2009/02/08

Hazelを使ってファイルを掃除

以前にライフハッカーで紹介されていたMac用ソフトの中でHazelというモノに興味を持ったので試してみた。これは様々なルールを設定してファイルを自動的に整理してくれるというもの。システム環境設定用のソフトで、ダウンロード後にダブルクリックすると自動的にインストールされる。

このHazelは、例えば、「ダウンロード」フォルダの中にムービーファールを見つけたら、自動的に「ムービー」フォルダの中に移動させる…という具合のことを自動化してくれる。
もう少し詳しく言えば、最初にウォッチの対象となるフォルダを指定、そして、その中に含まれる項目の検索条件(種別や拡張子、作成日時など)と、検索条件に合致した項目に対するアクション(保存フォルダ移動、破棄、名称変更など)を設定し、ファイル管理の自動化を行ってくれるということ。

具体的に作業してみよう。面白いソフトを探していろいろとダウンロードしまくっていると、いつの間にか「ダウンロード」フォルダはディスクイメージ(.dmg)やzip圧縮ファイルで一杯になっている事が頻繁。なので、これらを自動的に整理させてみようと思った。

「ダウンロード」フォルダに新しくルース項目を作る…タイトルは.dmg Cleaning。そして、条件は拡張子がdmgで最後に開いたのが今週以前、それに対するアクションはゴミ箱に移動し、移動したことをGrowlで通知する…という感じ。そして同様にzipファイルでも同じことをするルール項目を作成した。


図:Hazelでダウンロードフォルダを選び、
そのフォルダに対するルールを設定する。

後はバックグラウンドで実際にいつの間にかHazelがやってくれるのだけど、設定したら早速自動化の様子を見てみたいのが人情。メニューバーにHazelアイコンを表示させ、Run Rulesでウォッチフォルダを選択すると、そのフォルダ用自動化がすぐに開始される。はじめて試してみたときは結構面白かった。


図:ルール作成パネル。上に検索条件、下は条件に合致した項目に対するアクションの設定をする。

上記に紹介したのはHazelの機能のほんの表層だけかもしれない。自動的にSpotlight Tagをアサインしたり、AppleScriptなどを動作させて画像を自動縮小させるなど、いろいろと応用方法はあるのかもしれない。僕自身はどこまでそうした高度な使い方を出来るかわからないにしても、紹介したフォルダ内項目の整理だけでも利用価値は結構あると感じ、まだ試用期間はあるのだけど、すぐレジストした次第。