仕事が忙しい、忙しい…と言いながらも、結局のところ会社の業績は絶不調…いわゆる繁盛貧乏は世間によくある話。
時間管理研究所エントリ経営トップやマネージャーだけじゃない? 「時間貧乏」の2つの側面
では、倒産する社長の共通点
で挙げられていた共通点の中の「時間貧乏」について、もっと具体的な解説を2つの側面から掲載している。
まず1つめの側面として挙げられていたのは
目先のことに忙しくなりすぎて、
長期的な取り組みができていない
…つまり多忙を理由に、本質的な改革ができず、結果としてロスの大きい(効率の悪い)状況→さらに多忙になる…という時間貧乏スパイラルに陥るということだろうか。
そして2つめとして
長期的なこと、悩み深いことを「考えたくない」から、
目先のことで忙しくしてしまう
…現実逃避のために忙しくし、結果として「対処しなくちゃいけない要件」を先送りしてしまう…という、これも「よくある話」かも。いずれにしても、共通してくるのは長期的な取り組みができない…ということにある。
この話で思い出したのは「モチベーションは楽しさ創造から」のエントリ最近のリーダーに不足するチカラ ビジョン提示力
の内容。リーダーはビジョン提示能力が低くなったのではないか?という話。
「この不況期をどう乗り切るか?」という話ばかり。「この不況期を乗り越えた後、どんな会社になっていくのか?」リストラをする企業でも「リストラ後にどんな会社になっていくのか?」という事が提示されていない企業が多いのではないでしょうか?
ビジョンが提示されないから、てんでバラバラに低い生産性で動く→忙しいから、明確なビジョンを提示する余裕は無い→とりあえず目先の利益…という形のスパイラルが簡単に想像できる。
実は僕の周りでも上記のような話を非常によく聞くようになった。景気が明らかに悪化したことから、(それほど悪く無かった)今まで先送りされていた明確なビジョンなどの長期的な過大が一気に顕在化している…そうした中で上記の“時間貧乏”の例も身近になってきてしまっているのかもしれない。
引用先などでは経営の問題として書かれていたけど、少数でもチームを率いて仕事をしている人(---つまり僕の立場)でも、十分考えていかなくちゃ行けない話なのかもなぁ。
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