2009/02/07

Isolator, Menu Eclipse - 様々なアプリで集中できるようにする

昨日は「WriteRoom - 書く事に集中するためのテキストエディタ」というエントリで気を散らす要素を除外することをコンセプトにしたWriteRoomというアプリを紹介した。でも、集中したいのは文章執筆だけじゃないなぁ、他でもそういう手は無いのか探してみると、この意図にぴったり合う記事があった。

TidBITS 日本語版 #963/02-Feb-09」の「デスクトップで気を散らすものを最小化」というもの。そこで紹介されていたIsolatorMenu Eclipseという2つのユーティリティーを試してみたところ、かなり良い感じだった。


IsolatorとMenu Eclipseを使った例(正面のアプリはOmniOutliner Pro)。
雑音に妨害されず作業に集中できそう。

挙げた2つのソフトを使って「集中できそうな画面」にしたのが上図。こういう感じならどんなアプリでもその作業以外のことに気が散るのを押さえることができそうと思う。すこし各ソフトについて説明する。

Isolator

Isolatorは最前面にあるアプリ以外の背景を真っ暗にすることなどができるソフト。完全に黒にするほか色も変更できるし、半透明やぼかし効果などをかけるように設定することもできる。個人的には完全な単色よりも微妙に半透明でぼけている背景が良いと感じたため、この設定を選ぶ事にした。(上図は縮小されているので、実際の画面はもっとボケていると感じる)


IsolatorのPreferencesパネル。
背景色や透明度、さらにはぼかしの強度などを好みに設定。

Isolatorでは他にも背景のアプリをすべて非表示にしたり、Dockも非表示にするなどイロイロと設定することも可能。またTidBits記事によれば、次の3.4ではぼかし以外のエフェクトも用意されることになるとか。こんな形でIsolatorはかなり良いと感じるのだけど、メニューバーだけはどうしても画面にハッキリ残ってしまう。この点を補ってくれるのが次に紹介するMenu Eclipse。

Menu Eclipse

このアプリはIsolatorでは対応していないメニューバーを目立たなくしてくれるツール。設定ウィンドウでどれくらい暗くするか、またメニュー部にマウスオーバーした時に明るさを通常に戻すかなどのセッティングができる。


Menu Eclipseの設定ウィンドウ。
メニューを暗くする度合いや、
マウスオーバー時に明るくするかなどを設定。

こうして2つのアプリをONにすると、冒頭に紹介したような画面はもとより、極端に設定すれば、メニューバーも完全に黒…ということまで出来る。もちろんIsolatorもMenu EclipseもOn/Off用ショートカットキーが用意されているし、メニューバーにアイコンを表示して、そちらから切り替えることも出来る。

正直このエントリを書くに当たっても今回の仕組みを使ってみたが、なかなか集中して若干早めに書き上がったように感じる(プラセボかもしれないが)。少し贅沢を言えば何か1つのアクションで両者のアプリが有効になり、かつメーラーなどからのGrowl通知なども全部カットする「集中モード」と、「通常モード」が切り替わるようになれば良いのだけど…そういうユーティリティーは無いものだろうか?。自動化ツール応用で一連のう動作をワンアクションで実行する…そういうものの自作にトライするのも、もしかすると面白いかもしれない。