が
Macにも、ネットにもアップされてしまうのは、不思議な感触。

簡単に周囲をデジカメで撮影していると、どのタイミングで転送されたのか正確にはわからないが、気がつけばEye-Fiの動作が開始されていて、iPhotoにもFlickrにも写真が転送されている…という状態。無線LANなため、若干転送処理に時間はかかるにしても、何もしていないのに勝手にアップロードまでされてしまうというのはかなり面白い。もちろん勝手にプライベートの写真を公開してしまうとマズいのだけど、Eye-FiではFlickrなどへアップする際デフォルトでは非公開になっており、後で共有したい写真だけを公開する…という手順をとればいい。

実際、知識としてEye-Fiが便利というのはなんとなくわかっていたのだけど、実際に手許でやってみると「面白い!」と周囲が感想を漏らす理由がよくわかる。これからGR Digital II利用時はEye-Fiが手放せなくなりそうだ。

2009/04/16

Twitterが臨界質量を超えるか?

Twitter用として様々なクライアントが登場してきている。シンプルなもの、マニア用のもの、新機軸のものなど百花繚乱と言える感じだろう。Twitterのサービス自身は非常にシンプルな短いテキストの書き込みを行うサービスであり、技術面で高度というよりも着想の面白さによってネットユーザーの支持を集めたものだと思う。今後さらに様々な使い方を“勝手に”周囲が見つけてくれることによって、キャズム超え…マニアなアーリーアダプター層から、多数派への浸透も始まっていると感じられる。

内容はシンプルなTwitterサービスだが、APIによって様々なサービスやクライアントがTwitterを利用できる事にしたことにより、一種のエコシステムを構築できたことが成功の原因の1つなのではないかと思う。要はオープン性だろう。
この部分を仮にTwitterが全てまかなっていたとすれば、様々な需要に答える事が出来ず、結局1つの「面白かった実験」に終わってしまった可能性もある。APIなどによって様々な周囲の人たち、コミュニティの力を借りて自社だけではできなかった拡張が実施されるというのは教科書に載りそうな“ウィキノミクス”のサンプルだと思う。

それにしても以前に使い始めた時は、まだ手作り感があった。しょっちゅサーバーがダウンしたりトラブルがあって、猫が修理している写真を見せられたものだ(それはそれで楽しかったが)。それがここまで拡大する…というのはシンプルなアイデアに秘められた可能性というものを改めて見せつけられる次第。

ちなみに僕が普段使用しているのは夏ライオン。特にコレという理由は無いのだけど、特に新機軸…という感じでもないシンプルでストレートな仕様が逆に快適と感じている。他にもっと高機能なNambuに最近僕は色目を使い始めているし、Pocket*という新感覚なクライアントはMacコミュニティで話題のようだ(まだ実際に使っていない)。正直、ここまでブレイクするとは思ってもいなかった。個人的感覚では“後、一押し”で、メインのステージに到達する感じ…ネットでのちょっと面白い「アイデアの可能性」はまだまだあるのかもしれない。

2009/04/14

iPhone用ケースはやはりLim Phone Sleeveがいい

iPhone 3G用ケースBEST5を選んでみました - All Aboutにて、第1位に選ばれていたrethink Lim Phone Sleeve、実際に僕も昨年から愛用していて非常に具合がいい。1位に選ばれているのを個人的には十分納得できる。

シリコン製やプラスチック製など、もっとiPhoneを保護する観点からすれば、頑丈なモノが良いのかもしれないが、一方でiPhoneのスマートさを無くしてしまうのが難点。同様の理由から、マクロ撮影のためのレンズが付いているGriffin Clarifiや、拡張バッテリー付きなどの機能アップするケースにも食指が動かない。

一方で、Lim Phone SleeveはiPhoneにピッタリ合うように作られた、すごくスマートな外見のケース。「機能面」を考えるというより、持っていて気持ちがいいこと、手触りが良いこと、サイズがピッタリで手で押すとスッとiPhoneを収納できる快感…など、iPhoneを持つ喜び、満足度をとても増幅してくれる別ベクトルの魅力を持ったケースだと思っており、おすすめのモノ。

尚、最近アルミニウムによるユニボディの次世代iPhoneなどの噂が広がっているが、それに機種変更したいという思いがある一方で、このケースを使い続けられない(かもしれない)のもちょっと戸惑う理由だったりする。

Brightkiteに関して、いろいろ

本日よりMac Book Daysの更新を再会します。
お休みを頂いてい申し訳ありませんでした。

エントリの間隔が空いた隙に、Jobsの健康状態や新しいiPhoneやタブレット型?などの噂も飛び交っている模様。しかし本Blogはマイペースに行こうと思う。今回はiPhoneで使う位置情報付きTwitter&SNS的なサービスBrightkiteについて。

現在、僕がiPhoneのリアルタイム系で一番多用していると思われる同サービス…このBrightkiteが買収されるというニュースが。一瞬どうなるのか?と心配したが、逆に買収したLimboが元Brightkiteの技術者などを引き抜き、新生Brightkiteとなる事、また資金調達もしたという事から、もっとBrightkiteがパワフルになる可能性もある…という感じで、ちょっと安心した次第。

週末の日曜日に実はWordPressのカンファレンスWordCamp Tokyo 2009に言ってきたのだけど、そうした参加者にはやはりBrightkiteを愛用する若干マニアックな人も少なく無い。その周辺から発せられるメッセージや写真(Place Stream)を表示すると、ほぼWordCampに関しての内容ばっかりになっていた。
また、実際に非常に近い場所にいらっしゃると思われる方とメッセージ交換を行い、現実にお声をかけさせていただいた(実は席はほんの1〜2mしか離れていなかった)。

今回の経験は稀だろうけど、やはりこうした位置情報付きのTwitter的メッセージ/画像入りメッセージのサービスというのは面白い。iPhoneプラットフォームのポテンシャルを存分に発揮させている(GPS位置情報、カメラ、専用アプリ、ネット接続などを活用している)素晴らしいサンプルの1つではないかと思う。
最初の話に戻るけど、このパワフルなBrightkiteは一方で不満などもあった。プライバシーの観点などから仕方ないかもしれないが、フレンド登録などいろいろ機能/使い勝手に関してもあるし、何より日本語版が無いので誰にでも勧めるという訳にはいかない点など様々。今回の買収&資金調達でBrightkiteがよりパワーアップし、様々な改良などが行われて行くのを望んでいる。

2009/04/06

更新(ちょっと)お休みのお知らせ

今晩から地方に行き、5〜7日、ブログの更新を休ませていただきます。
大変恐縮ですが、其の後再会しますので、それまでちょっとお待ちいただければ幸いです。

よろしくお願いします。

2009/04/04

EPSON EP-901F、細かいことあれこれ


EP-901FはBonjour対応プリンタとしてMacに認識された。

昨日エントリを書いたように、自宅用スキャナ/プリンタ/FAX複合機のEPSON EP-901Fを手に入れた。本日細かい設定作業やテスト利用など少し始めてみたので、多少その内容をメモ的に書いてみる。

  1. 無線LAN設定はAirMac利用環境(WEP)では手動設定(迷う場合あり)
  2. プリンタは無線LANでBonjour接続 プリント速度は早めで快適
  3. スキャナも無線LAN経由で利用…それなりの速度で実用性あり
  4. メモリーカードも無線LAN経由で読める。若干不都合も

