iTunesコントロールソフト分野には多くのソフトがある。そうした中でBowtieというソフトが最近話題にされるエントリを読む機会が多く、興味を持った。
このソフトの最大の魅力はスタイリッシュということ。正直パッと目にする機能で革新的なモノがある…と言う訳でもない。iTunesで再生されている曲のジャケット画像や、曲名/アルバム名/アーチスト名を表示すること。そして次の曲/前の曲へのスキップや一時停止/再生といった基本的なiTunesのコントロールを行うとう感じ。
そのかわり、Bowtieはデザイン面でデスクトップに彩りを与えてくれる。配布されているテーマを使ってみるだけでも当面満足できると思う。特に画面が広い場合は画面の隅に置いておくと楽しい。
以下に僕が気に入ったものの画面キャプチャーを挙げる。
Macでは定番?床の反射を表示してくれるWet Floorテーマ
またBowtie用テーマのもう1つの特徴はCSSやJavaScriptといったデザイナーに馴染みの深い技術を使って作成できるということ。おかげで多くのテーマファイルが配布されており、それらを手に入れるだけで様々なカスタマイズを楽しめるし、自分でトライしようとも思えるかもしれない。Bowtieにはテーマファイル作成方法解説ファイルがついてくる。
自作しなくてもテーマファイルはMacThemesで多く紹介されているし、soundscape outでもカスタムテーマを紹介するエントリがある。
上記のようなスタイリッシュな面に加え、BowtieはiTunesライブラリ検索機能が高速で評判が良いようだ。Sooeyの“Bowtie’s PowerSearch”というエントリで詳しい説明が掲載されている。実際、下図のようにテキスト入力してサクっと検索結果が表示され、使い勝手は良いようだ。その他はGrowlによる通知対応やLast.fm対応といったところかな。
検索の様子 - アーチスト名にjoaoを含み、曲名にsamが含まれるものを検索。
Bowtieインストール時に若干「?」と感じたのは、テーマファイルをインストールしていないとBowtie自身が起動しないこと。だからテーマファイルも一緒にダウンロードしておくこと。またテーマのインストールはテーマファイルをダブルクリック。Bowtieをはじめてダウンロードしたら、まずはBowtieじゃなくテーマファイルをダブルクリックする方が良い。この辺りの挙動は今後改善される可能性が高い。
いずれにしてもBowtieはiTunesで音楽を聴くなら、ちょっと楽しいアプリ。無償で配布されているので、面白そうと思ったら気楽に試してみてほしい。
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