Hard disk dissection by Roberto F.
いくつかクラウド…ネットによるストレージサービスについては自分で試すなどして来た結果、継続して使っていこうと感じられるもの2つ…DropBoxとMozyについて簡単に紹介してみる。ちなみに僕は両者とも有料サービスを選択している。
■Dropbox→ファイル同期、持ち運びツールとして
この手のサービスとしてはもはや定番な感があるDropbox。いままで僕も含め多くの人たちに「最高!」と言われてきたけれど、最近はZumoDriveなどの競争相手も登場しており、ニーズによって選択肢は異なるだろう。結局Dropboxに決めたのは、いままで1年使ってきてほぼトラブルを経験していない安定性から。
最近試したZumoDriveはファイルを開くときの速度のもたつき等で気になる点があり、使い勝手の面で若干疑問符が付いた。DropboxではローカルのHDに同期用領域を容量分持たなくてはいけないという仕様面での短所はあるのだけど、それは意味のある事なんだろうなと感じる。仮にドライブにSSDを搭載し十分な容量が確保できないハード環境では別の答えになるのかもしれない。
Dropboxは無料で2GB、有料(月額$9.99 年間$99)で50GBの容量を利用できる。50GBあると、同期に必要かな?とイチイチ考えないで、とりあえずDropboxに入れておく…という使い勝手が実現できるのが良いと思っている。
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■Mozy→オンラインバックアップ ツールとして
ちょっと前にも紹介した、オンラインで自動バックアップを行ってくれるサービスMozy。MacのTimeMachineのような感じで自動バックアップしてくれる方法は無いか?と考えていたけど、これが一番希望に近いと僕は感じた。
もちろんユーザーインターフェースはTimeMachineのようにあんなに派手ではないモノだけど、バックアップを行う対象をきめ細かく設定することもできるなど、中々悪くない仕様だと思っている。
もちろんバックアップを“オンライン”で行うので、初回のバックアップにはかなりの忍耐が必要となり、ドライブ全部をバックアップさせようとすると、とんでもない時間がかかる。TimeCapsureでWifi経由でバックアップをする場合も最初はインデックスにかなりの時間がかかると聞いているけど、ネット経由だと、さらにそれが酷い事になる(笑)。最初に3GBほどの条件でバックアップした際には22時間だった…。ドライブ全体だと、果たしてどの程度なのか??
バックアップ処理はバックグラウンドで行われているのでそれほど気にはならないのだけど、やはりMacを何日も動作している状態で起動させたままにしておくのも心配なため、結局数日に分けてバックアップ領域を増やしていき、最終的にMacBookのすべてのファイルがMozyに入っている状態となった。それ以降は差分のみを自動バックアップするので、時間も負荷も気にならない状態。
Mozyは無料で2GBまで、有料(月額$4.95)で容量無制限になる。バックアップを心理的にケチってはまずいので、有料サービスの方にした…TimeMachine用などでUSBドライブを購入すれば15,000円くらいなので、こちらを使っても良いと感じた次第。
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以上のような感じで、2つのオンライン・ストレージサービスを2つの用途でうまく使い分けるというアプローチを取っている。
ちなみに、試してみた結果採用しなかったものとしてはMobileMeのiDiskのほか、ZumoDrive、Amazon S3を利用するJungleDiskなどがあった。これらが悪い…というより、僕のニーズに合ったのは上記2サービスという事になる。また、TidBITS - Alternatives to iDiskも参考になった。
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