上記のうち、1. と4. に関しては若干補足説明を以下にする

1. 無線LAN設定はAirMac利用環境(WEP)では手動設定: 無線LANルーターがAOSS対応の場合は、非常に簡単な接続になるらしい。ただ、AirMac Extreme(旧式)で接続する場合には、結局の所すべて手動設定をすることになった。僕の場合はWEP128bitを選択したところ問題なくネットワーク名が表示された(BaseStation名が日本語だとトラブるケースがあるらしい)。
ここでパスワードを要求されるが、通常のAirMacのモノではなく、いわゆるWEPキー。なるべく16進数の方が入力時に難しく無いようだ。このWEPキーは多少調べた結果、AirMacユーティリティで取得できるという。以下はその段取り。

  1. AirMacユーティリティで対象となる機器を選択。
  2. メニューバーの「ベースステーション」メニューの「手動設定」を選択してモードをマニュアルに変更。
  3. 「ベースステーション」メニューの「ネットワーク用パスワード」を選択(手動設定状態でないとグレイアウト)


AirMacユーティリティを利用して16進数WEPキーを取得できる。

上記の操作を行うと、下図のようなパネルが表示される。下の16進数WEPキーをメモし、EP-901Fに入力することで、接続を確立することができた。

4. メモリーカードも無線LAN経由で読める: EP-901Fのメモリースロットに入れたカード内の写真も無線LAN経由でMacで読む事ができる。EP-901Fのファイル共有設定を有効(読み込みのみ or 読み書き可能)にしておいて、Finderの「サーバーへ接続...」機能でアドレスを入力し、Finderにマウントできる。


ファイル共有機能を使い、メディアリーダー内容を無線LAN経由で読み込み。

Finderの「サーバーへ接続」パネルにcifs://[プリンタ名]でマウントできる…とEPSONサイトには説明があったが、実際は接続できなかった。そこでプリンタ名の代わりにプリンタのIPアドレスを入れると、問題なくマウントできるようになった。複合機のプリンタ名もIPアドレスも、EP-901F側の操作パネルで セットアップ→ネットワーク設定→ネットワーク情報確認 と辿ることで表示させる事が出来た。
尚、無線LAN経由でメモリーカード内データ取得は結構時間がかかったので、大量にデータを取り出す場合にはUSB 2.0リーダー等の方が良いかもしれない。

2009/04/03

無線LAN対応複合機 EPSON EP-901Fを入手

自宅で仕事をする環境を作る必要から、Cinema LEDの入手[MacBook Days: Apple LED Cinemaを入手]に引き続いて今度はエプソン複合機EP-901Fを購入した。無線LAN対応のスキャナ+プリンタの最上位機種EP-901AにFAX機能もついているモデル。おまけ的にコピーもでき、ホームオフィス用としては悪く無い。機種選定に当たっては、以下を考えた。

  • 無線LAN対応: ケーブル配線を複雑化したくないため
  • ファックス付き複合機: 機器の数を多くしなくないため可能ならFAX機能も
  • デザイン的に許せるもの: 自室に置くのでやはりあまり事務機的なモノはNG

上記を勘案すると、候補は上記のEPSON EP-901FもしくはHP Photosmart Premium Fax All-in-One C309aとなり、両者のどちらか?と決めたポイントとしては以下のようなものがある。尚、店頭では価格はEPSONが32,800円、HPのモノは29,800円でそれほど大きな差は無かった(ヨドバシカメラ新宿)。またFAXは必要なのは1ヶ月に1回程度なので、それほどの性能/機能は求めていない。

  • デザイン: HP製品の方が事務機的なデザインの感じがどうも…。
  • 用紙カセット内蔵: EPSONの方がスッキリしていて好感(ただボディが黒いのはイマイチ?)
  • 印刷品質: 写真印刷など印刷品質の高さを求める場合はEPSONに分があるか

尚、Canon PIXUS MX860が4月に発売予定で、これがもし既に登場していれば最初の条件に該当し、販売価格次第だが検討候補となっただろう(FAX機能はこちらの方が充実していそうだった)。とは言え、ちょっと早期にプリンタやスキャナを揃える必要があり、今回は見送ることになった。

明日以降、実際にイロイロとプリントなど試してみる予定なので、これから逐次気がついたことを書く機会があると思う。

2009/04/02

Evernote 2.0

愛用しているクラウドによるメモサービスEvernoteのiPhone版が2.0になり、かなり大きく変わった(Evernote Blog » Blog Archive » Evernote for iPhone Hits 2.0)。

見た目で一番違うのは横位置での使用がほとんどの画面でできることで、文字を書く際に横で使いたい…という人もいるだろう。個人的には日本語だと縦位置が良いけど、英語で書く - QWERTYキーボードを使うなら横は結構魅力的だと思う。また、横位置ではノートがサムネイル表示になる仕様になった。題名やタグでなく、サムネイルで目的のアイテムを見つけたい際はこっちの方が使いやすそうだ。


メモ入力時など、ほとんどの操作で横画面での作業が可能。


メモリスト表示時に横位置にすると、サムネイル表示になる。
(より多くのノートを一覧可能)

他にもFavoritesの表示順序を変更できる事や、Evernote内にWebブラウザが入っており、ノートにURLがある場合もSafariを起動させる必要が無くなった…など、かなり細かい使い勝手の面で改善されているのは嬉しい。


[左]Favorites(お気に入り)編集。各ノート右の三本線の部分ドラッグで、表示順序を変更。
[右]Evernote内にWebブラウザ機能 - いちいちSafariを起動する必要無し。

このような新機能はもちろん嬉しいのだけど、実はEvernoteが全般的にかなりサクサク動くようになった事が頻繁に使うユーザーとして一番な点だったりする。公式ブログ記事にも書いてあるけど、起動も早くなった。機能が肥大化してイロイロできるけど、重い…という“いつか来た道”より、次世代の文房具的な進化をこのまましてほしいと思う。

2009/04/01

Spirited Awayで画面上をスッキリに

本日がエイプリールフールだという事を意識せずにいて、いくつかのサイトで脅かされ、また楽しませてもらった。若干ユーモアのセンスに欠如する傾向のある僕は、通常運転でエントリしたい。

soundscape outのエントリSelfControl - soundscape outで紹介されていたSpirited Awayを使ってみたところ、結構よかった。このソフトは一定時間起動しているアプリをアクティブにしないと、自動的に隠してくれるというシンプルな機能のユーティリティー。

作業中についアプリを起動したままにしていて、気がつくと画面は様々なアプリでゴチャゴチャ…という事になりがち。特にLED Cinemaにして下手に画面スペースがあるかたどうしてもほったらかしにしてしまう。やはりリアルの机同様、デスクトップもクリーンに見えた方が良い。このユーティリティーを使えば不要のアプリを自動的に隠してくれるので、いちいち操作をする必要が無いのでなかなか便利と感じた次第。

*:Evernoteも新しいバージョンが提供開始になったようなので、試用した後にエントリを書く予定

2009/03/31

アナログでもメモを取る

普段から何か思いついた事があると、必ずメモを取るようにしている。もちろんiPhone版Evernoteも活躍中。それでもサッと何か思いついた事をすぐ、場合によっては図入りでメモしたいという場合は、“紙とペン”を使うのが一番早い。

