2009/01/12

クラウドのフロントエンドとしてのスマートフォン


Please Open Door Slowly by splorp

Palmのスマートフォン新製品Palm Pre、そして搭載されるPalm Web OSがかなり話題になっているし、実際僕もニュースを読んで少なからず「試してみたい」と思ったクチだ。様々な情報をまとめると、要はクラウド…様々なネット上のサービスにアクセスする事を最初から想定して作ったもの。実際に使ってみないとハッキリとした事は言えないにしても、コンセプトはまさに“これから”を先取りするものだと思う。

個人的に僕がiPhoneを利用しても、やはり基本的にはクラウドサービスによるユビキタス性の確保が非常に重要。単に使いやすい、もしくはいろいろなアプリが動くスマートフォンというだけでなく、“クラウドにいつでも接続できる自由”というのがiPhoneを使って目から鱗だった。ただ、その環境構築には若干調べものが要る。

Apple的にはMobileMeでApple発のクラウドを提供するから、他のサービスを排除しないけど自分で勝手に見つけてきなさい…というスタンスなのかも。ただ、Appleは残念なことにそれほどネットサービスに手慣れていなかったこともあって、理想通りな統合がうまくいかなかった印象がある。

さて、後続のPalm Pre、そして今後登場してくるであろうAndroid携帯は、こうしたクラウドとの接続をもっと洗練された形にするよう進んでいくだろう。Palmは答えを出した。Google(クラウド最大手!)もどんどんAndroidと各種Googleサービスを一体化させてくるのではないかなと思う。Appleも次のiPhoneでは何らかのアプローチをすると予想する。

今までのスマートフォンという発想とは違う「クラウドのフロントエンド」というカタチが見えてきた。パラダイムシフトが近いのかな?