Evernote公式Blogで、Mac版Evernoteクライアントソフトの最新版が提供開始されたというエントリを読み、早速インストールして使ってみた。おおまかに言って変更点は以下のようなものになる。
- A. Safari 4にも対応したSafari用クリッパー機能(PDF保存オプションあり)
- B. Growl通知機能
- C. ノートのマージ機能
- D. その他の細かい機能変更
■A. Safari用Webクリッパー機能
今回のバージョンアップのハイライトとして、最新版Safari 4 Betaでも動作するSafari対応Webクリッパー機能があり、以下のことができる。
- (1) 選択したテキストもしくは画像をEvernoteに保存
- (2) Webページ全体をEvernoteに保存(Webデザインは保存されない)
- (3) WebページをPDFとしてEvernoteに保存(Webデザインも保存)
Webページのテキストや画像を選択した状態でEvernoteアイコンをクリックすると上記(1)の動作となり、選択されていない状態でのクリックで上記(2)となる。これらはCSSなどのデザインをEvernoteに保存しないため、デザインも含めて保存したい場合は上記(3)を行うことになる。操作はShiftキーを押しながらクリック(もしくはコンテキストメニューの“Add Page to Evernote as PDF”を選択)。
今回のアップデートでは、EvernoteはFirefox版よりかなり良い感じの出来と思う(Firefoxアドオンの機能アップが待ち遠しい…)。尚、Firefox版アドオンで直接PDFを登録することは出来ないけど、Mac環境の場合はEvernoteは印刷ダイアログのPDFメニューにSave PDF to Evernoteを追加するので、この機能を使えばFirefoxから…もしくは前々別のアプリからでもPDFを作成しEvernoteに追加できる。
■B. Growl通知機能
Macで様々なアプリからの通知を表示するGrowlに対応、また新バージョンは自動的にGrowlをインストールする仕様にもなっている。
■C. ノートのマージ機能
複数のノートを選択して、1つのノートにマージしてくれる機能が追加された。EditメニューもしくはコンテキストメニューからMerge Notesを選ぶという操作を行う。
個人的には使うのかな?とちょっと疑問に。しかし例えばiPhone用Evernoteでは写真とテキストを1つのノートに保存できないし、複数の画像を1枚のノートに保存できない(Mac / PC版はできる)。だからiPhoneでは個別にノートを作っておいて、後でマージする…というような使い方は思いついた。
■D. その他の細かい機能変更
この点に関しては、まだ確認していない点が多い。公式Blogによれば、Preferenceの改修やEvernoteの広告表示(Premiumユーザーは非表示可…これはあまり嬉しく無いかも)、他には細かい使い勝手の改善やバグ修正など。
このような感じで、Mac版Evernoteがパワーアップされたのは素直に嬉しい。Evernoteにはイロイロと可能性を感じて有償のPremiumメンバーにもなっている。とは言え気になる点も無いことはない。僕のデフォルトはFirefoxなので、そちらのアドオンの強化や、iPhone版クライアントにもいろいろとお願いしたい事も…。そうした点も含めて、引き続きEvernoteを日々活用し、報告できる点があれば書くようにしたい。
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