現在僕が使っているのがAssist Onで手に入れたYMSK革製メモホルダー。これにRhodiaのメモブロックとNAVAのペンを入れて上の写真のようにして使っている。全部でちょっと大きめの名刺ケースくらいのサイズなので、ちょっと外に出る時、もしくは家でウロウロしている時でもポケットに常時入れておいて、何かあればすぐにメモできる。意外に近所に煙草を買いに行く途中に、面白いアイデアが出たりするからメモ用セットは必ず持ち歩くようにしている。

もちろん革ケースなど使わないでもOKなのだが、それなりの値段がすると“置き忘れにくい”という事がポイントと思う。せっかくメモしても無くしたら何にもならない。また、このケースは本来名刺を入れる部分も含めれば3つメモを入れておくスペースがあるので、ちょっと分けておきたいときには便利。

尚、紙とペンでのメモは、あくまでも僕にとっては暫定的。何かアイデアをメモしたら、隙がある時もしくは帰宅時にEvernoteなどに入れておくようにしている。文字をちゃんと入力しておけば検索性が確保できるし、紛失も防げる。仮に日本語OCRがちゃんと動けば、これがもっと機動性が上がるのだけど…というのが目下の願い(英語圏の人はそれを堪能しているんだなぁ…)。
いずれにしても、現在はアナログメモ+Evernoteのハイブリッドでメモをしており、最終的には全部のメモがEvernoteに行くようになっている。これがベストでは無いけど、僕にとってはコレでなかなか上手くいっている。

2009/03/30

Convertbot - ユーザーエクスペリエンスが退屈なモノを面白くする

TapbotのConvertbotというiPhoneアプリを入手した。前に体重管理用ソフトWeightbotでもそのユーザーインターフェースが話題になった同社だけど、今回のConvertbotは単位変換アプリ。

正直な話を言えば、単位の変換機能それ自体としては「あっそう」という感じで、似た事をできるソフトは他にもある(しかも無料で)。煎じ詰めるとConvertbotは使っていて楽しい…若干ゲーム感覚で事務的になりがちな機能をエンターテインメントにしてしまうというアプローチが面白い。

ユーザーエクスペリエンス部分にこだわる事で商品の差別化が出来たり、場合によってはスマッシュヒットになる…。このようなConvertbotWeightbot的アプローチを考えれば、もしかするとカロリー計算や小遣い帳など“大した事の無い”はずだったソフトを“話題のアプリ”に変えることができるかもしれない。

そういえば物書堂大辞林はその端的な例かもしれない。ユーザーエクスペリエンスにこだわり抜いた結果、単なる辞書とは言えない新しい電子出版の読み物に昇華したのは見事と思っている。最近の週刊ダイアモンドでもiPhone版「大辞林」が記事になっていた

2009/03/28

本を読み漁るのがいい

IMG_0376.JPGレバレッジ・リーディングをしているのか?とこの前知人に尋ねられた。僕は最近のペースだと月に10冊程度の本…それもほとんどがビジネス本と言われる類いを読んでいると話したことが理由。

レバレッジ〜は、そうした効率的な多読を勧める内容の本なので、知人は僕がそれを基に実行していると思ったそうだ。

同書は、名前や概略だけは知っていたが、読んでいなかったので今日書店で早速買い込んできて読んだ。その概要を簡単に言ってしまえば…

  • 本を読む意味
  • ビジネス書を多読すべきだ
  • 多読の際には本にメモ、線などの書き込みなど活用
  • 読後は“自分に重要な内容”をメモにしてまとめる&携帯する

特にこの「レバレッジ・リーディング」でいう最後の読後メモをキチンと作り、ただ“読んだ”だけに終わらないアプローチが僕には欠けている点だろう。また本は書き込みしまくって汚していいんだ…という点も“わかってはいたけど、やはり今まで付箋を使っていたので、やり方を考え直してもよいかな…と思った次第(移動時の読書など付箋などはなかなか貼れない事も)。

そうした上記の事を、今の読書量に加えて行えば、何かいい事があるのかな? 個人的には“退屈が怖い”という理由だけで多読してきたのだけど、それでも多く読むとイロイロなバリエーションの見方、その中にある意味共通する部分とかが見え、1冊の本を熟読するより面白い。そんなアプローチも間違ってなかったのかも…と思えるとなんだか嬉しい。

2009/03/27

MacHeist3を入手

既に多くのMac関連ブロガーが報告されているが、僕もMacHeist3という各種Macソフトのバンドルを購入した。これは毎年行われている期間限定のチャリティー・イベントで、主にオンラインで販売されている様々なMac用アプリ12点がわずか$39で手に入る…というもの。販売額の25%がチャリティーに当てられる。

シェアウェアなどをいろいろとまとめて購入するには非常に良い機会だと思う。WireTap Studio入手を考えていたこともあり、ちょうど良い機会だった。ちなみに同ソフトが通常$69と考えれば、それだけで十二分にペイしている。

尚、バンドルに挙げられている12点のうち、いくつかはロックがかかっており、チャリティ金額合計があらかじめ決められた額を超えると、外れるようになっている(いままで入手した人もダウンロードできるようになる)。現在はロックがかかっているWeb制作用Espressoに興味があるので、是非ともそこまでリーチして欲しいな…と願っている(時間の問題だろうけど)。

尚、このバンドルで入手したアプリは時間に余裕がある際に順次試用して、ご報告できればと思っている。

2009/03/25

離職して、フリーランス

景気があまり思わしく無いと言われるなか、かなり思い切ったというか、向こう見ずな決断ではあるのだけど、3月で勤務先を離職し、自営業というかフリーランスみたいな立場で仕事をしていく事になった。勤務先の業績悪化という不可抗力的面もあるのだけど、今まで漠然と“いずれは”と考えていたので、ある意味、背中をポンっと押してもらったと考えている。

フリーランスで動くのに一番困った点は自分自身の“営業力”が思わしく無い…という点が心配なところ。これまでの仕事へのアプローチをどう変えていくかが今後のポイントになるのだろう。

2009/03/23

LED Cinema DisplayとMacBookを使う

昨日報告したようにLED Cinemaが自宅に到着し、これをMacBookに接続して使っている。正直、ノートをこのように大型外部ディスプレイと接続し、ノートを閉じて使う…というのを実際に行うのは初めての体験。

できるのは分かっていたが、どう操作するのか…とマニュアルを読む。結果、MacBookを一旦起動した後に液晶を閉じてスリープ→その後に外部のBluetoothもしくはUSBキーボードを操作してスリープから復帰すれば、MacBookを閉じたまま問題なく使えた。別にデュアル・ディスプレイで良いのだけど、机が狭いので閉じて使う事の方が圧倒的に多い。

外部ディスプレイを接続した状態のMacBookをもっとスッキリ収納する方法として、液晶モニタの下にMacBook Proをすっきり収納 - ELECTRIC DOC.で紹介されているLapTuk Stand / Alminium Colorに興味はある。そして、もっと予算があればBALMUDA design Floaterという選択肢もあるかもしれない。デザイン面から言えば正直Floaterに惹かれる…もしかすると何か物事がうまく行ったときに“自分へのご褒美”という言い訳で手に入れる事にするかもしれない。

