2008/11/14

ユビキタス性の担保

2688138767_4bdf13f9d9_m.jpg僕が気に入っている、もしくは無くては生きていけなくなったソフト/サービスを思いついた順に挙げていく。GMailやGoogle Calender、Google DocといったGoogle系サービスを筆頭に、ファイル複数箇所での同期が可能なオンライン・ストレージ・サービスDropbox、高機能ToDo管理サービスRemember The Milk、ノート管理のEvernote、RSSフィードリーダーNetNewsWire…というところが多い。

気づいてみると、かなりの割合でいわゆるネットサービスもしくは、背景にネットサービスによるサポートがあるソフトなどが中心になりはじめている。動作環境をWebブラウザにしているものもあれば、クライアントには操作性向上のために専用アプリ(iPhoneアプリ)を用意しているものもある。ただしいずれにしてもソフト単体での魅力だけでは食指が動かず、情報をクラウド上に保存しておいて、それをどこでも、そしてPCやMac、iPhoneなどの高機能携帯など様々な機器で利用することができる…というカタチになって、僕は「これは使いやすい!」という意識になるようになった。

仕事場と家、移動中や出張中など様々な環境でいつも同じ情報を使えるようにしたい…そうした場合、いままでは大抵「自分の環境を持ち歩く」ためにノートPCなどを持ち歩くということになったのだと思う。でも現在はクラウドに情報を蓄積しておいて必要があればどこでもアクセスすることが自分としては大事になってきた。別にソフトやシステムが無料である必要も無いと思うが、自分のお金を出す場合は「ユビキタス性の担保」が確保されているか?という点を、以前以上に意識してチェックするようになったのは事実だ。

もちろんシビアな画像レタッチや映像編集など、まだまだクラウド・コンピューティングになじまない分野もあるし、クラウド・コンピューティングの完成度というような課題もある。そして何よりも、簡単に様々な情報をオンラインにしておいて大丈夫なのか?という疑問があり、大事な仕事の情報を扱うことに大きな躊躇いがあるのは事実。とはいえ、これらは少しずつ改良されていくことになるのは間違いないだろうし。

なんか今までは「ユビキタス」とか言うと、企業の研究所が夢のような山師のようなビジョンを騙っていたりしたのだけど、クラウドの発達で、普段使いの、当たり前に使えるユビキタス・コンピューティングというのが始まっている。