もちろん、常設的にこのセットアップならMacBookの意味が全く無いので、Mac miniでOK。従って、持ち出せるMacBookのモバイル性というメリットをどこまで活用できるかがこれからの課題と思っている(現在、かなりの出不精モードとなっている)。

2009/03/22

Apple LED Cinemaを入手

忙しさにかまけて、少し更新の日にちが空いてしまった。すいません。
そうこうしているうちに、自宅にもApple LED Cinema Displayが到着した。同時に購入したApple Wireless Keyboardと組み合わせて上記の写真のようなシステムアップとなった。

月並みな話で全く恐縮なのだけど、やはり解像度の高い大画面が快適で、行う必要がある様々な雑多なこともすっかり効率アップした。何故もっと早くこうしなかったのだろう?と今では思ってしまう。

いままでのところLED Cinemaに特に問題はない…というか、使うのが楽しくてしょうがない。ただ、MacBookのモニタとは一応調整した程度ではまだまだ色の出方が違う…LED Cinemaの方がかなり鮮やか。そんなことも使っていてちょっと違和感を感じる部分ではある。

Apple Wireless Keyboardとあわせて使っているのだけど、マウスはLogicool Revolution MX。Macを閉じた状態でスリープし、マウスを充電ドックに置こうとすると時々スリープから醒めてしまうことがあるのが、上記のようなセットアップで使う上で若干面倒くさい点だろうか。

2009/03/18

iPhone 3.0について

もうすでに呆れるほど各所でiPhone 3.0に関する話題が掲載されている。僕はすっかり乗り遅れてしまった。“念願”のコピー&ペーストが、しかも先進的なカタチでできるようになる予定なので、それだけでOKとは思っているが(そういう内容の記事もすでに一杯ある)。とりあえず以下に各所へのリンクなど。

この記事がまとまっているし画像も多いので、題名通り“これだけ覚えておけば”iPhone 3.0の概要は理解可能。とはいえ、実際にiPhone 3.0ってどんな感じなのか見てみたい場合は以下のスクリーンショット・ギャラリーを眺めて、今夏に来る未来を味わってみてはいかが?

前回も、そのまた前のエントリでも書いたけど、OSのメジャーバージョンアップがあり、当初は「?」だったのがいつの間にかパワーアップしてしまうというパソコン的パラダイムを携帯に大々的に持ち込んだ追い上げパワーを持つiPhoneの怖さ。ハードウェアの仕組みでなく、新OSを出せる…そしてOSを作れるほどの技術力を持ったAppleの怖さが次第にしみ込んでくる。

普段年に2回は新機種を出す国内携帯メーカーは扱いに困っているかもしれない。だけど、差別化ポイントとして国内独自規格、Felicaやワンセグなどを前面に出して勝負する方向になれば、間違いなく“イノベーションのジレンマ”に直面するだろう。僕が仮に担当者なら相当悩むことになるんだろうなぁ。

2009/03/17

もうすぐiPhone 3.0発表

体調を若干崩し、すっかり投稿が滞ってしまった。そうこうしている内に、いよいよ明日…というか後数時間で新しいOS、iPhone 3.0発表となる。きっと明朝にRSSリーダーを起動すると、それに関する記事でスゴい事になっているんだろうなと思う。僕は体調の加減から参加しないけど、実況をするサイトもあるようなので、(予告:「iPhone 3.0」イベントをライブカバレッジでお届け:モバイルチャンネル - CNET Japan)、夜更かしさんはそちらをチェック…という事か。

既に各所で話題になっている通り、iPhone 3.0ではついに“念願の”コピー&ペースト機能が実装されるという話。ある意味、そうした非常にベーシックな機能が実現されるというだけで、ここまで話題になれるiPhoneとは面白い存在なのだな…と、面白いやら、半分呆れるやら。

とは言え、ケビン・ローズのiPhone 3.0予想「コピペ実装、Palm Pre並みに機能拡充」を読む限り、単なるコピー&ペースト機能には終わらない面白い仕組みになるかもしれない。また、同記事のPalm Pre並みの機能が実装される(?)という点も相当興味がある。

SafariのベースとなるWebKitはもとより(PreもWebKitベース)、WhatWGによるHTML5など、最近のAppleは積極的にWeb技術に取り組んできた。そうした強みをどのような形でiPhoneで実装してくれるのか?Palm Pre的なWeb技術ベースのアプリを展開するような新たな展開を見せてくれるのか?…と、非常に興味が尽きない。
いずれにしても、僕がここでゴタクを並べても何も変わらない。明朝のニュースを楽しみにして今晩は早く寝る事にしよう…。

2009/03/14

Firefoxアドオン: GCal Popup


Webページの内部でポップアップし、Google Calenderを表示してくれる。
(上図はBetter GCal併用している)

Mozilla Re-Mix: Gogole カレンダーをページ上にオーバーレイ表示して利用できるFirefoxアドオン「GCal Popup」に紹介されていたアドオンGCal Popupを利用してみた。これはワンクリックでページ内にGoogle Calenderを表示させるというもの(閉じる際は背景をクリック)。

これは、何かしていてサッとGoogle Calenderを使いたいな…と思う際に結構便利な感じ。新しいタブを開いてGoogle Calenderをブックマークから選んで表示…というようなことをしなくても、ステータスバーに表示されるGoogle Calenderアイコンをクリックするだけで、サクっと表示。ちょっと参照したり、情報を記入したり…という際に便利だ。特に他のWebアプリとの併用では気持ちがよい(サンプル図ではRemember The Milkと併用している)。

他のGoogle Calenderを呼び出す系のアドオンはクリックする(もしくはメニューで選ぶ)と新しいタブにGoogle Calenderを表示させるようになっているけど、それよりもGCal Popupの方がサッと呼び出したい場合は効率的な印象。

ただし普通に比べて若干小さめのサイズで表示される事になるので、解像度の低いモニタでは、本当に小さなエリアになってしまう。別FirefoxアドオンのBetter GCalを併用すれば、同アドオンのヘッダー部や左側のサイドバーを折り畳む機能により、情報が見やすくなると思う。

基本的にGCal Popupは気に入っているのだけど、ちょっと「?」という挙動が見られたこともある。実はGCal Popupはまだ「実験的なアドオン」なので安定性は若干欠ける可能性がある。とはいっても、サクっと出せるところが気持ちよかったのでしばらくBetter GCalとの組み合わせで使ってみようか…と思っている。尚、僕はあまり関心が無いのだけど、Google Readerを同様にポップアップさせるGoogle Reader Popupというアドオンも最近登場したそうだ。

iPhone 3.0とiPhoneビジネス

アップル、「iPhone 3.0」関連イベントを開催へ:モバイルチャンネル - CNET Japanでは日本時間3月18日深夜にiPhone 3.0がプレス発表される件について詳しく書いている。正直3.0に関しての詳細は不明なので、個人的な感想は「楽しみ」、「出たらすぐ使おう」、「どんな機能が入っているのかな?」…という通り一遍以上のモノは何も出てこない(笑)。

それでも、やはり携帯OSのメジャーバージョンアップっていうのが、やはり新鮮…というか、Macなどの常識が通じる世界って良いなぁ…と思ってしまう。404 Blog Not Found:iPhoneがガラパゴスケータイより劣っていていい理由などでも前々から指摘されていたのだけど、携帯のOSがバージョンアップするっていうことは今までの常識からすれば、かなり不思議なこと(すでに2.1などでOSアップデートが手軽にできるって実証しているしね)。

機種変更をしなくても大幅なパワーアップができる可能性がある…完成度がどんどん上がっていくiPhoneの味を一度知ってしまうと、機種変をしようなどという考えすら出てこない。囲い込み…という面で、これほど強烈なモノを知らない。

囲い込みという面ではTidBITS 日本語版 #968 アプリへの高額出費は、iPhone の顧客固定化に繋がるというようにApp Storeも確実に囲い込みに一役買うポテンシャルが極めて高い…という点が指摘されている。いまさら言うまでもなく、僕も辞書アプリなどiPhone用アプリ出費の合計額はかなりのモノで、今更ちょっと良いくらいのレベルではiPhoneから他の機種に変更する…というのは、まずありえない。

今までの携帯と比べてこうした顧客の固定化を促進する仕組みが何重にもあるiPhone、鳴りを潜めたiPhone批判でも書かれているように、前評判に比べて販売不振…と嗤っていると、国内メーカーは後でとんでもない事になるかもしれないし、実際iPodでそれをイヤというほど味わった経験はあるのだと思うのだけど。

いずれにしても、僕は国内メーカーを貶めるという考えは毛頭ない。逆に言えばiPhoneというプラットフォームを考えたAppleが出来過ぎということだと思う…怖いくらいに。
さて、iPhone 3.0発表では単純に機能など技術面だけでなく、契約面なども変わる可能性があるとCNET記事は述べている。果たしてAppleはさらにiPhoneをどれだけ怖いものにしようとしているのか…ビジネス面でも発表の内容を楽しみにしている。

2009/03/11

Mac版Evernoteがアップデート

Evernote公式Blogで、Mac版Evernoteクライアントソフトの最新版が提供開始されたというエントリを読み、早速インストールして使ってみた。おおまかに言って変更点は以下のようなものになる。

  • A. Safari 4にも対応したSafari用クリッパー機能(PDF保存オプションあり)
  • B. Growl通知機能
  • C. ノートのマージ機能
  • D. その他の細かい機能変更

■A. Safari用Webクリッパー機能

今回のバージョンアップのハイライトとして、最新版Safari 4 Betaでも動作するSafari対応Webクリッパー機能があり、以下のことができる。

  • (1) 選択したテキストもしくは画像をEvernoteに保存
  • (2) Webページ全体をEvernoteに保存(Webデザインは保存されない)
  • (3) WebページをPDFとしてEvernoteに保存(Webデザインも保存)

Webページのテキストや画像を選択した状態でEvernoteアイコンをクリックすると上記(1)の動作となり、選択されていない状態でのクリックで上記(2)となる。これらはCSSなどのデザインをEvernoteに保存しないため、デザインも含めて保存したい場合は上記(3)を行うことになる。操作はShiftキーを押しながらクリック(もしくはコンテキストメニューの“Add Page to Evernote as PDF”を選択)。


Evernoteアイコンが追加されたSafari 4

今回のアップデートでは、EvernoteはFirefox版よりかなり良い感じの出来と思う(Firefoxアドオンの機能アップが待ち遠しい…)。尚、Firefox版アドオンで直接PDFを登録することは出来ないけど、Mac環境の場合はEvernoteは印刷ダイアログのPDFメニューにSave PDF to Evernoteを追加するので、この機能を使えばFirefoxから…もしくは前々別のアプリからでもPDFを作成しEvernoteに追加できる。

■B. Growl通知機能

Macで様々なアプリからの通知を表示するGrowlに対応、また新バージョンは自動的にGrowlをインストールする仕様にもなっている。

■C. ノートのマージ機能

複数のノートを選択して、1つのノートにマージしてくれる機能が追加された。EditメニューもしくはコンテキストメニューからMerge Notesを選ぶという操作を行う。
個人的には使うのかな?とちょっと疑問に。しかし例えばiPhone用Evernoteでは写真とテキストを1つのノートに保存できないし、複数の画像を1枚のノートに保存できない(Mac / PC版はできる)。だからiPhoneでは個別にノートを作っておいて、後でマージする…というような使い方は思いついた。

■D. その他の細かい機能変更

この点に関しては、まだ確認していない点が多い。公式Blogによれば、Preferenceの改修やEvernoteの広告表示(Premiumユーザーは非表示可…これはあまり嬉しく無いかも)、他には細かい使い勝手の改善やバグ修正など。

このような感じで、Mac版Evernoteがパワーアップされたのは素直に嬉しい。Evernoteにはイロイロと可能性を感じて有償のPremiumメンバーにもなっている。とは言え気になる点も無いことはない。僕のデフォルトはFirefoxなので、そちらのアドオンの強化や、iPhone版クライアントにもいろいろとお願いしたい事も…。そうした点も含めて、引き続きEvernoteを日々活用し、報告できる点があれば書くようにしたい。

2009/03/10

Strength Finder - 自分の強みは何?

自分の“強み”とは何かを探るテストStrength FinderGallupより提供されており、それを試してみる事にした。尚、このテストを行うには「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」などの書籍を購入して、カバー裏に印刷されたIDを入力する必要があり、1つのIDで1回のみ受けられる仕組み。面白いネットと本のハイブリッドな商品だと思う。

同書の内容を簡単に言ってしまえば、各個人はそれぞれ「強み」と「弱み」が才能としてあること。そして、“弱み”を無くす方向よりも“強み”を活かす方向にした方が、個人としても組織としても効果的…ということ。調査から“強み”のタイプを34種類(下記参照)挙げている。WebでStrength Finderにアクセスし、40分程度のテスト時間(受講は日本語でも可)を受ける事で、34のうち自分に当てはまる上位5件の資質が示される。

「アレンジ」「運命志向」「回復志向」「学習欲」「活発性」「共感性」「競争性」「規律性」「原点思考」「公平性」「個別化」「コミュニケーション」「最上志向」「自我」「自己確信」「社交性」「収集心」「指令性」「慎重さ」「信念」「親密性」「成長促進」「責任感」「戦略性」「達成欲」「着想」「調和性」「適応性」「内省」「分析思考」「包含」「ポジティブ」「未来志向」「目標志向」

ちなみに、僕のテスト結果は収集心、最上志向、学習欲、未来志向、内省という形となった。全く持って意外性の無い結果。特に収集心は妻に時々「このCD棚と本棚の内容に何百万費やしたのか…」とあきれられるだけに図星だ。
以下に僕が該当した“強み”の説明を一部引用する。

収集心
あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。

最上志向
優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。

学習欲
あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。

未来志向
「もし・・・だったら、どんなに素晴らしいだろうなぁ」と、あなたは水平線の向こうを目を細めて見つめることを愛するタイプの人です。未来はあなたを魅了します。まるで壁に投影された映像のように、あなたには未来に待ち受けているかもしれないものが細かいところまで見えます。

内省
あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいは他の人の感情を理解しようとしているのかもしれません。

百戦危うからず…な感じに持っていくためには、自分を知るということが大きなポイント。著者曰く脳内回路はもう決まっているから、「別の強みの方が良いのに!」と泣き言をいっても手遅れ。ならば上記の強み、なるべく活かせるようせいぜい努力してみるとしようかな。

2009/03/09

オーディオブックポータル - FeBe

昨日iTunesに登録されているオーディオブックで読みたいと思うタイトルが少ないと書いた。少しだけ調べると、FeBeというサイトがオーディオブック、特にビジネス関連や実用書などのタイトルが充実しているようだった。

同サイトで販売しているオーディオブックはMP3フォーマットであることにこだわっているようで、iPhoneやiPod等でも問題なく再生できるところが良いと思う(MP3にはウォーターマーキングは施されているとのこと)。

尚、オーディオブックは再生時間が数時間になりがちで、再生した箇所を覚えておいて欲しい。iTunes Store配信では、そうした点に配慮されたm4bフォーマットなので問題ないが、FeBeのようなMP3の場合は便利に使うには下記のA, Bいずれかのようにして、若干の手間をかける必要があるようだ。

■A. 簡単な方法:

一番簡単なやりかたはMP3をiTunesに読み込んだ後、情報を見る→“オプション”タブ内の“再生位置を記憶する”にチェックを入れること。これで、そのMP3を呼び出したときに最後に停止した位置から再生が始まる。

■B. 本格的な方法:

MP3ファイルをm4bに変換すること…iTunesを使うのが一番簡単。MP3ファイルをiTunesに取込んでから 詳細→AACバージョンを作成 を実行。その後に変換し作成されたAACファイルの拡張子をFinderなどでm4aからm4bに書き換えてから、iTunesに再登録するとiTunesやiPhone、iPodからオーディオブックとして認識される。

m4bにしておくと、iPodやiPhoneなどで再生位置を記憶する機能が最初から働くほか、再生速度変更機能も利用できるのが良い点。

ちなみにオーディオブックの速度をiPhoneで変更するには、設定→iPod で遅い/普通/早いの3段階を選択する。実はこの機能の存在を今回初めて知った。音楽を聴いているだけならまずアクセスしない機能だったろう。

以上のように、便利に使おうと思うと若干手間がかかるFeBeのMP3オーディオブックなのだけど、妙なDRM入りプロテクトのフォーマットにしなかった点は関心。汎用フォーマットならば、何かしら対処の手段はあるし。FeBeは今のところ僕にとって手に入れてみたい…と思うタイトルがある数少ないところ。もし昨日手に入れたオーディオブックの使い心地が上々なら、他のタイトルに手を出すのを考えてみても良いかも…と思った次第。

2009/03/08

オーディオブックと勝間和代「読書進化論」

オーディオブック版 勝間和代 著「読書進化論」がiTunesで出ている…ということで、入手してみる事にした。実はいままでiTunesで入手した経験があるオーディオブックは語学教材だったり、講演をオーディオブックの形にしたものだったりで、本の内容をそのまま…というのは恥ずかしながら今回が初めて。
また、同書は朗読も著者自身が行っているので、その人の声でその人の著作をオーディオブックで聴くのはどういう感じなんだろう?という興味もあった。

今回のエントリは若干長めになってしまった。以下の3つのパートに分けて話を進めてみたい。

  • A. オーディオブックというフォーマットについて
  • B. 「読書進化論」に関して
  • C. このエントリの一応の結論

■A. オーディオブックというフォーマットについて

まず今回初めての「書籍をオーディオブックで聴く」という体験自体については、以下の印象を持った。

  • (1) ながら聴きができるのが良い
  • (2) 思ったより時間がかかる
  • (3) 真剣に内容を把握したいなら本の方が良い

(1) ながら聴きができる点…例えば靴の手入れをしているときなどに、そうしたオーディオブックを流しながら…ということができるので、時間の有効利用ができる。試していないけど通勤時の混雑する電車で本もオチオチ読めない状態の時にはiPodを聴いて「読書」ができるので、便利かもとも思った。

(2) 本を読むのは比較的早い方なので、朗読で「読破」するには時間がかかる。オーディオブックの場合は朗読なため、どうしてもその再生時間分は時間が必要になってしまう点は気になる。

(3) 最後に、真剣な場合はやはり本の方が良い…ということの再確認。もう一度確認したいとき、もしくはちょっと付箋をつけたいとき、場合によっては引用したいので、書き写したいとき…などに、いかにモノとしての本が扱いやすい形態か?ということを改めて感じた。

オーディオブックに対する印象:その上でオーディオブック形態のメリットというのは、やはり最初の「ながら聴き」で時間節約ということが第1になると感じた。「読書進化論」内で勝間和代さんは、煎じ詰めれば学術書以外は著者のヨタ話と述べられていたが、ある意味今回のオーディオブックは著者の声であるため、良い意味でそういうモノを感じられた。当人の肉声で述べられると、朗読の上手い/下手ではなく、生きた感じがするとは思う。ただ文字に比べて朗読の優劣で結構印象が変わってしまうかもしれないという懸念もある。

オーディオブックについては、今回の事で以前よりも関心が増したとは思っている。ただ、残念な事に米国と比べて日本のiTunesで配信されているオーディオブックはかなり数が少ない上に、多数が外国語教材だったりして、「読みたい/聴きたい」と思うタイトルがなかなか無い点が一番の問題かもしれない。

■B. 読書進化論の内容について

正直に告白すれば、まだ全部オーディオブックを聴き終えて(読み終えて)いないので、本当ならこのエントリを書くのはまだ早いのだろう。その上で、以下のことをこれから書いてみる。

  • (1) 勝間和代さんの健全な“あさましさ”の再確認
  • (2) ネットによる本の読み方の変化
  • (3) 読書の技術

(1) 勝間和代さんの健全な“あさましさ”の再確認
勝間和代という著者に最初に興味を持ったのは404 Blog Not Found:あなたはなぜ勝間和代に勝てないのかを読んでから。その中で「健全なあさましさ」が彼女にはあるという。本書「読書進化論」でも、どのようにして今まで彼女は「売れる」書籍を作ったか…という作る側の気持ちというか心意気が描かれている。ある意味、出版の裏側の営業努力だったり、彼女が“はてブ トルネード”と呼ぶ現象についても言及。

出版する以上、多くの部数を売ることも大きな目的と言い切る姿は、商売人として清々しい。対局姿勢として内容が良ければ、いずれは評価される…シンデレラのように王子様が見初めてくれる…という姿勢があるかもしれない。そんなナイーブさを吹き飛ばし、ネットの力も借りながら 自分の商売を進める「陽」の気は、善し悪しは別にして圧倒されるばかり。

(2) ネットによる本の読み方の変化
情報入手方法としてネットが台頭してきた今、なぜ本なのか?という点。勝間さんの意見としては玉石混交のWebより書籍の方が高品質の情報であるケースが多いと言い、その根拠は収益性のあるビジネス・モデルが確立されている点や低品質な内容の淘汰、そして編集/デザインなど複数のメンバーが関わることなどが挙げられていた。

一方、営業手法のはてブ トルネードのこと、書籍情報収集の書評情報など、ネットのメリットもある。つまり、高品質な情報入手手段としての書籍と、それを補間するツールとしてネットという。尚、同書用Webサイトが用意され、関連映像なども提供されている。単純な書籍優位論では無い両者の長所を探ろうというハイブリッド・アプローチを試みている。

(3) 読書の技術
また、読書のための技術に関しても述べられていた。初級/中級/上級…自分の読書レベルに合致する読書法、フォトリーディングなどの読むテクニックから、読んだ後に書評を書く、記憶の際の「タグ付け」…など、いわゆる分析・統合・評価の段階まで完結させ、単純に読んだままにしないというアプローチの紹介を紹介。知識・情報を書籍から引き出そうとする貪欲さが良い。

■このエントリの一応の結論

本書で「本が一番知識・情報を得るのには良い手段」と述べられているのをオーディオブックという書籍では無い形で読んだ(聴いた)のは、偶然ながら面白い経験だった。改めて情報を得るための手段には何か良いのか?書籍以外のアプローチ/可能性/ビジネス性についても自分の勝手な考えを広げることができた気がする。

WebやBlog、Amazon Kindleなどの電子ブック、今回のiTunesによるオーディオブック…など、未完成なメディアは数多く登場しはじめているが、まだ本に及ばないと僕も思う。逆に言えば逆説的だけど可能性もある…ということだとも思える。もっとインタラクティブなオーディオブックや必要に応じてテキストも表示してくれる機能を実現?? 場合によりビデオによる図表や動画によるサポート?? …陳腐なアイデアならいくらでも出てくるのだけど。

いずれにしても現段階で一番完成度が高い情報・知識の配信パッケージの姿としての本。これをどれほどパワフルに応用するか?という考えのわかりやす説明を受け、またあれこれメディア論を考える良い機会となった。

関連情報:

2009/03/07

マインドマップ作成ソフトMindnode 1.3

以前にエントリ“企画・アイデアまとめ用ソフトを探す”で、マインドマップ用ソフトを探している…と書いたっきりになっていた。結局、最終的に利用することになったMindNodeについて少し書いてみたい。ちなみに現在僕が利用しているのは有料版のMindNode Proの方。

仕事用としては基本的にアウトライン・プロセッサーOmni Outliner Professionalを使うのが好き。ただ、読書後などに自分の理解度を把握するため、マインドマップを利用してみる…というのは悪くないアイデアなのではないか?と感じて使いだしてみることにした。
前に書いたとおりマインドマップ作成ソフトとしてはMiNDPiECEなども試してみたのだけど、結局一番シンプル…と感じられるMindNodeに落ち着いた次第。

MindNodeの良い点として真っ先に挙げられるのが、Mac OSとのインテグレーションを重視しているところだろうか。
ユーザーインターフェースもMac OS Xの標準的なアプローチを取っているほか、画面の拡大/縮小やスクロールなどにはマルチタッチが利用できる…特に大きめなマインドマップを書くとどうしても拡大/縮小操作が頻繁になるので、マルチタッチは便利に関した。また、Spotlight対応によりMindNode文書の中身を検索できること。そしてレビューをFinderのCoverflowでしたり、QuickLookを使うことなどもできる。

また、基本的にMindNodeは“機能てんこ盛り”という感じとはほど遠いシンプルさがウリで、普通に使う分には特に何も考えないで使いこなせる…という点が気に入っている。

一方で残念…もしくは人によってはネックになるだろうな、と考えられる点が、マインドマップのスタイルにあまりバリエーションが無いことだろうか。例えば、ノードの形状を円や四角など様々な形に変えたり、アイコンを設定したり、グラフィックを貼付ける…といった機能はMindNodeに無い事。基本的なもの以上のバリエーションを求める場合にはMiNDPiECEなどの方が良いだろうな。

後、無料版とプロ版の違いについて。ノードにURLを入れられること、Reconnecting機能でドラッグ&ドロップによりツリー構造を入れ替えたりできること、Folding機能でツリーを一時的に開閉できること(複雑なマップで便利)などがある。使った感じでは、Reconnecting機能とFolding機能が便利。特に要素を書き出していろんな繋げ方をしてみる時に良い。ただ無料版と比べて、それほど大きな違いは無い?という印象もある。


作成したマインドマップをOPMLで保存し、
それをOmniOutliner Professionalで開いたところ。

また、MindNodeはFreeMind形式、OPML形式へのエクスポートなどが可能。作成したマインドマップをアウトライン・プロセッサで開きたい場合などに重宝するかもしれない(現在はそういう使い方をしていないのだけど)。

冒頭にも書いたのだけど、僕の現在のマインドマップ活用方法として、書籍を読んだ後、その感想というか理解した内容を書き出してみる事。そうすると、本の内容に対する自分の理解度とかどこに関心を持ったか?などが改めてクリアになり、自分の頭の整理が出来て気持ちが良いと思った。
尚、ある程度複雑な事をマインドマッピングするとMacBookでは画面が小さい!ある程度大きな画面を使えると、もっとマインドマップ作成をしてみようという気になるのだけど…LCD Cinema Displayが欲しくなる…まぁ、これは全然別の問題。

いずれにしても、割合自分のお勉強というトコロにマインドマップを使い始めている。もっと仕事などでも使った上で、こんな効果があるよ…と言える段階になったら、また改めてエントリを書くようにしようと思う。

変化の時代では、もはや全員がフリーランス

Life in Technicolor (not HDR)

ビジネス書でベストセラーになるものが、個人の生産性をアップできるか?とか、さらには判断能力(ある意味 経営能力)をアップするための勉強法という感じになってきている傾向があると感じる。会社員であっても、“勤め人”的な発想より、どこか“フリーランス”的な能力を持つということが求められているんだろうな…と思う。

米国の後追い…というのは“なんだかなぁ”と思うかもしれないけど、やはり米国は日本と比べて解雇もたやすく流動性が高いことから、(特にシリコンバレーなどでは)より“フリーランス”的な傾向が顕著と感じる。どの会社に属するかより、自分の価値をどう高めるか(もしくは高く売りつけるか?)という視点が顕著。良い悪いは別にして、日本でも急激にそうした傾向は強くなってくと思う。

TechCrunch記事では元PayPalでLinkedInなどの創業をした人物は以下のように語っている。

今やあらゆる人が起業家だと私は思っています、本人が気付いていてもいなくても。平均在職期間は2~4年です。これは一種の小企業です。みんなそれぞれが自分の小企業の起業家です。次の仕事をどうやって見つけるか? キャリアアップをどうするか? 今や、それはすべて個人の肩にかかっています。だから事実上みんな起業家なのです。

上記のように“起業家”というと大げさかもしれないけど、仮に会社勤務しているにしても、自分の事は自分が全部コントロールしなくてはいけない“フリーランス”、もしくは独立した状態に近い形…という覚悟が無いとこれからの世の中は生きていけないんだろう。勝間和代さんはコモディティ(=汎用的な人材)からスペシャリティ(市場価値の高い人材)にどう自分を変えるか?を考えなくちゃいけない…という形で述べていた。

いずれにしても現在は会社というものが、まったくもって盤石では無い時代。そして個々人の将来のはとても不透明な時代に生きている。これを時代のせいにするのは簡単なんだけど(そして不毛なんだけど)、サバイバルの時代には、どういったフリーランス精神、起業家精神を持てるのか?そして行動できるのか?っていうのが今までより、もっともっと重要な時代に変わってくるのが感じられる。
僕の気持ちを勝手に汲み取ったとは思えないけど、ちょっと前に紹介したiPhoneアプリGratitude Journal [iTunes]では本日の一言としてダーウィンの以下の言葉が表示された。

It is not the strongest of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one that is the most adaptable to change.

Charles Darwin

生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、
最も知的なものでもない。
最も変化に適応できる種が生き残るのだ。

チャールズ・ダーウィン

2009/03/05

Ambiance 2.0 - 環境音プレーヤー

以前に集中したりするために、オンラインで販売されているアンビエントノイズMP3を聴いている…という話題を掲載した。iPhoneアプリにも、そうしたアンビエントノイズを再生するための製品Ambianceを見つけ、試してみたので報告。

新しいAmbiance 2.0アプリ本体には、サウンドは一切含まれておらず、オンラインで気に入ったサウンドをAmbianceサーバーからダウンロードして再生する…という仕組み(一度ダウンロードするとiPhone内にサウンドが保存される)。
かなり様々なサウンドがサーバ側には用意されていてかなり多くのバリエーションが楽しめる感じ。

自然の音も良いのだけど(そして実際数多く用意されているけど)、今回はカフェの環境音を入手した。読書の際、何故かあまり静かなところで読むより喫茶店などの方がページが進んでしまう。ならば、自宅などでもそうしたサウンドが良い効果を産むかも?と思った次第。


環境音をブラウズし、必要に応じてダウンロードする。

AppStoreのように“Featured”や“Search”が用意され、この機能でサーバーにある環境音コンテンツをブラウズ、検索し、目的のモノをダウンロードする(追加コストの必要は無い)。ダウンロード前にプレビューすることもできる。

ダウンロードが終わったら、再生してみる…。サウンドと一緒にイメージ画像もダウンロードされ、再生時に表示される(後で自分の好きな画像に交換も可)。

再生画面では、自分の好みを五段階スターで入れられたり、“Favorites”設定をしたりすることも…となかなか多機能。またタイマー設定をしたり、アラーム設定も可能なので、眠る際にスリープ機能として使ったり、パワーナップ時に「20分後にアラーム」で気づくようにする…といった活用方法が考えられる。

環境音プレーヤーとしてはかなり至れりつくせり高機能…という感じのこのAmbiance 2。手軽にノイズや環境音を使って集中…もしくはリラックスする場合に面白いツールになるかもしれない。
尚、無料お試し版のAmbiance Liteも用意されていて、こちらは最大3点までのサウンドしかダウンロードできないという制限がある。購入の前にはまずこちらを試してみるのが良いかもしれない。
また、前バージョンもAmbiance Classicとして無料提供されている。こちらの方はサウンドが最初からアプリ内に入っているという仕様なので、面倒は無い(でもカスタマイズ性は低い)。

2009/03/04

Apple新製品コメント: 個人的に関心があるのは新キーボードとAirMac

昨晩の新製品ラッシュに関して、すっかり乗り遅れてしまった格好になった(原因:飲み過ぎ)。個人的にあまり大きい買物が出来ない状態という事もあるが、殆どの新モデル・ハードウェアが“順当進化”なので、エキサイティングよりは、なるほど…という印象。この中で素人目にも「アレっ?」と思わせる変化があったのは新しいキーボードとデュアルバンドのAirMac

■テンキーレスのキーボード:

まず誰の目から見てもハッキリしているのはWireless Keyboardのように標準キーボードもテンキーレスになった事(テンキーパッド搭載Apple Keyboardも選択可)。僕は5年前からHappy Hacking Keyboard Liteを利用してきた経験から、机が広く使えることや、視覚的圧迫感が少ないなど、そうしたキーボードの良さを感じてきた。だから正直個人的にはオススメ。だけど普通テンキーレス製品はまだまだ一般的ではなかったし、今もそれほどでも無いかな…と思う。

普通ならデスクトップ機用キーボードのテンキーを除外するコトは、顧客が逃げるリスク等を恐れて、余程の理由が無いと踏み切れないと思う。ただ、ノート型の方がメジャーな昨今では、使う側もテンキーレスに慣れている、下手をすればノート型しか使った事の無い場合も考えられる。そういう状況では実はそれほど抵抗無く受け入れてもらえる可能性は高いと見たのだと思うのだけど。

今回の新型テンキーレス・キーボードの登場は、レガシー要素を捨ててシンプルさを求める極めてAppleらしいやり方と思える(そういえば初期のMacもキーボードが無かった)。

関連情報:

■デュアルバンドのAirMac:

無線LAN構成機器に802.11g(もしくはb)と802.11nの両方が含まれていると、全体としては遅い方に合わせるしかないと思っていた(実は対応方法があるらしい)。だけど、新しいAirMac ExtremeやTime Capsuleではデュアルバンドとなり、両規格を使う…ということができるようだ。

つまり、新型MacBookでは最新高速無線LAN規格のパフォーマンスを十分堪能でき、一方で旧規格しか対応していないiPhoneや旧Macとの互換性も保つということができるようになるというもの。

無線LANパフォーマンスを面倒なことをせず、少ない投資で高速化させるなら新AirMac Extreme(もしくはTime Capsure)を手に入れるというのはアリだと思う。

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2009/03/03

Gratitude Journal - iPhoneで綴るポジティブ日記

iPhone Gratitude App

その日にあった良かったことを日記に記録することで、ポジティブな気分になる…それをiPhoneで行うためのアプリGratitude Journal [iTunes]を見つけた。
Gratitudeは感謝という意味で、その日にあった良かったこと/感謝したいことを5つ書いていくだけ…というシンプルな目的のアプリ。写真を貼っておいたり、その日の点数をつけるなんて機能があるほか、書き終えると今日のヒトコト(英語)を表示してくれるという。また、5つほどテーマが用意されているので、好きなモノを選択できる。

日記を書くのでも、「こんな事があって嫌だった」とか「あれが上手くいかない」…等と書いていると2重に暗い気分になってしまう。逆に“その日のポジティブ”な側面を日記に書くことで、物事の良い面を積極的に見ることを日常的に行う動機付けをする…ということが目的。こういうアプローチ自体をGratitude Journal呼ぶらしい。ポジティブ・シンキングを行うための方法の1つとして面白い。

このGratitude Journal的アプローチは別にこのアプリを無理して手に入れないでも、iPhoneの適当なノートやメモ機能のあるアプリでも良いし、iPhoneを使わないで1冊のノートだけでもOK。書き方のコツは以下のリンクを参照。

今回紹介したアプリGratitude Journalはアイコンがお坊さん(?)だし、スタートアップ画面といい、なんか宗教っぽい…もしくはニューエイジっぽい雰囲気が漂う。そんな所が苦手な人もいるかもしれない(そういう方はプレーンなノートアプリなどの検討を…)。
いずれにしても僕が仕事がうまくいかないからといって、何か怪しげな宗教やらセミナーに入り込み始めた…という訳ではないので、引かないで欲しい(笑)。

昨日紹介した“満足できない”症候群 対処法でも、「物事の素晴らしい側面を見る」という項目が挙げられていた。感謝すること、喜ぶことを日々綴るきっかけにiPhone用Gratitude!を手に入れる…というのも良いアイデアだと思う。

ちなみにこのアプリはCarla Whiteという女性が仕事前の朝5時〜7時に開発したモノだそうで、売り上げの10%はチャリティに当てられるという話。

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